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空き家がホテルに生まれ変わる 高知県土佐清水市の挑戦!!

みなさんは「分散型ホテル」って知ってますか?
地方の空き家活用の中でも、地域活性化に関して大きな影響を与えることができるのがこの「分散型ホテル」です。

地元の理解を得ることや、改修資金の調達など、越えなければいけないハードルはいろいろありますがやっぱり魅力ある事業ですね。

今日は、高知県の西南端にある土佐清水市窪津地区で始まる新たな空き家活用の事例についてお話ししたいと思います。

土佐清水市の窪津地区は、約200世帯350人ほどが暮らす、小さな漁師町です。

この町で、空き家となっていた3軒の民家を改修し、「satoyadoくぼつ」という分散型ホテルが2月に本格開業します。

高知県は県土の93%が中山間地域で、過疎化が進んでいます。
その活性化を目指し、2024年4月から4年間の「どっぷり高知旅キャンペーン」が展開されているんです。

しかし、いろんな地方同様に高知市の中心部以外では宿泊施設が少なく、観光客が滞在しにくいのが現状でした。

そこで、増え続ける空き家をリノベーションし、地域をまるごと宿泊施設にする「分散型ホテル」の取り組みが始まりました。

この仕組みは、2018年6月の改正旅館業法によって規制が緩和されたことで、全国各地に広がっています。

四国では、愛媛県大洲市で「NIPPONIA HOTEL 大洲城下町」という成功事例があり、20棟以上の古民家を改修し、町全体をホテルに見立てた取り組みが注目されました。

高知県も、分散型ホテルを「どっぷり高知旅キャンペーン」の核となる事業のひとつと位置づけています。

最近では、限界集落の空き家を活用した「空き家ホテル」という取り組みも増えており、観光資源の少ない地域でも人を呼び込む工夫が進んでいます。

そもそも、この分散型ホテルのモデルは、イタリアの「アルベルゴ・ディフーゾ(分散したホテル)」にヒントを得ています。

これは、町の空き家を宿泊施設として活用し、地域全体で観光客をもてなすというものです。

観光地が近くになくても、地域全体の魅力を高めることで、人を呼び込むことができるのです。

個人的には、このような取り組みに銭湯や温浴施設、地元の食材を楽しめる居酒屋や、地域色のあるスーパーが加われば、より魅力的になると感じます。

これから、日本各地で「空き家ホテル」の波が広がり、インバウンド観光にも貢献していくことでしょう。

空き家の活用が、地域全体の活性化につながる時代が来ています。

今後もこうした取り組みに注目し、みなさんと情報を共有していきたいと思います。

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