国立公園が立ち入り禁止?
夏休みを利用して旅に出かける方も多いのではないでしょうか?
車,電車,飛行機などに乗って移動し,各地の名所名跡を訪ねたりします。
たとえ自然あふれる場所であっても,誰かが維持管理してくださっているのであれば,必ずそこに費用が発生し,それを負担している人がいることになります。
普段はそんなことを考えないのですが,以前にアメリカを旅行した際に出会したことから,それを痛感しました。
覚えていますか?
2013年のオバマ政権の時です。(懐かしいですね)
アメリカでも星空の綺麗さで有名なブライス・キャニオン国立公園に行った時のことです。
行くにあたって,アメリカで政府機関の閉鎖がなされるかも、ということがニュースになっていました。
その「政府機関」の中には、国立公園も含まれています。
管理事務所があり、パークレンジャーが働いていますから、当然税金が投入されています。
「まぁ、何とかなるでしょう」と、あまり気に留めずに出発しました。
観光収入の減少を危惧して、連邦政府予算を州が肩代わりするかも、という一部報道もあったからです。
また、アメリカ滞在中はテレビのニュースもあまり見なかったので、閉鎖のこともすっかり忘れ、念願のブライス・キャニオンに行きました。
写真のデータを見ると、10月17日に訪問しています。
普通に入れたので、「な~んだ、全然大丈夫じゃない」とのんきに見学しました。
すると、こんな写真が…。
昨日までこれが貼られていたようでした。
調べてみると、1日から16日まで政府機関の閉鎖がなされていました。
つまり、17日に入れたのは、あくまでも偶然ということになります。
いい意味で「仕方がない」と言いたい
今考えると、あの時まだ閉鎖が続いていて、それを知らずに訪ねていたら、どうなっていただろうかと思います。
「せっかく来たのに」とガックリきて、その後の旅も今イチになっていたか、それとも気を取り直して、別のルートを考えて旅を続けていたか。
あなたなら、どうしましたか?
やっぱり、後者のほうが旅そのものを楽しめますよね?
人生も同じだなぁ、と感じました。
偶然にもラッキーなことが起これば、感謝の気持ちでそれをありがたく受け入れ、アンラッキーなことが起きれば、「仕方がない」と諦めて、次の方法をさっさと考えるほうがはるかにいいですよね。
自分ではどうしようもできないことについては、特にこの考え方を持つのが大切かと思いました。
このほうが、異なったルートになったとしても、かえって前進できるような気がします。
今年の夏休み、と言っても、人が大挙する時期を外してですが、どこに行こうかと思案中です。
ちょうど円高になりそうな雰囲気ですので、海外はありですかね。