『政権奪取論 強い野党の作り方』
先日Kindleで購入して読みました。
橋下徹さんが書いた本という事で興味をひかれた、という感じですが、自分は敢えて言うなら消極的自民党支持…みたいな感じで特にこの党を応援してます!ということは無いです。
日本維新の会にしても、足立さんなどはネットで拝見した限りでは面白い方だなぁと感じるくらいで支持者では無いんですが、大阪知事・市長としてバチバチやっていた橋下さんが当時を振り返りながら今後を語る本という事でこれは1度読んでみようと。
結論から申しますと、大変わかりやすく面白かったです!
まぁ私は政治通な訳でもなく、多少興味を持っていると言うだけで特段細かく情報を集めたり勉強などもしていません。
なので個別の政策などの議論を吹っかけられても気の利いた事は答えられませんが(笑)それでも橋下さんの真剣さが伝わってくるような内容に感じました。
内容について詳しく延べはしませんが、私がさすがやなぁと感じたのは、批判ばかりでなく自身の反省や後悔も語っている所です。
いわゆる専門家やコメンテーターに対して批判的な事が多い橋下さんですが、やはり実際に行政に挑戦して行動して結果を残したからこそ発言に信ぴょう性を感じますし、素直に非を認める実直さも魅力だと感じます。
そんな橋下さんから見た自民党に対する分析も面白くて、ここがダメって言うのもズバッと書いてるけどそれだけでなくて良いところ見習うべきところをきちんと挙げてるので、読んでてなるほど!と感心しました。
結果的に選挙で負けて政界を引退されましたが、やはり惜しい人材だと思います。
あの熱意と行動力、それに冷静な分析力や文中に出てくる「人間関係力」が無いことを自覚しているからこその合理的なやり方は個人的に「もう一度政治に携わってくれないかな」と思わされます。
もちろん他の議員の方々も熱意に溢れる誠実な議員さんは多いと思いますが、我々一般市民になかなか伝わってこないのです。
あの頃橋下さんに感じていた「期待感」をもっと持たせて欲しいなぁと現職議員の皆様にお願いしつつ第1回の「読書感想文」を締めさせていただきます。
この本、オススメですよ!