「そこにいて」の解説のような
今回のは直線な詩だと思うので、
解説いるかな~、、、
逆に雑音にならないかな、、、
と思ったのですが、
もしかしたら「ふうん」と思うこともあるかもしれないので、
書いて見ます。
【待って
も
もう少し、も
いらない
ただ ここにいて
ただ この日に立って
いつ私が目を向けても
このままで耐えていて
日に焼かれ
水に押され 叩かれて
風に巻かれ攫われても
土が どうぞと
身を持ちましょう と広がっても
そこにいて】
これは、
ざっくり言えば、
私が歩いていくほど過去からけして進まない“あなた”へ
何度も振り返る私からの強めの確認です。
自転車に乗る練習をしているときに
「絶対離さないでね!」
というような、
子供のときに怖い話を読んで夜トイレにひとりで行けなくなった時に、
「絶対にそこで待ってて!」
というような、
そんな、子供っぽい投げかけです。
そこにいて。
私がどうしようもなく振り返ったそのときに、
あなたはいつでもそこにいて。
どんなに遠く離れても、
顔の形も表情も、声も何もかもが遠く小さく消えそうになっても。
そこにいて。
そういう詩です。
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