JTBとAirbnb、空き家活用で地域共生社会の実現へ

みなさん、日本の「地方の可能性」について、どれくらい思い描いたことがありますか？

実は、地方には僕たちが思う以上に大きな可能性が秘められていると思うんです。

近年、多くの地方自治体では、世界に誇れる観光資源がありながら、宿泊施設の不足という問題に直面しています。

この課題があることで、観光事業が思うように進まず、地域活性化の足かせになっている状況もあると思うんです。

そんな中、AirbnbとJTBが連携し、空き家を活用した地方地域の受け入れ環境整備を全国規模で強化するという素晴らしい取り組みが進行中です。

2028年までに100地域を目標に新たな受け入れ環境を整備することを目指しているこのプロジェクト。

これまでにもAirbnb Japanは、新潟県佐渡市、北海道釧路市、長野県飯田市などの地方自治体と連携し、宿泊施設のリスティングを増やすだけでなく、地域コミュニティの生成やホームシェアリングの支援を行ってきました。

この取り組みの中で、Airbnbのホストがゲストに地域の商店や飲食店、地元ならではの見どころを紹介することが、一つの大きな特徴です。

ゲストは地域の魅力を体験し、その結果、非都市部での中長期滞在や移住促進につながる効果が期待されています。

また、観光の分散化や地域経済の活性化にも寄与しているんです。

例えば、2024年9月時点で、Airbnbを通じて1,270市町村の宿泊施設にゲストが宿泊しており、これが地域交流型観光の推進や持続可能な地域振興の一助となっています。

さらに、JTBとAirbnbは2018年に包括的業務提携を結び、新たな旅行体験市場の開拓や災害時のBCP支援サービスなど、さまざまな協業を行ってきました。

今回の取り組みでは、以下の具体的な活動を通じて、地方の未来をさらに輝かせるための基盤を築いていきます。

主な活動内容

1. 地域事業者との共創事業の提案・実施・・ 地域資源を活用した体験型観光プログラムの開発や観光資源の再評価を通じて、新しい観光モデルの構築を支援します。

2. 地域の未来を共に考えるワークショップの開催・・ 年間10回程度、全国の地域住民や関係者を対象にワークショップを開催し、地域課題に応じた解決策を共創します。

3. 「ホームシェアリングはじめ方スクール」の実施 ・・空き家を宿泊施設に転用する成功事例を共有し、地域事業者がビジネスを始めやすい環境を整えます。

特に東日本地域を注力地域とし、地域の方々と共に持続可能なインフラ整備に取り組むことを目指しているそうです。

この「地域へのホームシェアリングムーブメント」によって、新たな雇用創出や移住定住の拡大、地域全体の活性化に貢献することを目指していきます。

空き家管理士協会も、空き家を有効活用することで地方創生に寄与できるよう、これからも活動を続けていきます。

このような空き家を宿泊施設として活用する取り組みは、単なる観光の促進だけではなく、地域住民と旅行者がつながる、まさに新しい形の地域活性化の鍵となるはずです。

そしてその一助を空き家が担うって素晴らしいことですよね。

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