「バブル」観た。(試写会)
監督:荒木哲郎
声:志尊淳、りりあ。、宮野真守、梶裕貴、畠中祐、千本木彩花、井上麻里奈、三木眞一郎、広瀬アリス 他
上映時間:100分 公式サイト
好景気に浮かれた人たちの狂騒を、それはバブル期。
地球規模で泡が降ってくる原因不明の天変地異に見舞われた。
その東京を舞台にしたオリジナルアニメーション。
物語のモチーフは「人魚姫」。
監督は、「進撃の巨人」シリーズの荒木哲郎。
脚本は、「魔法少女まどか☆マギカ」などの虚淵玄。
キャラクターデザイン原案は、漫画家の小畑健。
悲壮感はほぼ無くて、むしろ明るい。
災害下で生きる人たちの前向きさが好印象だった。
そのおかげで荒廃した街並みが瑞々しく見えるほど。
スパイダーマンかよ!
という人間離れした跳躍の数々、カッコよかったぁ!
恐れを飲み込んで先へ飛び込む、とにかく前へと進んでゆくアクションが爽快。
パルクールの躍動に、ゴールまでのルートを探すボルダリングの戦略性が加味されて、新種目のスポーツを応援している感覚。
バブルを、人類の増減や種の誕生、命の渦に見立てた設定が魅力。
出会ったお互いが自分という存在に気付く恋のチカラ、ボーイミーツガールの共鳴に泡沫(うたかた)の輝きを発散させる主役の2人も素敵。
主題歌のタイトルになっている「じゃあね、またね」の言葉が好き。
展開は、進撃の巨人テイストでクライマックスで少しまどマギに。少女に背負わせがちな虚淵玄の色が顔を出すところに、おぉっと声が。だけどあっさり解決(?)して、拍子抜け。
あと、セカンド?サード?何番目のインパクト?ジブリ?アナ雪2?などなど既視感あるビジュアルイメージが多すぎて、いまひとつ劇中世界に入り込めなかったのが残念。
分かりやすくしないで、もっとSFに振り切ってもよかったような・・・。
設定の構築にとどまって、ストーリーが浅くなってしまった印象で勿体なさを感じた。
2022年4月7日(木)試写会@109シネマズ大阪エキスポシティ
本編上映前に、キャスト&監督が登壇するライブビューイング!
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