見出し画像

COACH 、Adobe Firefly を活用【デジタルファッション】

こんにちは。アキスケです。

土日はファッションのデジタル分野の何かについてニュースを見たりしているんですが、COACHで生成AIをマーケティングやデザインに活用しているという記事を見かけました。

記事はこちらです


ちょっと長い記事なので要約します。
COACHはAdobe の画像生成AI「Firefly」を活用しているそうです。

・コーチの親会社タペストリー社は、Adobe Fireflyを独自のブランドデータでトレーニングし、ブランドに合った画像を生成可能にした。

・デジタルツイン(製品の仮想レプリカ)は、デザインやマーケティング、消費者調査に活用されている。

・ハンドバッグの画像を用いてAIをトレーニングし、細部までブランドの特徴を再現した仮想モデルを作成。

・デジタルツインは消費者からのフィードバック収集や、SNSキャンペーン、店頭ディスプレイにも役立つ。

・AIの活用により、デザイナーが新しいアイデアやトレンドを試しやすくなり、製品化の効率も向上。

・Adobeとの協力で生成AIを導入し、手動の作業工程を自動化して作業を効率化している。

※「デジタルツイン」というと、もしかしたらNFTのことを想像するかもしれないですが、この記事ではNFTに限定せずデジタル上に作成したアイテムを指しているみたいです


おもしろいなと思ったのは、COACHが独自データでAIをトレーニングして活用している点です。Adobe Firefly にはそういった企業向けのサービスがあるみたいですね。

ブランドがブランドたる由縁って、長い時間をかけて紡がれてきたストーリーとか個性だと思うんですよね。

よくある生成AIだと、いろんな所から学習してる分そういうブランド独自の表現がしにくい。なんなら著作権侵害になる可能性も懸念されたりするとそもそも使いにくかったと思います。

でも、こういう風に使うことができるなら、ブランドとしては自身のアイデンティティを保ちつつ、効率的にビジネスをしやすくなっていいなと感じました。

(まあ、どこまでの精度なのかがっちりわかっていないんですが、実用に値するから使用しているんだと思ってます。)


あと、こういうのを見ると、「世の中生成AIみたいな虚像ばかりになってけしからん!」みたいに言う人もいるかもです。
虚像かどうかは置いといて、生成AIばかりにはならないんじゃないかなと個人的には思っています。
デザイナーの表現の仕方が増えたよねぐらいに感じています。水彩絵の具を使って絵を書いていたけど、書きたいものによってはクレヨンも使います、あるいは油絵の具も使います。みたいな感じで。

なので生成AIで表現しやすいことと、手仕事で表現しやすいことがあるはずなので、可能性を狭めないでツールとして使っていったほうがいいと思っている派です。


というわけで今回は、COACHが画像生成AI「Firefly」を活用していることと、それについて感じることでした。

それでは、また。




いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集