なびく帆が折れたって
銀食器にとっぷり乗った星粒が
僕らの航海を涙している
真っ暗な快晴
月のお零れが君の頬をなぞる
鉛の海に溺れないよう
君は手を絡めている
なびく帆が折れたって
初めから櫂を漕ぐ気なんて無かった
夜風の怠惰に乗っかって
蝸牛の航路
君ごと連れて絶海を彷徨う
銀食器にとっぷり乗った星粒が
僕らの航海を涙している
真っ暗な快晴
月のお零れが君の頬をなぞる
鉛の海に溺れないよう
君は手を絡めている
なびく帆が折れたって
初めから櫂を漕ぐ気なんて無かった
夜風の怠惰に乗っかって
蝸牛の航路
君ごと連れて絶海を彷徨う