jpeg撮って出し?RAW現像?フィルムシミュレーション?
こんにちは!児玉です。
写真たくさん撮ってますか?
カメラを買う時、メーカー毎に映る色が気になりますよね。
その違いでメーカーを決める人がいるくらい。
今回はjpeg撮って出しの意味するところをお話して、さらにRAW現像の考え方や、Fujifilmのフィルムシミュレーションについてもお話したいと思います。
よろしくお願いします!
jpeg撮って出しとは?
実はデジタルカメラの中では写真を撮ったときに、写真は一度RAWデータとして保存され、それがカメラ内で自動的に現像されてjpegの撮って出し写真になります。
その「カメラ内で自動的に現像される」部分は、各メーカーの色の番人みたいなおじさんがいて、その人が色を決めています。
わたしはリコーに勤めていたので、当時のGRの色の番人をみたことがあります。
話したことはありません(笑)
ようするに、
「jpeg撮って出しの写真=メーカーの色の番人が決めた色の写真」
なんです。
なんだかおじさん臭いですよね。
もちろんメーカーの色が気に入っている人はいいのですが、
人の肌はキレイだけど、空の色がいまいち
草花の緑は好きだけど、夕日が鮮やかじゃない
とか、あるところは好きだけど、ある部分はちょっとなーって思っている方も多いのではないでしょうか。
RAW現像とは?
そこで登場するのがRAW現像です。
RAWとは「生の」という意味で、カメラ内で作られる写真データの大元、色情報が多く入っているデータのことです。
RAWで撮影しておけば、後からRAW現像ソフト(Lightroom Classicなど)を使って写真を現像することができます。
もちろん色調整に制約はありますが、写真を自分の好みの色に近づけることができるでしょう。
ただし、それなりにキレイに現像するには技術が必要です。
フィルムシミュレーションとは?
これはjpeg撮って出しとRAW現像のいいとこどりです。
フィルムシミュレーションという色カタログを選んでカメラ内でRAW現像するものです。
色の好みを選んで撮って出しするような感覚ですよね。
とても簡単でいいと思います!
今はFujifilmのカメラしかありませんが、そのうち各メーカーも搭載するのではないでしょうか。
終わりに
デジタル時代のカメラの考え方として、
「写真を撮る=RAWデータの生成」
なんですね。
それをカメラ内で自動的に現像するのがjpeg撮って出し
自分でRAW現像ソフトを使って現像するのがRAW現像
色カタログで自分好みの色を選んでカメラ内で現像するのがフィルムシミュレーション
jpeg撮って出しがエライみたいな人がたまにいますが、それはメーカーのおじさんが作った色だよと伝えたいです。
クリエイティブなのは、フィルムシミュレーションであり、RAW現像ですよね。
あなたもぜひフィルムシミュレーションやRAW現像に挑戦してみてはいかがでしょうか?
今回のお話はここまで。
おしまい!