「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」見た。
原題:NO TIME TO DIE
監督:キャリー・フクナガ
出演:ダニエル・クレイグ、レア・セドゥ、アナ・デ・アルマス、ナオミ・ハリス、ベン・ウィショー、ラミ・マレック、レイフ・ファインズ 他
上映時間:164分 公式サイト
シリーズ第25作。
ヘラクレスが大量破壊に繋がると分かりそうなものやけど・・・。
ほにゃららを殺す服を着たゲストのパロマ(アナ・デ・アルマス)が素敵!
水没から脱して急にボンドのテーマ。船に車があったのかと思った。
Qの住まいが英国色あっていい感じ。
新しい007は、付け足し感・・・。
もう少し見せ場を用意してあげてほしかった。
敵はただの卑怯なやつ。
上映時間が長い。(2時間半)
ただ銃撃しているだけに見えるアクションパートが退屈だったが、ウェイトが置かれているドラマパートは沁みた。
ブロフェルドの後始末が済んだかと思えば新たな危機が迫り、決戦の場へ赴くボンド。
鑑賞前に想像した通りだけど、やっぱり泣く。
エンドロール後の、「JAMES BOND WILL RETURN」は不要。余韻が覚めてしまう。
シリーズはこれからも続くのは分かっているから!今回だけは出さんといて。
歳を重ねながらジェームズ・ボンドを生きたダニエル・クレイグと、質感のある女優レア・セドゥによるマドレーヌの関係を通して、人間味を伴う深い愛情が伝わってきた。
ボンドシリーズで初かもしれない、涙腺が緩むのは。
ヴェスパーに愛と哀しみを。
マドレーヌに愛を。
過去を燃やして未来へ。
2006年「カジノ・ロワイヤル」から始まり、「慰めの報酬」「スカイフォール」「スペクター」、そして「ノー・タイム・トゥ・ダイ」で終わる。
この5作品で1本の物語を構成するという、シリーズでは異質な位置付け。
男前でも完璧すぎない。
動揺するし怒るし、怪我もする。
たっぷりと人間ボンドを演じ切ってスクリーンに刻み付けた、ダニエル・クレイグに拍手!