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ことばにする習慣

最近めっきり自分の想いをことばにしていない。
日々いろんなことがあってたくさんの刺激に囲まれてる環境に身を置ける幸せ、心で感じたことが流れていかないように、久しぶりに。

大学を卒業して、生まれ育った東京を離れ、島根県隠岐諸島海士町で暮らしはじめて、2ヶ月が経った。

海士町にきたきっかけややりたいことは、いま働いている隠岐國学習センターのnoteに書いてるので、そちらを読んでくれたら嬉しい。

海士町での暮らし、ものすごく楽しい。

期待してなかったけど、想像を大きく越えるいつも学びに溢れる日々。
期待してなかったけどっていうのは、
海士町での暮らしを始める前、勝手に理想を作り上げて期待に変えて、そんな理想のせいで現実を楽しむことができなくなるのが怖かった。だから来島するまで、なにも考えないようにしていた。

季節を肌で感じられる環境、高校生と毎日過ごす中での発見、同じ大人の島留学生として来てるみんなのユニークさ、本気の本気を大切にしている地域の大人。自然も環境も人もぜんぶが新鮮でぜんぶにたのしさがひそんでる。

ここに来てよかったなって心から思う毎日。幸せだよね。

そこでふりかえってみる。

4月。
今年に入って、卒論をなんとかやり遂げ、春休みに入ったころから、ずっと幸せすぎる充実した日々を過ごしてた。それってすごく幸せなことだけどね、そのなんともいえない高揚感が海士町にきてもふわふわ続いてて、とにかくエンジン全開すぎた。

新しい生活に慣れようと無意識に必死になると同時に、いつもGW明けに心が弱くなる自分を知っているからこそ、余計にエンジンの調整の仕方がわからなくて、だんだん地に足がついてきたかもと思いながらも、地に足が根付いている感覚がぜんぜんないこわさがあった。

1日1日、一瞬一瞬を大切に、なにより自分を大切に、関わってくれる人に愛と感謝を持って過ごしてたらきっと大丈夫って言い聞かせていた。

5月。
そんな慧にいつもベストすぎるタイミングで連絡くれる恩人かっきー。

「桜が散ってすこし経って、そろそろ別の季節を味わう準備だね
あきらもまた別のギアに変えてみてね
次はすこしのんびりと自分のゆっくりペースをみつけるんだよー
ひとりの時間もゆっくりと」

そんなメッセージをくれてから、1つの詩を送ってくれた。

自分を
自分を大事にするとか
自分を守るということは
自分を甘やかすことではない。
自分をだらしなくさせることでもない。
例えば
「足元が冷えるなあ。」
と感じたら
「冷えてる」ということを
無視せずに暖める
ひざかけにくるまったり
足をお湯につけたり
きっと、そんな小さく大事なことの
積み重ねの一つ一つなんだと思う。
自分の本当の声を聞きながら
自分で自分をコントロールする。

『灰色のバランス』
卯水ようこ

GWが明けて。
あやばい、なにしてたのかの記憶は鮮明にあるのに、ことばとして出てこない、毎日が学びで満ち溢れている環境で、それらを書き留めておきたい気持ちが行動に伴わなかったツケが回ってきた、、、

気持ちを切り替えて、今、6月。
旅の延長にいる感覚の4月、楽しいと頑張らなきゃの間をうろついてた5月を経て。

心身ともに落ち着いてきた感覚が自分の中から芽生えてきた。
周りにいてくれる人にもそう言ってもらえるようになった。

生活にもだんだん慣れて、仕事もまだまだだけど、楽しく向き合えてきた。

最近の自分のなかに芽生えた変化で嬉しかったことを1つ。
英語への想い。

慧は英語が好き。それは、おしゃべりが好きだから。ことばが好きだから。
でも英語への苦手意識もものすごく大きい。好きって気持ち以上に。

暮らしの中に英語があるのが当たり前って人ばかりの大学生活で培った自分の英語へのコンプレックスが、

英語を話せるように使えるようになるために苦労した自分だからわかる、英語できない!英語きらい!って言う高校生の気持ちに共鳴して、

自分のコンプレックスを経験として活かせるビジョンを、はじめて描けた。
英語教育に興味ある1人として、スタート地点にようやく立てそうって心がわくわくしてる。

英語だけに限らず、毎日高校生と過ごす中で、
自分の中にフレッシュすぎるほどにフレッシュな心が湧いてきてる幸せもある。

ふとしたときに感じる社会での生きづらさを、あれよあれよという間に切り開いてくれそうなエネルギーと、

未来をぜんぜん描けない自分だけど、なるようになるってそっと手を差し伸べてくれるようなパッションと、

大好きって思わず言いたくなる人が周りにいてくれる幸せをどこまでも広げていきたいと願えるマインド

結局なにが言いたいのって思うだろうけど、

慧、今、最幸。

みんなと幸せを分かち合いたい。

いろいろおもしろいこと企んで、この日々を思う存分に愛でる。

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