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山奥の空き寺 海外投資家が注目する新しい挑戦!!

今日は、少し意外性のある話題についてお話しします。

最近「山奥の‘空き寺’株1000株完売  8割は海外投資家、なぜ?」というニュースを耳にした方もいるかもしれません。

このタイトルを見て、「どういうこと?」と思った方も多いのではないでしょうか。
私も初めて見たときは驚きました、というか空き寺って??というかんじでした。
お寺さんも後継者不足が深刻という話は何となく聞いたことがありましたが、そこと海外投資とが結びつきませんでした。

なので少し調べてみるとこの事業、実はDAOという新しい仕組みを活用したものなんです。
以前「Akiya DAOって空き家×Web3.0な海外発のプロジェクト」というタイトルでnote書いたことがあります。

https://note.com/akiyakanrishi/n/n126d4c18046b

DAOとは“分散型自律組織”の略で、特定の所有者が存在せず、参加者が自律的にプロジェクトを推進していく形態の組織です。

さらに今回興味深いのは、出資者自身が広告塔として働く点です。
友人や知人がサービスを利用すれば、その分広告費や予約サイトへの手数料を削減できるというメリットがあります。

さて、本題に戻ります。
この事業の注目ポイントは、日本の空き家や空き寺に外国人投資家が熱い視線を送っているという点です。

これまで空き家問題というと、国内の課題として語られることが多かったですが、実はその関心は民家だけでなく、神社や仏閣にも広がっています。

PlanetDAO 空き寺を救う新事業

昨年6月、東京のスタートアップ企業が地域と連携して新たなプロジェクトを開始しました。その名も“PlanetDAO”。

この仕組みでは、空き寺を小口投資で株式化し、民泊として活用することで持続可能な形で存続させることを目指しています。

具体例を挙げると、昨年5月中旬に1株3万円台で売り出された「楞厳寺(りょうごんじ)」の株が、なんと1カ月半で1000株完売し、総額3450万円が集まりました。
その驚くべき事実の一つが、株主応募枠の8割を海外投資家が占めていたことです。

投資家の多くは30代から40代で、アメリカ、シンガポール、フィリピン、イギリス、香港、タイといった国々から参加していました。
中には100株単位で購入する方もいたそうです。

驚異の利回り9% その秘密

もう一つ特筆すべき点は、このプロジェクトの高い利回りです。
楞厳寺の例では、不動産投資の一般的な利回りが4~5%台であるのに対し、約2倍の9%に設定されています。
なぜこんなにも高い利回りを実現できるのか?その理由は2つあります。

1つ目は、空き寺を活用することで土地代や建物代といった初期費用が不要であること。

2つ目は、DAOという新しい組織形態を採用していることです。
DAOでは、従来の企業形態に比べてコスト構造が軽く、効率的な運営が可能です。

空き寺の未来 地域と新たな連携

現在、日本では約90%のお寺の住職が家族後継者によって継がれていますが、少子高齢化が進む中、後継者不足が深刻化しています。

そもそもお寺の役割は、仏教の教えを説き、人々の心の安らぎと救いを求めること、そして地域における教育や福祉、文化の拠点としての役割も担っていました。
現在も、神社仏閣などは地域の祈りの場として社会的な役割を果たしていますが、一般の不動産のように簡単に譲渡することが難しい側面があります。
その結果、空き寺が増え続けているのです。

こうした課題に対処するために、PlanetDAOのような新しい試みが必要とされています。

この仕組みは、空き寺を地域資源として活用しながら、海外投資家の資金を呼び込み、持続可能な形で運営を継続するという画期的な取り組みです。

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