【4/28-29】俺得の祭典→NT函館2024レポ04-2
2024年4月28日~29日に開催された『NT函館2024~俺得の祭典~』のレポ4回目です!4回目の…その2です…。
こちらの記事では、多目的ホール会場の出展者の方々と、その展示やLTの様子をお伝えしていきます。より専門性が高い感じの作品が多く、感想文ベースになってしまうことをお許しください🙏
記事が長くなってきましたので本題へGOしたい方は目次へGOしちゃってくださいね、っと。
筆者、記録係として一応全てのブースの写真を撮影させていただきつつ、お話を伺えた場合は取材メモ的な感じで記録を取っているのですが、大盛況となったイベントのため、詳しいお話を聞けなかった部分もあります。ご了承ください。ごめんなさい!最初に謝ります!
NT函館2024についてはこちら
事前のポスターやパンフレットでは28の出展者が掲載されていますが、当日は、さらに多くの出展がありました。
会場は1Fに1カ所、2Fに2カ所の合計3カ所でした。1F会場→2F研修室会場→2F多目的ホール会場その1・その2→交流会とエンディングと総括…のような流れで更新させていただきます。今回の記事は2F多目的ホール会場について記述していきます。
これまでの記事のリンクなどは記事の最後にまとめておきますね。
サクラダ 函館市電運転シミュレータとコントローラ
地元ニュースなどでも報道されていて、すでに耳にしたことがあった「函館市電シミュレータ」ですが、まさかここまで本格的とは。市電にはよく乗る方ですが、車両前方に乗って見ている景色そのまんまですよ!すごいゾ!
精巧に作り込んであるので、ある意味ではデジタルアーカイブ的にも貴重なゲームとなるでしょう。
このコントローラは隣で展示している「グレイスモデル」さんと開発したものということで、昨今写真撮影の件で物議を醸しだしている”鉄オタ写真クラスタ”とは別の方向にエネルギーを注ぎまくっている方々といえますね……。
私も気がつくと、旅行チャンネルを動画サイトなどで見ているので家族に「オマエは鉄だ!」と言われるのですが、車両の方には全く惹かれませんで、車窓から流れる景色にもっぱら惹かれます。亜流の鉄でございます。
私は運転するとオーバーランになりそうなので遠慮しました(リアルすぎて人をひいてしまいそうで…)。
サクラダさんのXアカウントはこちら。
グレイスモデル 各種模型および設計物のサンプル展示
筆者とはあまりタイミングが合わず、なかなかお話を伺えず残念だったのですが、函館市電シュミレータのコントローラを3Dプリンタで出力し組み立てるなど、めちゃめちゃ精巧な立体造形をなさっているグレイスモデルさん。
この記事のカバー写真もグレイスモデルが作った超小さい模型をマクロで撮影したものです。この地図を3Dモデリング──つまり、立体で再現するグレイスモデルさんの個人プロジェクトの写真からもおわかりになるかと思いますが、めちゃめちゃ小さいのです。すごいソ!
グレイスモデルさんのXアカウントはこちら。
電気通信大学工学研究部 自動運転プラレール、Bluetoothラジコン他
筆者はプラレールを履修せずに成人を迎えたのですが、幼少時代から鉄道好きな人たちに圧倒的な支持を得ていたプラレール。
もともとは、鉄道模型をプラスティック製のレールの上で、手で転がし走らせるおもちゃだったとのことですが、次第にモーターを積んでスイッチを入れたら走るように。
そして、今回、電気通信大学工学研究部さんは、自動制御でこの模型を走らせた作品を展示。なかなかのスピードでくるくる回る列車を見ていると飽きません。
自動制御なので、ぐるぐると列車が走るだけではなく、センサーを利用し、列車同士がぶつからないようにしているのだそう。なんか、すごいゾ。
NPO法人nextday プログラミング教材・電子工作キット
札幌を中心にIchigoJamやmicro:bitを使った電子工作教室などを運営しているNPO法人nextdayさんチーム。さすがにベテランの味を感じる展示スペース。カラフルでおもちゃ箱のようで、LEDで光っている作品も多くついつい興味を惹かれてしまいます!
以前、別の催し物でIchigoJamを使った作品を見せて頂いたことがありますが、「IchigoJamとBASIC言語でこんなことまでできちゃうの?」と驚いた記憶があります。いやはや、すごいゾ!
ちなみに、micro:bitやIchigoJamとは、初心者向けのちいさなマイコンボードのことで、電子工作界隈の方々にはおなじみ……ですが、そうでない人にはなんだい?それのモノ。イメージ的には、超簡易なパソコンの元・本体みたいなもので、その電子基板に小さなモニタやセンサやキーボードを接続すると、ちょっとした電子計算機・パソコンとして機能するもの…といった感じでしょうかね(゜-゜)?
電子工作教室などなどでは、それらにプログラムを読み込ませて色々ゲームを作ったり…役立つシステムを作ってみたり、ということをやっているところが多いです。
生田製作所 蛍光表示管を使用した電子工作キットの展示・実演・頒布
SFっぽい!
筆者は電子工作のことはよくわからないのですが(それでも、はんだ付けは楽しい)、生田製作所さんでは写真のようなかっこいい時計を作る事ができるキットを展示・頒布してらっしゃいました!
展示の様子と下の紹介サイトを合わせて考えると…
つまり、わたしのようなもんでも、このかっこいい時計を作ることができる!ということですね!!!すごいゾ!!!!
なにやら、とても複雑な材料と基板…?設計図?で、書いてあることは全然理解できないのですが、頑張れば作れそうな気がします。
自分でこのかっこいいやつが作れたら、ちょっと家族にドヤ顔ができるかもしれません。とはいえ、ホコリを被りそうなので、100均でミニフィギュア用の透明ボックスを用意したほうが良いかも(と、つい思ってしまうわたし)。
極配置設計 教育用マイコンPicaxeを利用した基板、ガジェット
おそらく、だいぶ、すごいゾ!なことを実現していらっしゃる極配置設計の佐藤さん。
しかし、正直に書こう!筆者には遠い世界過ぎて「すごいんだな!」ということしかわからないのでありました。
それで…叔父に…(あ、叔父はラズパイが専門らしいので)以下の写真を送りつけまして、解説をお願いしたところ「!!!」ってなもんで。パズルのピースが埋まりました…!
叔父曰く「ラズパイはそもそも消費電力が多いので、乾電池で動かせるようにするのは、ものすごくすごいこと」だそうです。なるほど…。
つまり、ほんのり伺ったお話と、展示の文章などなどから脳みそをかき集めて考えると、さまざまな基板について、使い勝手が良くなるようなブラッシュアップをめちゃめちゃクレバーにやってのけている方、ということか…。
すごいゾ…。
もし来年、またNT函館にご出展いただけるようでしたら、その際はわたくし、もっと知識を蓄えてお話を伺えるようにしておきますので、何卒よろしくお願いいたします。
極配置設計さんの公式Xはこちら。
わたし、Xに凸したら流石にご迷惑だよな…と思いつつ。20年ぶり2度目の「電子回路について勉強せねばなるまい」の志(決意じゃないところが弱い)。
こうよう 自作プラモデル・未来建築ミライダイン
個人的には大爆笑してしまったのがこちらの”こうよう”さんの「未来建築ミライダイン」ダッ!
某未来大学では、システム設計やロボティクスやAIや情報デザイン等の研究ができるわけですが、建物自体がロボットになってしまうなんて……!
設計者の山本理顕氏もニッコリでしょう。きっと。しらんけど。
箱はガンプラism、タイトルデザインはダンバイン風味。まあね、女の古も男の古もワックワクですね!こうようさん曰く「ダンバインはにわかです」とのことなので、チャム・ファウも登場させて欲しい気持ちを抑えつつ。
3Dプリンターでランナー(プラモデルの部品をつないでいる細いプラの部分)から作りたいと計画していたそうですが、これがすこぶる難しくアレコレやっているうちに計画と作業がペンディングしているのだとか。
いやはや、後輩たち優秀ですね!すごいゾ!
こうようさんの公式Xはこちら。
続きはレポ04の3で
根強い支持のプラレール、そして函館市電のシミュレータ、3Dプリンタでの作品、基板。。。
オールジャンルというかノンジャンルというか、どんだけみんな鉄道好きなんだよ!!!という心のツッコミ(次のレポで、また別の鉄道の展示が)が発生したり忙しいわけですけれども、それぞれみなさん独自の分野を追求なさっていて、だんだんはんだ付けがしたくなってきました!!!
過去のレポートや関連情報はこちらで
わしがはんだ付けをすると斜めって止めてしまう16ピンの部品が見えるIchigoJam……。が、電源とモニタを繋いでキーボードの入力が画面に出た時はホンノリ感動したな!