昔のゲームの思い出(1)

 さっきSNSでフロッピーの写真を見たところ、懐かしい記憶が蘇ってきたので書いてみます。

 中学生の時に買ってもらった初めてのPCはNECのCanBeでした。たしかこれで合ってたはず。OSはWindows95。当時は知識がろくに無い状態で使ってましたが、グラボは積まれてなかったのでゲーム向けでは無かったと思います。メモリも16MBでHDDが800MBの時代。GBじゃありませんよ? MBです。
 まあ、ゲーム向けではないと言っても当時はゲームもまだドット絵のRPGやテキストアドベンチャーが主流だったので問題無かったんですけどね。PC向けの3Dゲームなんてほとんど無かったんじゃないかな……ゲーム機もPS1とセガサターンが争っていた時代ですし。

 そんな時代のPCでまず何を遊んだかと言うとファルコムさんの「英雄伝説3 白き魔女」でした。どんなゲームがあるのかなと買ったPCゲーム雑誌で広告を見て一目惚れしたんですよね。
 ちなみにその広告のイラストはゼノギアスで有名な田中久仁彦さんが書いていたと思います。当時田中久仁彦先生が表紙と挿絵を手がけたライトノベル「卵王子カイルロッドの苦難」にもどハマりしていたので余計に遊びたくなった。
 それで白き魔女を買ったんですが、ここで一つ大失敗をしてしまいます。なんとFDD版を買ってしまったのです。
 一応Windows95対応で僕のCanBeでも遊べないことはなかったのですが、その場合本来ならFDDが二つ必要でした。HDDへインストールしたらドライブ一つでも遊べるものの、それにはMS-DOSの知識が必要で初心者の僕にそんなことわかるわけも無し。
 で、どうやって遊んでいたかというとマップ移動時に頻繁にフロッピーの入れ替えを要求するメッセージが出るので、そこでいちいちフロッピーを入れ替えながら遊んでました。あれは本当に大変だった……。
 それでもなんとかクリアしたものよ、後にリメイク版の新・白き魔女が発売された時はすぐに飛びつきましたね。あれは本当に快適だった。

 同じくフロッピーで買ったゲームに続編(ストーリー的には前日譚)の「英雄伝説4 朱紅い雫」があります。ただ、これは普通にWindowsの方でHDDにインストールできたので最初から快適に遊べました。
 ただ、白き魔女が難易度イージーとすると、こちらはハードってくらい難しくなっていて、一年くらいちまちまレベル上げしてなんとかクリアした記憶があります。このレベル上げからしてまず辛かったんですよね。敵が強くて経験値は少ないっていう。ゲームシステムをきちんと理解してたらもう少し楽だったかもしれませんが。
 で、こちらも後にリメイク版を入手したんですけど、ほぼそのままだった白き魔女と違ってストーリーが大幅に改変されていて、難易度の緩和や仲間たちの掘り下げはともかくメインストーリーに関しては旧版の方が好きでした。特に結末。
 とはいえ続編の海の檻歌へ自然に繋がるのはリメイク版ですし、どちらも捨てがたいのですが。

 あ、もう一つフロッピーで買ったゲームがありました。PC-98版スレイヤーズです。
 このゲーム、買ったはいいものの白き魔女のようなフロッピーからの起動ができず困り果てた末に友人の兄に頼ってHDDにインストールしてもらって遊びました。
 が、とにかく難しい! ダンジョン探索物だったんですけどエンカウント率が異様に高い! リナのMPが少なすぎてロクに魔法を使えない! 敵の火力が高い! 他にもクリアさせる気が無いだろうという要素のオンパレードで途中で諦めました。
 同時期にSFCで遊んだスレイヤーズの方は大好きだったんですけどね。先にそっちを遊んだので、このPC版に期待しすぎたというのはあったかもしれません。
 ただ、それでもたまに遊んでみたくはなる。今はもう無理ですけどね。上の二つの作品も含めて動くPCが無い。ソフトはまだ持ってるんですけどね。
 ちなみにパッケージにいる謎の目隠れウエイトレスが郷里のねーちゃんだということを数年後に知りました。

 あまり長すぎてもなんですし、今回の思い出語りはこんなところでおしまい。
 また何か懐かしの作品について語りたくなったら書きます。

追記>
 せっかく更新したんだからついでに宣伝。ライトノベル「最悪の魔女スズラン」がKindleやhonto、ReaderStoreにdブックなど複数のサイトで半額セール中です。最新刊の三巻以外はお安く買えるので、これを期にいかがでしょうか?
 いやもう、ほんとに売れなくて……夕霧文庫さんも宣伝とかしてくれないし。自分でやるしかないのです。

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