百人一首ツイノベ解説 #003
月が地球に大接近してから、日に日に夜が長くなりました。今では朝が訪れることはありません。彼が眠りから覚めなくなってから、どれほどが経ったでしょう。月の影響なのか、人々は次々に眠りへと沈んでいきました。夜が晴れることのない世界で今日も、私はひとりで眠るのでしょうか #twnovel
— 秋助/秋乃アキ@感傷リップループ (@akisuke0) November 11, 2016
No.153 朝のない国(百景 3番)
— 秋助/秋乃アキ@感傷リップループ (@akisuke0) November 11, 2016
柿本人麻呂
和歌
「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む」
歌意
「山鳥の長く垂れ下がった尾のように長い秋の夜。あなたのいないこの夜を、私はひとり寝るのでしょう」#百人一首ツイノベ
「長い秋の夜」が永遠に訪れない朝のように感じた。夜だけの世界で、いつか、彼が目覚めることを祈って。「私」は1人で眠る。
(注:和歌の歌意は今日マチ子さんの著書『百人一首ノート』から拝借しています)
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