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自作ボドゲ開発記録 柄柄ヘビ 1 テーマ選び
こんにちは、株式会社空き家総合研究所の原です。
ここ2ヶ月くらいで自作ボードゲームを作っている会社員です。
ゲームマーケット2024秋の一次申込みが昨日で締め切られました。
我々、株式会社空き家総合研究所 ゲーム部もチャック横丁に申込みをしました。
しかも2ブース分も、、、(いけんのか!?)
ドキドキしながら結果発表日を待ってます。
さて今回は私が現在作っているボードゲーム「柄柄ヘビ」(がらがらへび)の開発の様子をご紹介できればと思っています。
めっちゃすげぇーモン作ってるぜ!ということではなく、「自作ボードゲームを作ろうと考えてる方」に少しでも勇気を与えられればなと思い、開発記録をつけようかなと。
というのも、わたし自身今回がはじめてのボードゲーム作りですし、はじめてのゲームマーケット出展(当選すれば)なのです。しかもまだ着手から2ヶ月も経っていないです。
ぺーぺーもペーペーです。
ボードゲームだって社員とわいわいやってるだけで、詳しい分類とかシステムの名前とか有名どころは何なのかとか、まったく知りません。
そんな私のドタバタ開発記録が少しでも役に立つ層があればいいなと思っています。
今回は柄柄ヘビのテーマ選びと試作1号ができるまでについて書いていきます。
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テーマを決めるってのは大事なのかい?
ボードゲームというのはどうやら「テーマ」と「システム(メカニクスとか呼ぶこともあるらしい)」が洗練され、さらに噛み合っているといい感じになるようです。
なんとなくボドゲを遊んでいた私にとって、へぇーってな感じでしたが、とりあえず決めなアカン!
ということで、会社帰りに車を運転しながら考えてました。
「テーマ」と「システム」どちらを先に決めても良いみたいなので、「テーマ」から考えよっかな的なテンションで妄想開始。
前の投稿にも書いたように、最初は私の業務でもある「空き家再生」をテーマにして試作品まで作ったのですが、なかなか複雑なゲームになりそうな予感があり、また本業(空き家再生)をボドゲにするならちゃんとしたものが作りたいから今じゃない!というのもあり、新しいテーマを探していました。
ここでまず頭に浮かんだのは
「そもそも俺って絵が描けねぇんだよなぁ」
でした。
空き家をテーマにするとアートワークが増える予感がビンビンしていたのです。
そして
「そもそも絵を極力使わない方向で考えるかぁ」
という真剣にボドゲ開発している方には申し訳ないくらいネガティブな考えから
「柄ものが中心のデザインにしたらあんまり絵を書かなくて済む!!」
「うおぉ!柄だ!柄を使うゲームを作るんだ!!ガラガラヘビがテーマだ!!!」
と最後はオヤジギャグを交えて「ヘビ」というテーマに着地したのでした。
テーマって単語じゃねえのかよ!
よーし「ヘビ」がテーマだ、決まったッス!とボドゲに詳しい社員に伝えると、ヘビのどんな特徴をゲームにするの?的なことを聞かれました。
そもそも「なんかゲーム作って、そこにヘビのガワを被せればいいんじゃねぇのかよ、それがテーマやんじゃねぇのかよ!」と甘く考えてた私は、ここで「テーマ」というのものの面白さを知ります。
社員が言いたかったことは
「ヘビの特徴や生態、興味深いところなどをピックアップしてそれをゲームに反映しなさいよ。そうすっと興奮すっゾ」
ということだろうと考えました。
テーマの「ヘビ」をゲームの体験として感じてもらう。
そのためには「ヘビ」という単語だけではまだテーマとして不完全だったのです。
またシンキングタイム
「ヘビってどんなところがヘビっぽい?」
うーん
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例えば
「長い」
「噛む」
「エサを丸呑みする」
「共食いする」
「とぐろを巻いてる」
「脱皮する」
「毒があるやつもいる」
「旧約聖書のサタン」
などなど
「それじゃあどれをゲームに入れると面白そう?」
うーん
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「どんどん長くなると嬉しいシステム」
「エサを食べるあたま側がある」
「逆にウンチをするしっぽ側がある」
とりあえずこの3つを入れよっか
という考えのもと、最初にできたのが柄柄ヘビ試作1号です。
またここで出たいろんな特徴を組み合わせると同じ「ヘビ」というテーマでも無限にボドゲが作れそう!というワクワクを得ました。
今回選んだテーマで行き詰まったたら、またここに戻ってくればいいか!くらいの頼もしいターミナルを見つけた気分です。
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柄柄ヘビはじめての試作品
↑のヘビの特徴と柄ものを組み合わせて
「柄を食べるヘビである 柄柄ヘビ をうまく育てて、柄柄ヘビ愛好家に高く売りましょう」というイメージのゲームになりました。
場に柄カードが並んでいて、それぞれのプレイヤーは自分の柄柄ヘビに柄カードを1~2枚食べさせていく。
食べさせるときは必ず頭から食べさせないといけない。(カードが左側から入っていく)
2枚食べるとウンチをするが必ずしっぽ側からしないといけない。(右端のカードからなくなる)ウンチは他プレイヤーが食べてもよい。
手元の顧客カードの要望にそったヘビを売ると「長さ ✕ 要望の倍率」の得点を得る。
ざっくり試作1号はこんな流れで出来上がったのでした。
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あとお分かりのように、今までの試作品はほぼパワポとエクセルの差し込み印刷で作ってます。試作までだったらパワポとエクセルとフリー素材と手書きで十分!
これをカラーコピーすればテストプレイができる!
というわけで、ボドゲのテーマ決めと柄柄ヘビ試作1号ができるまでをご紹介しました。
テーマ決めしてて感じたのですが、私はテーマから決めたほうがゲームを作りやすいタイプの人間なのかもしれませんね。
柄柄ヘビは現在試作4号なので、まだまだ開発日記は続きます。
ゲームマーケット2024秋の開催日までには書ききりたいな、、、
株式会社空き家総合研究所
空き家事業担当者 原