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心のずっと奥のほう

先日気づいたこと。

わたしは一応自分で会社をやっている身として、
依頼をいただく仕事は自分の意志で優先順位を決めたり、やるかやらないか取捨選択できる。
(収益に余裕があるからとかそういうことではなくてね。意志決定のボールは自分で持てるよということ)

それでこないだ、
急ぎでなんとか手伝って欲しいと言われ受けたのは、
手書きの図面からCADデータに図面を起こす、建築業界にはけっこーあるいわゆるトレースというお仕事。

簡単だから!トレースするだけ!
めんどくさいなと思ったけど簡単だしある程度無の境地でできる
集中すればそんなにかからずできて高単価
数日ちょっとがんばればいいだけ

そんな割り切りでしゃーなし承知した。
(断るのも苦手w)

だけど手元にその仕事がある間は、
ずっと気持ちが苦痛
やる気がでない
つらい
何をしてても、頭の片隅には”やらなきゃ…”のマスト思考にずっと追い詰められている

ずーっとそんな感じ。
苦痛で後悔しかない。笑

どうして?
自分で決めて受けたのに、、、
断ることもできたのに、腹括ってやると決めたのは自分なのに。

悩んだ末に受けたけど、
やっぱり最初から全て正しい選択なんてできない。
あとからやっぱ違った、って後悔なんてザラにある。

同時期に似たような感じで受けた、別の仕事と比べてみた。

それはプレゼンの資料作成。
(普段は受けない)

本職じゃないし、得意なわけでもない。
でもなんとなく、お願いしてきた人の力になりたい、協力したいと思ったから受けた。
(普段は受けない)

納期も全然無い。ほんとに急ぎ。内容もぜんっぜん専門領域ではない。

でもなんか楽しかった。
作業はワクワクしたし、集中できた。
なにより積極的に思考が働いた(気がした)。

この違いはなんだろう?
思い返して源泉を探してみた。

ストーリーをつくる、
クライアントが聴衆の心を動かすストーリーを考える
ここで「おー」とか「なるほどー!」ってなるようにとか
ポイントは、ココで安心感を与えることだなとか
この感情曲線ならココで心鷲掴みできる!とか

そこを考えるながら形にしていくのが楽しかったんだなと気づいた。

設計も、同じだ。

わたしが1番ワクワクするのは同じ部分。
妄想をかたちにする建築、妄想から生まれるデザインがわたしの仕事だ。

思いのほか、苦手で受けたことを後悔すらした仕事から、
自分の源泉をひとつ見つけて言語化することができた!


やりたくないことはやらなくていい、
好きなことで仕事しよう

よく言われるし、私も同意だけど、

食わず嫌いする前に1回やってみて、自分がエネルギー湧かない原因を知る。
それもありだと思う。

結果、けっこーうなされながら仕事はこなしたけど(笑)脳内は晴れてハッピーな気分にすらなった。
(単純)

ーーー4月も半ば過ぎ。
憧れの会社に入って、研修を終えて、
数ヶ月後に…あれ?なんかやりたかったことじゃないかも…?
ってなる人もいるかもしれない。

そのときはぜひ、目を背ける前に心の奥の苦痛ポイントとワクワクポイント探しの旅をやってみてほしい。
何が自分に合わないのか自分が理解できたら、同時に進みたい道の方向も見えてくる。

1発で自分の理想通りのやりたいこと・天職に辿り着く人なんてごく稀。
理想なんて時間や経験値でどんどん変わっていくし。
わたしもこれからまだ変わる前提で今を経験している。

だから、全ての経験を自分の栄養にして進んで行こう。

書きながらこの曲が頭から離れません・・・


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