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幽霊の鉛

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2022年9月の記事一覧

チョット思想に拘りがあるだけなんだ
チョット思想に拘りがあるだけなんだ
可愛い子ぶって哺乳類らしいでしょ
格好い子ぶって哺乳類らしいでしょ
胸二つぶら下げてるだけのクソガキが
下に脳みそぶら下げてるだけのクソガキが
鉄がズレる排ガスまみれの森に
ほらみろ 阿呆が蔓延してるぞ

げぇむやってぇ、まぐわって、んー、ぬののすきまから社会がみてる、みてる、うるせぇ、あーーーー、っ、ばか、しんじまえ、、、…………
げぇむやってぇ、まぐわって
げぇむやってぇ、まぐわって…………
ただれる太陽にむなぐらをえぐられる

ひったくられた
泥を塗られて生きていた
くしゃくしゃの顔でも綺麗だってアイツは
ひったくられた
下手くそな演技
目を背けてるのは背広に過ぎない
勝手に投影している
勝手に投影している
カーテンコールが上がっちゃ、や、よ
まだ、こころ、どきどき
馬鹿が!そんなもの刺し止めてしまえ

おぉ、ひっっ刺しぶりの乗合自動車に乗っかって
一目人目が怖いンだよな
ジロジロ見ちゃってさ
でも見てないンだぜ
でも見てないンだぜ
自惚れが揺られていく
おぉ、ひっっ刺しぶりの乗合自動車に乗っかって
馬鹿の運び屋
群がザワつく
言うな
耳響から隙間風が笑ってる
聞こえてンだよ

秋星に惚を翳す

秋星に惚を翳す

星座にうつつを盗まれた
星座にうつつを盗まれた
寒さ寒さ寒さ風の生易しさが頬を殴る
火照った
熱帯夜を攫って感傷的な微笑みを浮かべる
ごめんなさいね、ごめんなさい、ね、と
夜風にあンまりにも嘲笑されてるンだと
ずっと勘違いしたくなる
勘違いしてなきゃ耐えられない
あたりまえに掴めない星へ手を伸ばす

あたまン中が微温湯の体液に浸かされていく
明かすには少し熱すぎた
煮だった痛手に良く効くみたいだ
傷に沁みる
傷に染みる
ドス黒も煤には変わったかしらん
変わりにソッチは滲みちまったかい
悪気はないんだ
ただ溢れちまったンだ
悪気はないんだ
ただ気が触れただけなンだ

眠りの箱に揺られて
瞼が縫い合わされていく
二度と開きませんように
二度と開きませんように

石ころを詰めた腹のように
瞼にはビードロ玉が隠されてンだ

からン ことン
からン ことン

落っこちた
そら 落っこちた

たんと縫ってやらンとにゃア

他所の窓から零れる暖かな光に
どれ程憎しみと恨めしさを覚えたか
あの光は奪えない

冷たい炭の家には誰もいない
昨晩の罵声が鼻に残る
震えながら眠った

今も微睡みを呪いながら
カフェで大きな音と割れる硝子に怯えてる
ただの騒音だと笑うかい

電子の世界じゃ全てが絡まり恨めしい
お前の伝う糸を切りたい
真っ逆さまおっこちて
蚊帳の外、青い死の画面で藻掻く俺に出会えるだろうから
そこからは終いだ
波の届かぬこの場所じゃ否定肯定術は無し
ろくでなしは嫌いか
沈めてしまいたいよ、ナァ
沈めてしまいたいよ、ナァ……

今に好きだと言ってやろう!!!
聴いてるか!!!お前の首を攫ってやるのは神風なんかじゃありません!!!!枕元にだって俺が立つ!!!!
今に好きだと言ってやろう!!!!
どうだ気に食わないと顔を顰める隙もない!!お前のせいで左脳が死んだ!!!引き潮から上げられるのはお前だけだ!!!

胃袋裂いて君の香りで封をしても缶詰め如きは所詮ごっこネ
腸に君の言葉を練り込んで毎日分にしたって快眠はできやしないな

味が落ちたら火を通してやる
賞味期限を騙してやる
腐っちまうまえに
腐っちまうまえに

甚む前 新鮮な一級品を見舞いに行く
それで結局寝込んで幸不幸な御中毒

阿呆っちゃんたら、ありゃしない
足滑らせて馬鹿踊り
ちゃんちゃらおかしい馬鹿踊り
アンタは浮かれてばっか、馬鹿
片腕ちぎってご挨拶
紳士淑女も大繁盛
馬鹿の一つ覚えに右足左足
ステップ踏んで墓を掘って
姉妹にテープを結んだら
箱詰め海を大往生
開く無垢の目ひん剥いてやれ!

馬鹿みたいに期待している
泥まみれの靴に汗水を垂らして
泥舟を漕いで沖へ出ようとしている
馬鹿みたいに期待している
簡単な言葉に縋って目から罵声
悪癖啜って泡銭を握りしめる

釉

甘っったるさが嫌いで ホントは
甘っったるさが嫌いで ホントは
ホントは、ホントは……ネ

でも口ずさまれたら返すしかないじゃないか
谺なンだよ 遠くに響いて
お前の胸に帰ってくる愛だとか何ッてのは
谺なンだよ……

丁度の勘定は苦手かい
割り勘で良いンだよこんなンは
お愛想ツケて貰えるかな