【4/28-29】俺得の祭典→NT函館2024レポ03
さて、2024年4月28日~29日に開催された『NT函館2024~俺得の祭典~』のレポ3回目です!
第3段となるこの記事では、2Fの研修室会場の様子と展示をご紹介(という名の感想文)します。前置きを含め、記事が長くなってきましたので本題へGOしたい方は目次へGOしちゃってくださいね、っと。
筆者、記録係として一応全てのブースの写真を撮影させていただきつつ、お話を伺えた場合は取材メモ的な感じで記録を取っているのですが、大盛況となったイベントのため、詳しいお話を聞けなかった部分もあります。ご了承ください。ごめんなさい!最初に謝ります!
※パン屋さん。のご紹介が抜け落ちておりました。お詫びして訂正いたします。
NT函館2024についてはこちら
https://sites.google.com/view/nt-hakodate/
事前のポスターやパンフレットでは28の出展者が掲載されていますが、当日は、さらに多くの出展がありました。
会場は1Fに1カ所、2Fに2カ所の合計3カ所でした。1F会場→2F研修室会場→2F多目的ホール会場その1・その2→交流会とエンディングと総括…のような流れで更新させていただきます。今回の記事は2F研修室会場について記述していきます。
これまでの記事のリンクなどは記事の最後にまとめておきますね。
親しみやすくマニアックな作品が集まった【2F研修室会場】
NT=Nanka Tsukuttemitaというだけあって、出展されていたどの作品もマニアックな『俺得』モノが多かったのですが、この研修室会場はことさらマニアックだった印象があります。
Bラボ 飛行機・勇者の武器防具・紙で作ったコントローラーetc
作者達はまだ未成年なので、顔写真はナシデスー。筆者はBラボに出入りしているので、夏ぐらいから何かしらコツコツ作ってきたのを遠巻きに見ていましたしね。なにやらでかい剣やら、紙でコントローラーを作るんだ!と話していたのを小耳に挟んだ時はホンノリ度肝を抜かれたくらいにして。
みんな、すごいゾ!
取材中に研修室をのぞくと、だいたい昔の男の子や女の子(私は良く男の古、とか女の古とかいいますけど//リスペクト : 「あたし・主婦の頭の中」のカータン)が、剣を構えてポージングしている様子がみられました。
ある時チラリと覗いたら、大学の時の指導教官が…(センセ、一昨年退官したでしょう)童心に帰ってポージングしていました。
福島 誠 工作のススメ
研修室会場に入って、Bラボの杉くんと話していたら背中でめっちゃいいギターの音色が鳴っているんです。誰かがギターを持ってきてるのかなあ……などと場の特性を考えずにうっすら思っていたら、なんとこちらのギターの音色でした。すごいゾ。
出展者の福島さんは、札幌で小学生を対象におよそ10年科学工作教室を開催していたのだそう。その後、函館蔦屋書店にジョインし、蔦屋書店でも科学工作教室を開催しているのだとか。10年のノウハウと経験からのコンセプトや、お話はとても興味深かったです!
確かに、いまどきの子ども(といっても、自分の子ども時代から言われてきたことですが)は、危ない道具を使わないように守られているので、いざという時に道具がまともに使えない傾向がありますよ。そして、そのように育った大人が子どもを育てている時代なので、福島さんがコンセプトに掲げるような科学工作教室は生きる力をつけるために必要だな~!と思うのです。
コンセプトのヒトツに「ブラックボックスではなく、動作原理がわかるように。」というのもめっちゃ大事ですよね!
直近開催されていた工作教室はこちらですね(参考
wakasa masao 音で神経衰弱etc
「ギリギリまで展示する作品を作ったりメンテしたりしてきました!」とおっしゃっていたwakasaさん。展示スペースにはぎっしりと不思議な作品が並んでいました。
毛を抜く快感を再現した作品。毛抜で毛を抜いたことがある人なら誰もが「……!」と。電磁石を利用して作ったガジェット…?おもちゃ?あ、同じ意味ですね。
スマートフォンなどの充電に使用されるType-Cと呼ばれるコードがありますが、こちら、データのやり取りができるものもあれば、充電にしか使用できないものがあります。
筆者のようなトーシロは、あまり深く考えて使うことがないのですが、プログラマーやシステムエンジニアなど、このコードを開発に使う方は「いざ、使おうぞ!」という瞬間に「なんやこれ!データがやり取りできへんやんけ!」と、苛立つことがあるらしいです。
そんな時にお役立ちなのがこの「Type-C危機一髪」ということですよ。充電専用ケーブルが刺さると黒ひげが飛んじゃうんですって。すごいゾ。
他に、北海道ローカルCM神経衰弱や、消毒昇竜拳などおもしろガジェットがたくさん並んでいました。
piro マラソン走者測定位置特定システム波のシミュレーター(now working)
ここにもLet'snote教の信者が…(違
いえ、本題はそうではありません。学生といえばマラソン大会や遠足など様々な行事がありますが、彼が在籍している学校では鬼のような距離を歩く大会があるのだそう。彼は、その大会の個人順位や通過タイムをチェックポイント毎に生徒固有の2次元バーコードを読み取らせることで取得するシステムと仕組みづくりを担当しているのだとか。
筆者が高校生の頃は学校の公式サイトを作るぞ!というところ限界だったので、そこを通り越して自分でプログラミングをしてシステムを作り、実用化させようとしているなんて、すごいゾ。
piroさんのXアカウントはこちら。
FuraIT@富良野 Arduino部 活動展示
遠く富良野市から陸路で函館まで出展してくださった「FuraIT(ふらいと)」さん。IT系でいろいろ活動している仲間でわいわい作ったり、教えたりの活動をなさっているのだそう。
今回は、MOOちゃんを激推しするガジェットと、湿度を検知して加湿してくれる加湿器を展示してくださいました!
ちなみに、MOOちゃんは釧路フィッシャーマンズワーフMOO(釧路川付近のウォーターフロント施設)のキャラクターとのことで、普段は川の底で遊んでいたりするみたい。
このMOOちゃんが乗っているお立ち台。左にあるPCのカメラでそこにMOOちゃんが乗っていることを検知すると、LEDを発行させながらぐるぐる周ります。……推してますね!
その仕組をArduinoで作っているというわけです。
この日は上手く作動していないから「直している!」とのことで、展示をしながら直して調整をしていらっしゃいました。
あなたがた、本当にどこでも直しますね……。すごいゾ。
ところで、この電子基板や部品やコード類をまとめて収納するために百均ショップで売っているタッパー的な入れ物を使うのは、なんていうか、【理系の人しぐさ】なんですかね?蓋のところに切込みを入れてコードを出している様は、筆者の左足元に鎮座するPC類のコードまとめタッパー的入れ物とそっくりなんですけど。
パン屋さん。 ANNECT
パンは売らない「パン屋さん。」が出展していたのは、彼が仲間たちと一緒に取り組んでいる新しい人工ペットともいえる「ANNECT」。”ペット”の魂(アニマ)を色々なもの(依代)に宿らせて、ペットとの新しい関係性を提案しています。
この日は、スマートフォンにアニマを宿らせて猫型にしていました!もふもふしたお耳と尻尾を気まぐれに動かしながら、目を細めたりする表情を見ていると、この絶妙なインタラクションが触る人の心を掴むようです。
このモフモフと、微妙な耳と尻尾の動きが本物のネコっぽくて…すごいゾ!
パン屋さん。のXアカウントはこちら。
ちなみに、NT函館の翌日、公立はこだて未来大学でまた別の研究発表の場があったそ~なんですが、”魂のペット”をしばらく持ち主が帰函しない車の中に幽閉しちゃったらしいですよ( ̄ー ̄)。うっかりさんですね。
2F研修室会場まとめと関連リンク
この日の函館地域まちづくりセンターは、2Fがほとんど我々NT函館の会場となっていました。この研修室会場はエレベーターを降りてすぐ、真正面に位置していたので、やはり立体モノが中に見えたり、面白そうなガジェットが並んでいたり、音が鳴っていたりすると自然と入らさりますよね(注:北海道弁)。
NT函館2024の会場は、観光エリアのド・真ん中でしたから、GWという時期も相まって、観光や帰省の途中で立ち寄ってくださったお客様も多かったようです。そういった方々にとって、かなり心をぐっと掴まれる会場だったんじゃあないのかな~と感じます。
それにしても、色んなことをしている人が…いますね(^_^;)みんな、すごいゾ。