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「人生に必要なのはリスクを取る事」

安全で安定した道を選ぶのは、多くの人にとって自然なことかもしれない。特に日本では、「失敗しない選択」が良い選択だとされることが多い。でも、僕は旅や人生の選択を通じて、「リスクを取ることこそが、人生を本当に豊かにする」と確信するようになった。

大学を卒業したとき、周りの多くは就職活動を経て新卒として企業に入る道を選んでいた。日本では「新卒カード」というのは、とても重要視される。安定したキャリアを築くためには、そこが最初の大事な一歩だと言われているからだ。でも、僕はその「新卒カード」を使わないという選択をした。就職をせず、海外で英語を学びたい、自分の世界を広げたいという思いを優先したんだ。

もちろん、この選択をしたとき、周囲からは「そんなことして大丈夫なの?」とか「後悔するんじゃない?」とたくさんの声を聞いた。それでも、自分にとってのリスクは、「やりたいことをやらずに後悔する」ことだと感じていた。だから、就職という安定した道をあえて選ばず、サンディエゴへの留学を決めた。結果的に、この選択は僕の人生を大きく変えるターニングポイントになった。

また、スイスを旅していたときの出来事も、リスクを取ることの大切さを改めて教えてくれた。飛行機の到着が遅れ、宿のチェックイン時間を大幅に過ぎてしまった。予約がキャンセルされる可能性も覚悟の上で宿に向かい、事情を英語で丁寧に説明したんだ。すると、スタッフは快く受け入れてくれただけでなく、僕と話しながら笑顔を見せてくれた。

その場で、飛行機や電車の時間に対する国ごとの違いについても話が広がった。スイスでは電車も飛行機も多少の遅れは日常茶飯事なのに対し、日本では時間に対する精密さが文化として根付いている。こういった「違い」を共有しながら話すうちに、自然とお互いに親しみが湧き、仲良くなることができた。

このエピソードを通じて感じたのは、「リスクを恐れず行動することが、人との新しい繋がりを生む」ということだった。もし僕が遅れたことを理由に諦めていたら、この経験も、その後の会話もなかったはずだ。

リスクを取るというのは、必ずしも大きな挑戦だけを意味するわけではない。小さな一歩や、ちょっとした行動でも、新しい可能性や発見に繋がることがある。この記事を読んでいるあなたにも、ぜひ「少しのリスク」を取ってみてほしい。それが、自分の世界を広げるきっかけになるかもしれない。

終わりに

この記事が、あなたの「挑戦してみたい」という気持ちを後押しできたら嬉しいです。一歩を踏み出す勇気が、人生を大きく変えるかもしれません。

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