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スクールという新たなかたち／ミズノハンドボールスクール

小田中叡人｜ハンドボールで生きる男

日本ハンドボール協会の最高育成機関である NTA (National Training Academy) の21年度メンバーにミズノハンドボールスクール出身の選手が選出されました。

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ナショナルトレーニングアカデミー（NTA） 概要
http://handball.or.jp/training/junior_academy.html

ナショナルトレーニングアカデミー（NTA） 活動
https://www.handball.or.jp/training/junior_academy_activity.html

「公益財団法人 日本ハンドボール協会 HPより引用」

ご家族のご好意で経歴にミズノハンドボールスクールの名前も加えてくださいました。本当にありがとうございます。

彼の潜在能力の高さはもちろんですが、一番は、誰が相手でも、何をするにしても、手を抜かずに全力でプレーしてきたこと。そして「無理、できない」から入るのではなく「まずやってみる」を実践してきたことだと思います。

小学生を相手にしても本気でプレーしてくれた彼の姿は、現在も在籍している子ども達の当たり前レベルを引き上げ、素晴らしいロールモデルとなっています。

人数の少ない開校当初から通い続けてくれた彼の行動力とひたむきな努力、そしてご家族の献身的なサポートに改めて感謝いたします！


■開校から3年

ミズノハンドボールスクール開校から３年。振り返ってみるとあっという間のようで本当に色んなことがありました。

・チームでもクラブでもない、スポーツ・ハンドボールの入口としてのスクール
・ハンドボールがより身近になるスクール
・いま必要な運動経験をより多く養えるスクール
・自分自身で課題解決を繰り返すスクール
・「楽しい」よりも「夢中」になれるスクール

そんなスクールを目指して、コーチのみんなと試行錯誤を繰り返し、０からここまで創り上げてきました。

"指導者"や"コーチ"という肩書きがあると、どうしても子どもたちに何かを「指導しないといけない」「教えないといけない」という使命を得た気になります。

しかし、ミズノハンドボールスクールでは、子どもたちと共にプレイし、共に考え、共に成長する。ロングタームで子どもたちの成長に寄り添っていく、ということを大切にしてきました。

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ありがたいことに、本年度より、ミズノハンドボールスクールは八王子市だけでなく、調布市・町田市・藤沢市と４つの施設にまで広がりました。いつもご理解ご協力をいただいているミズノ関係者の皆様には感謝してもしきれません。

１. エスフォルタアリーナ八王子 校
https://shisetsu.mizuno.jp/m-7509
２. ミズノフットサルプラザ味の素スタジアム 校
http://www.mfpsc.com/plaza_10004.php
３. 町田市立総合体育館 校
https://www.machida-taiikukan.com/
４. 神奈川県立スポーツセンター 校
https://shisetsu.mizuno.jp/m-7624


■ミズノハンドボールスクールの取組み

ミズノハンドボールスクールは、子ども向けのみならず、大人向けハンドボールプログラムも定期的に実施をしています。

１. 個人参加ハンドボール
２. 大人のハンドボール教室
３. 女性のハンドボール教室

ハンドボールというスポーツが、人々の生活の中でより身近なものとなり、経験者の方々はもちろん、初めての方々でもカジュアルにプレイできる環境を目指しています。

１. 個人参加ハンドボール

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個人参加ハンドボールは、当日集まった方々をスタッフがその都度チーム分けを行いゲームを行うプログラム。フットサルをしている人には身近な個サルのハンドボールver。

ハンドボールをするために、
1) メンバーを集める
2) 会場を確保する
3) 用具を準備する
というような手順をすっ飛ばし、一人からでも気軽に参加しゲームを楽しめるような内容になっています。

このプログラムを始めたばかりの時は、3 vs 3で2時間プレーしていた時もありましたが、今では定員を超える約30名もの方々に集まっていただけるようにまでなりました。

経験者の方々も初心者の方々も、同じ場所で、同じスポーツを楽しんでいる。上記の動画のような光景は、ハンドボールを愛する者として、とても感慨深い瞬間でした。

２. 大人のハンドボール教室 ／ ３. 女性のハンドボール教室

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ハンドボール教室は、久しぶりにハンドボールをプレーされる方々や、初心者・未経験者の方々向けのプログラム。

最初の約1時間でハンドボールの試合に必要な項目を、楽しく、ゲームの中でトライしていただき、残りの約1時間は試合。初心者の方でも経験者の方でも楽しめる内容となっています。

定期的に開催するようになり、こちらも毎回多くの初心者・未経験者の方々に参加していただけるようになりました。


■ないなら作ればいい

「ハンドボールの指導に携わるなら教員になるしかない。」

そんな思い込みから、大学では教員免許を取得しました。しかし、大学卒業後には教員の道を選ばず、デンマークへの渡欧を選択。

デンマークでは、約2年間本当に多くの経験をさせていただき、自分のコーチング哲学の基盤はこの経験から成り立っています。

デンマークから帰国後も、教員の道は選ばず、ハンドボールに携わる場を自ら創る道を選びました。そんな自分に興味を持ち、信じて、チャレンジさせてくれたのが、ミズノスポーツサービス株式会社であり、そこで誕生したのが「ミズノハンドボールスクール」です。

アルバイトの面接にも関わらず、海外チームの営業に使用していた英語の履歴書を持参し、「ハンドボールスクールをさせてください！！」と、図々しく現れた無礼者を、ここまで信じてくれて、チャンスを与え続けてくれた当時の上司には本当に感謝しています。


■ハンドボールを生業にする者として

今年4月に約3年半お世話になったミズノスポーツサービス株式会社を退職し、現在はフリーランスのハンドボールコーチとして活動しています。立場は変わりましたが、引き続きミズノハンドボールスクールにも携わらせていただいています。

責任は大きいし大変なことも多いです。でも、その分ありがたみを直にそして強く感じることもできます。他の誰にもできない、何にも変え難い経験です。

「選手がいなければコーチではいられない。」

この立場となって、改めて、自分がコーチでいられること、そしてそれを生業に生きていられるのは、参加してくれる方々やそこに価値を見出してくれる方々がいてこそだと感じています。

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「ハンドボールの指導者にはなりたいけど、教員にはなりたくない。」

当時の自分はそう思ってました。でもそんな方は他にもいるのではないでしょうか？

もしそんな方がこの記事を読んでくれていたら、「スクールという新たなかたち」があるってことを知っていただきたいです。

ミズノスポーツサービス株式会社が、ハンドボールやスポーツの指導に携わりたいという方々の新たな選択肢となることを願っています。

ミズノスポーツサービスHP
https://sports-service.mizuno.jp/

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