見出し画像

謝意

元々何か身体の内、脳味噌や概念で言う思考が日々稼働しており吐き出さないといけない性分であった。
絵やつらつらとした文章も表現方法としては上機嫌だが、もっと簡易的な、ただ呟きよりはちょっといけないこともあるので、詩という形に行き着いた。
ただ詩といっても何か上等な教育の上では無いので原画の生々しさをちょっと捻ってやる程度に過ぎない。私のやり口は文体も順序も数もぐちゃぐちゃで、詩と名乗ったら叱咤する人もいるかもしれない。残念ながら私はお勉強をしに来た訳ではなく、言わば多少の人間が共通してもつ共感と不快感の無差別傷害に過ぎない。人を傷つけるつもりはないが、不快感や怒り、不安は心底人の心に残るものであるので、そうした悪たれをして、私の噛み跡を少しだけ残させて欲しい。

私は愛だの恋だの綺麗だのが喉より先に入らない。
怪訝と言うよりは、むしろ私の口から出るには烏滸がましいものでもあるからだ。
それよりも這いずった蚯蚓の生き様や夜中の黒い海が水銀のようにして呼んでいる方がうんと好きだ。
だから、私が自意識に自惚れた時は世間方様のような美しい詩をこぞって書くのだろうが、きっとそれは私の本質を失い馬鹿になっているに違いないと睨んでいる。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集