10代の頃読んだ本
10代の頃はたくさん本を読んだ。(その頃に比べると今はほとんど本を読まなくなっているなぁと思う…)
その頃読んだ本のことは、いまでもぼんやり覚えているから不思議だ。20年経っているのに。ぱっと思い出せる三作品を今日はここに書いてみる。
あの頃一番気に入っていた本は、吉本ばなな「ハチ公の最後の恋人」。
あの頃、友達と本の貸し借りも頻繁にしていて、ある年下の男友達にこの本を貸したら、「この本を気に入っていることに共感できる」的なメッセージとともに本を返却してくれて、すごく嬉しかった思い出。
そして高校生の時、現代社会の先生が授業中にすすめてくれたこの本。「プルトニウム人体実験」。
祖母の家のある双葉町に、原子力発電所があることを、なぜか小さいときから気にしていた私。なんとなく、こわい存在だった。
だから高校生のとき、先生がこれを紹介してくれたとき、すぐに図書館に行って借りて読んだ。同級生でこの本読んだ人いたのかなぁ。
読後感をすごく覚えている。
そしてもうひとつは山崎豊子「大地の子」。
大地の子は長編だったので、その頃短大に電車で通っていたから電車の中でもずーっと読んでいた記憶がある。
読み終わった瞬間のこともすごく覚えてる!!
短大の授業中、課題をやるみたいな時間があって、それをさっさと終わらせて、本を読んでたら、なんとその時間に読み終わって、ものすごい読後感と達成感に襲われてめちゃめちゃ顔に出ていたみたいで、先生に突っ込まれたな~
「どうした!?」
ってな勢いで。笑
あまり昔のことって思い出さないのだけど、本が思い出させてくれる記憶ってすごいな。
今は、これをちょっとずつ読んでます。