「空き家×農福連携」で地方の大きすぎる空き家を活用する
地方には大きすぎる空き家問題というものがあります。
要するに、建物や敷地が大きすぎて借り手が見つからないというものです。
おまけに農地がついていたりするとハードルが一気に上がってしまいます。
私の管理している物件にもまさにこういったお家があり、これまで何度も案内させていただきましたが、「広すぎる」「農地が負担だ」などといった理由でこれまで長い期間管理を続けています。
最近よく耳にする言葉に「農福連携」というものがあります。
農業分野には、海外からの技能実習生がおおく活躍していますが、円安の影響もあり、日本で働くメリットが少なくなり帰国を考える実習生も多くなっています。
また、最近こういった意見も出てきているようです。
そういった現状からもこの「農福連携」が重要になってきます。
そこでこの農福連携と空き家活用を掛け合わせる、「空き家×農福連携」が注目されます。
私の管理している物件もそうですが、地方の大きな空き家には納屋があったり、屋外での作業スペースがあったりと、通常の生活には必要のないものが敷地内にあるケースがあります。
住居部分もそれなりに広く、核家族で住むには広すぎる場合、障がい者グループホームという選択もあります。
障がい者グループホームとは、障がいを持つ人たちが生活上必要な支援を受けながら、少人数で共同生活を送る住まいです。
グループホームと聞くと活用に関して、建築基準法対応などで改修費用が大きくなりそうな印象ですが、法改正などによりかなりハードルが下がりました。
背景には需要に対する供給率がわずか6%という事も大きく関係しています。
空き家を改修したグループホームで生活しながら農業を行うことで社会と関りをもっていく。
農作物を作るだけでなく加工品も製造販売することで多様な人が生活する地域が実現します。
まさに社会的な意義も大きい空き家活用だといえます。
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