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川柳スパイラル第21号「小遊星」

今回の「小遊星」のゲストは第一句集『甘藍の芽』(港の人)を発売され、第17回川柳文学賞正賞を受賞された城水めぐみさんです。いまノリにノッている柳人さんだけに必見ですよ。

城水さんの川柳は「川柳とはこうである!」といった押しつけがましさがなく、またイズムだのルサンチマンだのを露骨に込めるわけでもなく、純粋に作品を楽しめるところが素晴らしいです。城水さんみたいな柳人の良さがもっともっと広まったらいいのに。これほんと。

「現代川柳とは難解なものだからそういう作風でなければならないと思い込まれている方も少なくない気がしていて」という、「小遊星」での城水さんのお話は、ページ数さえ許せばもっと話したかったところです。私も同じように感じているんですね。この問題は改めてnote、もしくはどこかの柳誌に書こうかな、ちょっとだけ。

ペンギンを裏返したら春でした  『甘藍の芽』