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世田谷区に5万戸以上の空き家!その理由と解決策を探る
ということで、今日は「世田谷区の空き家問題と対策」について書きたいと思います。
「空き家」と聞くと、地方や田舎の問題というイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも実は、東京などの都市部でも空き家は深刻な問題になっています。
その理由の一つが、空き家の「率」ではなく「戸数」にあります。
東京都の空き家率は10.9%。全国平均の13.8%よりも低いですが、それでも空き家の戸数は全国で最も多く、約89万6500戸にも上ります。
では、東京都の中でもどこに空き家が多いのか。
その代表的なエリアが「世田谷区」です。
世田谷区といえば、都内でも人気の住宅地。
家を持つことがステータスとされ、資産価値も高いエリアです。
しかし、その世田谷区内には空き家が約5万8850戸も存在しています。
そのうちの40.5%、なんと2万3840戸が個人住宅の空き家なんです。
世田谷区でこれだけの空き家が生まれる背景には、「一人暮らしの高齢者の増加」があります。
特に、高齢者が施設に入所するタイミングで空き家になるケースが多いんです。
僕が管理している空き家でも、こんなケースがよくあります。
例えば、一人暮らしをしていた高齢の方が施設に入所。
その後、数年が経ち、お亡くなりになってしまう。
でも、多くの場合、相続手続きはすぐには完了しない。
結果として、その家は5年から10年もの間、空き家のままになることも少なくありません。
こうした空き家を未然に防ぐため、世田谷区では高齢者へのアウトリーチ活動を積極的に行っています。
区の担当者によると、高齢者宅へ直接訪問し、家の将来について話し合うことで、年間約10件のケースで空き家化を防ぐことができているそうです。
年間10件という数字だけを見ると少なく感じるかもしれません。
でも、これは放置空き家を生む前の「予防的な取り組み」として、非常に重要な意味を持っています。
今後、空き家問題を解決していくためには、こうしたアウトリーチ活動の継続とともに、高齢者が住み替えやすい「セーフティネット住宅」の整備、それに伴う片付けや手続きのサポートが欠かせませんね。
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