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空き家の事件を未然に防ぐ!空き家管理士が教える防犯の秘訣

今回は、空き家の管理現場で起こった事件についてお話しするとともに、私たちが今後どのように防犯対策を強化していくべきかを考えたいと思います。

丹波篠山市での事件概要

警察の発表によりますと、兵庫県丹波篠山市で、アルバイトをしている女性が空き家の管理を終え、勝手口から出ようとした際に襲撃される事件が発生しました。

女性は何者かにロープのようなもので首を絞められ、財布から現金2万4000円を奪われました。

幸い、女性にけがはなかったとのことですが、空き家管理に携わる者として、このような事件は他人事ではありません。

過去の経験から学ぶ

僕たちもこれまでの管理現場で、いくつかヒヤリとする経験をしてきました。
例えば、定期巡回の際、玄関の鍵が開いていたことがありました。

空き巣の可能性を疑い、近くの交番に連絡しておまわりさんと一緒に中を確認しました。

幸い、その時は何も被害はありませんでしたが、こういった状況で実際に空き巣や不法占拠者に遭遇する可能性もゼロではありません。

空き家管理における防犯の基本

まず大切なのは、空き家と"悟らせない"ことです。

空き家と分かれば、侵入者は時間をかけて物色することができます。

僕たちの管理物件では、郵便受けをテープで封鎖するのではなく、DMなどが溜まらないよう定期的に回収し、ゴミや落ち葉が玄関周りにたまらないようにしています。

また、生垣や樹木が伸びすぎることで発生する死角をなくすため、適切な剪定も行っています。

さらに、巡回時には防犯ブザーを携帯することを推奨します。
緊急時に大きな音を発することで、周囲への注意喚起と犯人の逃走を促すことができます。

空き巣被害の傾向と対策

最近では、全体の侵入窃盗件数は減少傾向にある一方、空き家を狙った侵入窃盗は増加しています。

多くの所有者が、空き家には「現金は置いていないから大丈夫」と思いがちですが、実際には骨とう品や貴金属、エアコンの室外機や給湯器などが被害に遭うケースもあります。

こういった被害を防ぐためには、やはり日々の適正な管理が不可欠です。

今回の丹波篠山市の事件を教訓に、空き家管理をされる皆様には次のことをお勧めします。

  1. 空き家と思われない管理環境を維持する。

  2. 可能であれば2人で巡回する。

  3. 巡回時には防犯ブザーを携行し、入室前に周辺の安全確認を徹底する。

  4. 定期的なメンテナンスで死角を減らし、防犯対策を強化する。

みなさんの大切な資産を預かる空き家管理士として、これからも安全で適正な空き家管理を提供し、地域の安心につなげていきたいと思います。

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