ワールドカップの南米予選より生理用品のCMが熱かった
先日、ワールドカップの南米予選、アルゼンチンVSエクアドルを見ていたところ、こんなCMが放送されました。
30秒だけだから見てみてください。
アルゼンチンだけじゃなく南米で一般的な「Nosotras(私たち)」という生理用品のブランドのCMなんですが、これがワールドカップの南米予選の中継の間に流れていたことに、感動しました。
子どもから大人まで、男性も女性も、むしろ男は全員と言っていいほど間違いなく見るその時間に!
試合はアルゼンチンがぎりぎりエクアドルに勝ったビミョーな内容でしたが、個人的にはこのCMがいちばん熱かった。
イギリスではBodyform、フランスではNana、本社のあるスウェーデンではLibresseという名前の国際ブランドのようです。
英語のロングバージョンもありました。
インターネットのサイトやインスタも充実していて、性に関する情報満載です。
日本の各生理用品ブランドのサイトも覗いてみましたが、水色、薄いグリーンでさわやか!お悩み相談コーナーなんかもあるけど、オブラートに包まれているような、子どもの素朴な疑問という感じ。
一方Nosotrasのサイトだと、「知識のない妊娠を防ぐ」「Vゾーンの洗い方」「ケヘルエクササイズ(膣トレ)」が若い子向けにズバっと書かれています。ヴァギナのイラストがあちらこちらに。日本だとアートにしようとして物議どころか逮捕されたりしてませんでした?
先日、ロリエが「生理は個性」で炎上していましたが、いきなり日本でここまでやったら、逆にけしからんていう人がいるかもね。
ブラック校則の話題でもよく聞く言葉で「中学生らしく」「高校生らしく」というのがありますが、子どもが大人になっていく過程はそれぞれ早さが違うし、目指すところは「大人」なのに「13歳から15歳らしさ」「16歳から18歳らしさ」に閉じ込めようとする謎。
知るべきことはそれぞれ理解できる時にちゃんと教えようよ。変に隠そうとしたり、一部だけ学ばせようとしたら正しい知識にならないと思うんだけどなあ。
サッカーの試合を見ていたら、思わぬ収穫があったのでした。
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