【2024/01/12 私は黙々と浮ついている】
昨日から誕生日クッキー配りのために、家事の合間にクッキーを各種焼き続けている。
逆誕生日プレゼントを誕生日当日に配るのも、誕生日アピールしているような気がして、今日から配る(実際は配るってほど周りに人がいないので実家に送るくらい)ことにした。
朝から遮光器土偶なと個性はスタンプクッキー、午後一で絞り出しクッキーを焼いた。冷まして、梱包して、郵便局から発送した。ふう。
さて、この絞り出しクッキーも食べた人から再度リクエストされる美味しいクッキーである。ロシアンケーキというタイプのクッキーで、銀座ウエストでは「ビクトリア」という名前で売られている。バター多め、しっとり柔らかいのでクッキーだけどケーキっぽい。
このクッキーを焼き始めたのは、息子が幼稚園の頃、図書館から借りた絵本に「しあわせクッキー」というクッキーが登場して、そのヴィジュアルが「ビクトリア」そっくりだったのだ。
私は小さい頃に絵本に出てくるお菓子や食べ物がすごく食べてみたい!と憧れていた。「ぐりとぐら」のカステラとか、「ふしぎなおきゃく」のラーメンとか。
だから息子に「しあわせクッキー」が本から飛び出てきた!みたいにしてあげたかったのだ。しかも、本の中の設定では、食べたら優しくなるアイテムらしい。そしてネーミングが最高だ。(やっぱ開運とか運気上昇とかさ。)
そして何より美味しいこともあり、私の殿堂入りレシピとなっている。
今、食卓にクッキーがぎっしり入ったタッパーが3つ積み重なっている。実はこのクッキーの量は、私の浮つき度だ。
明日が息子の大学入試の第一弾である共通テスト1日目。私が受けるわけではないけど、もう、落ち着かない。何かしてあげたいけど、できることは限られている。私が代ってあげたら点数大変なことになるし、騒いでも受験生息子に申し訳ないし、ウーウーと叫んだり転がったりしたい気持ちを押さえて、静かに、黙々と誕生日クッキー配りのため、と言い訳しながら、クッキーを焼きまくった。
今日は母にも電話して、私の大学受験の時の話や、当時どう思っていたかを、聞いたりもした。時代が変わっても、こういうのは順番なんだな。母はあまり浮ついてはいなかったようだ。性格か。
とにかく、明日、明後日は、私は普通に普通に過ごすんだ。ああ、人生って波立つ心と付き合う修行だな。
私にとって、子育てで一番大事なのは、過干渉を我慢することだと思っている。私が過干渉したい裏返しなのだろう。
とにかく、ついに火蓋は切られた!がんばれ、受験生息子!がんばれ、受験生母私!