川柳雑誌「風」131号
日本語が聞こえぬグローバルな街 飯島章友
新宿を掘ってもヒトが出るばかり
整然と立ちんぼ並ぶ歌舞伎町
立ちんぼが増える戦後へ戻るごと
歌舞伎町は西武線を利用するために歩くことが多い。何かと話題の東急歌舞伎町タワーの前もよく通る。そうすると夜のばあい、上掲のような場所を過ぎることとなる。『誹諧武玉川』の〈津浪の町の揃ふ命日〉のように、詩文芸には「記録」という側面もあるのではないか。今回はそこを意識しながら句を提出してみた。
日本語が聞こえぬグローバルな街 飯島章友
新宿を掘ってもヒトが出るばかり
整然と立ちんぼ並ぶ歌舞伎町
立ちんぼが増える戦後へ戻るごと
歌舞伎町は西武線を利用するために歩くことが多い。何かと話題の東急歌舞伎町タワーの前もよく通る。そうすると夜のばあい、上掲のような場所を過ぎることとなる。『誹諧武玉川』の〈津浪の町の揃ふ命日〉のように、詩文芸には「記録」という側面もあるのではないか。今回はそこを意識しながら句を提出してみた。