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「おまえには沖縄人の心はわからない」と言われたらどうすればいいのか?
沖縄に移住してきた人は一度以上言われた経験があるかもしれません。
特に、沖縄が好きで、沖縄をもっといい所にしたいという気持ちが強い人ほど。
沖縄が大好きで、なんどもやって来て、沖縄の歴史も文化もある程度わかってきて、沖縄の友人も増えた。だから、「沖縄はもう少しこうなった方が良いんじゃないかなあ」とうい「本音」を少しだけ出したとたんに、「沖縄人の心がわからない」と言われる。そんな経験が。
田舎暮らしの可能性を考える(1)
都会の人はケチで、田舎の人は太っ腹?
どう思いますか?
調査や学会などで、いわゆる「田舎」によく行きます。
そこでいつも感じることは、田舎の人たちがとても親切であること、そして働き者だということです。
いろんな話を聞かせえてもらっていお世話になっているのは私の方なのに、
「これ美味しいから食べて」「これお土産に持って行って」と手作りのお菓子や野菜や果物をもらうことが多く、恐縮してばかり。
沖縄で「できちゃった婚」が多いのはなぜか?
沖縄は、やはり特徴のある地域です。国内1位と47位が極端に多い県も珍しいのではないでしょうか。
有名なのでいうと「離婚率」。しかし、それはまた別の機会に。
統計ではでてこないのですが、「できちゃった婚」が多いのは、ほとんどの沖縄の人が感じていることです。なぜなら、
1. 中学、高校の同級生にかならず複数いる。
2. 大学生なると毎年かならず友人のだれかができちゃった婚をする。
3. 結
1,000年単位で考えると見えてくる沖縄の歴史(2)
沖縄の場合、すでに1609年に薩摩に支配されてから、実質的に幕藩体制に組み込まれていましたが、明治になって1879年に沖縄県になり近代日本国家に編入されます。そのことは「琉球処分」と呼ばれて、日本が琉球を侵略したとして批判的に語られています。
確かに、琉球が近代日本国家に組み込まれたことが「支配」「侵略」と言えばそうだと思います。(それについては、面白い論争があるので、後日紹介しますね)
私は
1,000年単位で考えると見えてくる沖縄の歴史(1)
歴史を
1年単位で見るのと、
10年単位で見るのと、
100年単位で見るのと、
1,000年単位で見るのと、
10,000年単位で見るのでは、
全く違ったものになります。
あ、歴史は3~4,000年前にしか始まらないので、10,000年前は大袈裟ですね、それは考古学や人類学の世界です。
多くの人は10年単位。せいぜい自分が生まれた後の世界でしか歴史を見ることはできません。
でも、歴史を学べ
「沖縄はいつも搾取されてかわいそう」という歴史観が壊れる時
4年前、来間泰男の『人頭税はなかった』(2015年・榕樹書林)という本が話題になりました。
人頭税とは、近世沖縄八重山地方にあった税制です。年貢という形ではなく、ひとり当たりいくらという「人に対する税」「労働で払う税です。
過酷な税に八重山の民衆は苦しめられました。しかも、明治政府による琉球処分以降も「人頭税」は放置され、そのために八重山地方の住民たちはその取り立てに苦しみ続け、その後、反
沖縄問題を本土の人たちに理解してもらうために必要なこと(全文)
沖縄問題を本土の人たちに理解してもらうために必要なこと
ヘイトスピーチが社会問題になってかなり年月がたしました。沖縄に対するヘイトに関して、沖縄の新聞は一昨年あたりからかなり力をいれて報道しているようです。
その趣旨は、沖縄県民と本土との溝は深まるばかりで嘆かわしい。沖縄はもっと自己主張をして本土の人たちの沖縄への誤解を解くべく努力しなければならないというものです。
沖縄タイムス社からは
沖縄問題を本土の人たちに理解してもらうために必要なこと
沖縄問題を本土の人たちに理解してもらうために必要なこと
ヘイトスピーチが社会問題になってかなり年月がたしました。沖縄に対するヘイトに関して、沖縄の新聞は一昨年あたりからかなり力をいれて報道しているようです。
その趣旨は、沖縄県民と本土との溝は深まるばかりで嘆かわしい。沖縄はもっと自己主張をして本土の人たちの沖縄への誤解を解くべく努力しなければならないというものです。
沖縄タイムス社からは
世界で一番わかりやすい沖縄の歴史解説(全部)
ものすごくわかりやすいけど、本質が学べる琉球・沖縄の歴史です。今回は全体像をつかんでもらいます。これだけでも、琉球・沖縄の歴史通として自慢できます。
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