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83年生まれ 秋田在住の一市民 暮らしの記録 2020.4.25〜

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83年生まれ 秋田在住の一市民 暮らしの記録 2020.4.25〜

マガジン

  • 秋田日記 「聴雪」

    秋田での暮らしの記録。2020年4月〜。

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秋田日記 事始め

2020年の正月、私は1年をかけて日記を書き続けたいと思っていた。 ことしは、東京オリンピック・パラリンピックが開催される年である。秋田に暮らしている身として、この2度目の東京五輪がいったいどのようなものとして映るのか、そして秋田はどう変化していくのか、一市民として感じる日常の実感を記録に残したいと考えていたのだ。 しかし、ほんの少し、のんびりしすぎている間に、東京オリンピック・パラリンピックの延期が決まり、新型コロナウイルスの感染拡大で日本だけでなく世界中が大パニックと

    • 「今ここにある危機とぼくの好感度について」をみて思った、この国の姿と渡辺あやさんの怒りについて

      今季のドラマは「大豆田とわ子と三人の元夫」、次点に「コントが始まる」、くらいかなと思っていたところ、とんでもないドラマにまた出会ってしまった!! その名も「今ここにある危機とぼくの好感度について」(長い!笑)。 日付としてはおとといの5/1(土)に第2話が放送されていたのだが、これがもう途方もなく面白かったのだ。ドラマをみていて、思った。このドラマは、大学が舞台ではあるけれども、この国そのものを描いているのだな、と。 (以下、ネタバレを含みます) 大学の広報室に転職し

      • 私たちが望んだこと

        なぜ日本はこんなにもワクチン接種が遅れているのかと疑問が湧いてくるけれど、ちょっと考えてみると、私は今年の初めごろはワクチンに対して実に懐疑的だった。本当に安全なのか、オリンピックをやりたいがために多少の健康被害には目をつぶって政府は急ごうとしているのではないかという思いを抱いていた。しかし、いまになってみて、日本のワクチンの遅さを嘆く態度をとるのはフェアーではないような気がしたのだ。各種報道を目にしてみると、日本では、海外と異なり、ファイザーやモデルナ、アストラゼネカなどの

        • こんな日にビールが飲めたらね

          きょうから再びプロ野球が無観客試合となった。いま、傍らのスマートフォンでは、DAZNにお試し加入していて、神宮球場でのヤクルトー巨人の試合を映し出している。5回が終わって6-6とすさまじい打ち合いをしているが、ことしのヤクルトは予想に反して、中継ぎ・抑えの投手陣が安定している。打撃陣も村上・山田が復調気配であることに加え、若手が育ち、さらにサンタナ・オスナという2人の外国人助っ人も打線に厚みを加えている。村上春樹さんではないが、「ことしも(横浜より1つ上の)5位を目指そう」と

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        秋田日記 事始め

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        • 秋田日記 「聴雪」
          34本

        記事

          あれから1年

          noteで日記ともいえない雑記を書くようになってからちょうど1年が経った。書くようになった、と言っても、めっきりご無沙汰となり、3ヶ月ぶりの更新ではあるのだが…。1年前の記事を見てみると、コロナ禍の日常を記録するという志が綴られている。あのころはまだ秋田にいて、ニュースでは連日コロナで持ちきり、徳島県のニュースでは、県外ナンバーの車に対し嫌がらせが行われるなど、感染拡大に際し報じられた地方の小さな騒動に強い違和感を覚えたものだった。あれから1年。まさか、3度目の緊急事態宣言が

          あれから1年

          金曜夜10時台の攻防

          きのう土曜日の東京は、晴れやかな1日ではあったが、風がとてもとても冷たかった。秋田の長い生活のなかで寒さには慣れたつもりではあったけれど、寒いものは寒い。それこそ、頭の中では、ユーミンの「ブリザード、ブリザード」が流れてしまうほどに。 週末のテレビ鑑賞はとても忙しくなる。予定を消化しきれない中で、NHKドキュメント72時間に思わず目が釘付けになった。 今回の特集は、北九州市・小倉の台所、旦過市場。実は、むかし小倉に住んでいたことがある。北九州ならではの市場が大好きだったし

          金曜夜10時台の攻防

          天国と地獄

          (以下、ほんの少し第二話のネタバレあります) 警視庁の綾瀬はるかと、殺人鬼の高橋一生が入れ替わるというドラマ。「もしかして」「私たち」「入れ替わってる〜!?」♪君の前々前世から僕は〜…で一世を風靡した「君の名は」でもおなじみの入れ替わり物語だが、なんといっても2人の演技が抜群にゾクゾクする! 特に綾瀬はるか演じる望月彩子、ビフォアもアフターもすばらしく。高橋一生は、NHKのドラマ「テン・コウ・セイ」(だったかな?)でも柴咲コウとムロツヨシの3人で交互に入れ替わる怪演を見せて

          天国と地獄

          崖っぷちの女たちのドラマ

          東京に引っ越してきてからというもの、唯一の楽しみだった火曜夜10時の「恋あた」が終わってしまい、年末年始のドラマ一気再放送で「義母と娘のブルース」に涙し、「逃げ恥」のお正月SPに大満足し、この間、TBSではひたすら1月クールのドラマのスポットが流されたのだった。それはもう、第1話を見ずとも、その内容がわかってしまうほどに・・・。まるで洗脳されたかのように、機械的に新ドラマも見てしまったわけだが、「俺の話は長い」、じゃなかった、「俺の家の話」は期待通りの内容だった。ただ、「ボス

          崖っぷちの女たちのドラマ

          2021年 事始め

          「生きていさえすれば!!」そんなことを思う新年である。 緊急事態宣言の発出をめぐり、繰り返されたような景色に頭がクラクラする。政府と自治体の知事との軋轢やすれ違い、感染拡大の責任のなすりつけあい。一方で、与野党も非難の応酬である。本来、ウイルスに対して私たちは1つになって立ち向かうべきだろう。にもかかわらず、一致団結するどころか、どんどんバラバラに、細かく、小さく、ちぎれていくようだ。 目の前にある危機をどう乗り越えていくか。そのことに集中できず、党利攻略が頭から離れない

          2021年 事始め

          星に射たれて

          秋田では、不揃いな夏が訪れている。蒸し蒸しとした、湿った夏。お米の農家さんのあいだでは、日照不足を心配する声が広がっているとか。東京などでは、35度を超える暑さというから、まだマシなのかもしれないが、梅雨が終わったのかどうかもわからず、曖昧なまま、もしかしたらもうすぐ夏が終わってしまうのではないかとさえ思う。祭りもない、花火もない。2020年、秋田の夏。せめて広栄堂のかき氷くらい、食べに行きたい。 やはり、どうにもこうにも、仕事が忙しいようである。辛いこともあった。自分では

          星に射たれて

          後味がいい 夏の休日

          4連休の最終日もまた温泉へ。きょう訪れたのは市内から車で30分ほど、日本海に面した「岩城温泉 港の湯」。ぱっと見、道の駅に隣接したスーパー銭湯的な印象を受けるが、個人的には秋田県内でもかなり上位にランクインするお湯だと思う。 何よりも、まず露天風呂からの眺めが最高! 窓枠はあるものの、窓そのものはないため、景色がバンと目の前に飛び込んでくる。白い浜辺が見えて、その先に波しぶき。この季節、海で遊ぶ人々の姿も見える。「もしかしたら、自分にもこんな青春があったのかな・・」砂浜を歩

          後味がいい 夏の休日

          夏の北上

          3か月以上、新規感染の出ていない秋田から、いまだに「0」を更新し続ける岩手県へ。Go Toトラベルなんて全く利用していない。だって、車で移動できるから。ローカルofローカルな観光こそ、最高に楽しい。この時期、大都市に行きたくないという気持ちもあって… 夏の秘湯「元湯夏油」「秘湯を守る会」にも加盟している夏油温泉の元湯夏油へ。小さな渓流ぞいに自然湧出しているお湯が複数あり、最高な露天風呂。お湯はかなり熱め。ナトリウムー硫酸系の透明な泉質。匂いは少し鉄っぽい。火照った体を、夏山

          夏の北上

          コロナ時代 秋田の豊かさ…?

          とてつもなく忙しい時間が終わりを迎えた。いつも思うことだけれども、その最中にいるときは「いつまで続くんだ・・」と苦しみを呪ったりもするわけだが、終わってみると一瞬の出来事だったように思えるものだ。これまで流れていた3倍速くらいの時の流れが、日をまたいだ瞬間に壊れかけのRadioになったような、「高低差ありすぎて耳キーンってなるわ〜!」みたいな、そんな4連休初日の昼。 毎日noteを書いて、コロナ時代の秋田の記録を残しておくのだ・・と息巻いて始めてはみたものの、2か月くらい放

          コロナ時代 秋田の豊かさ…?

          お風呂の貧しい入り方について

          日曜の夜、お風呂に入りながらぼんやりと考えていた。私が思うに、風呂に入っている瞬間こそ、日常のつまらぬすべての出来事から解き放たれて、リラックス・・・、もっとも自由になれるひとときではないだろうか。にもかかわらず、なぜ私は、風呂に入ってまでも仕事のことを考えてしまうのだろう!? 実はこの問題は、かねてよりずっと自分の中で個人的に問題視している事柄であった。例えば温泉などに出かけ、時に気持ちのよい夏の夜風にあたりながら、時に降りしきる雪の白さに見とれながら、大地の底から湧き出

          お風呂の貧しい入り方について

          「負け」の哲学

          「自分には限界があると思ったほうがいいよ。自分のためにも、相手のためにも。万能であろうとしないほうがいい」 今週のとある日、私は仕事のことで行き詰まってしまい、夜、途方に暮れていた。簡単にいうと、板挟み状態になった。後輩(部下)の仕事に対し、一度はOKを出し、手続きを踏んで完成まで持っていったものの、上司(トップ層)から突然の横槍が入り、修正を求められたのだ。 正直な話、そんなことはよくあることで(決していいことではないけれど)、求められた修正に対し十分に応えるためには、

          「負け」の哲学

          新政の看板は泣いているか(続)

          今夜、久しぶりに秋田の繁華街、川反を訪ねた。以前の日記をみると、先月初旬に川反を訪ねていた。 当時は秋田においても緊急事態宣言が発令されていて、GWにもかかわらず、ほとんど人影らしいものは見当たらない状況で、寂しさというよりも、今後の行く末を考えたときに不安の方が勝ったものだった。 それから1か月。今宵もまた、人っ子ひとり歩いていない。代行のタクシーの行列もなければ、キャッチのお兄さんの姿もまばら。そして、閉店状態のお店が多いことも気がかりだった。 私は同僚とともにある

          新政の看板は泣いているか(続)