見出し画像

ほんの少し背伸びをして聴いたボブ・ディラン

“どれだけ歩き続ければ
一人前の男と呼ばれるのか”

ボブ・ディランのBlowin' In The Wind(風に吹かれて)の冒頭の歌詞だ。

先日、友人がボブ・ディランのBlowin' In The Windをカバーした曲をアップしていたのを聞いて、一気に僕のボブ・ディランが蘇ってきた。

あれは確か中学生になった時くらいかな。ちょうど洋楽を聞き始めた時くらい。周りの友達もこぞって洋楽を聞いて、“おれ、洋楽聞いてんだぞ”感をだして、かっこつけたかった時だ。歌詞の意味なんて分からずに。

背伸びしたかったんだよ。

そんな洋楽ブームにちゃっかりと僕も乗っかりまして、たくさん洋楽を聞いた。ビートルズやクラプトン、クイーン、レッチリ、オアシス、、などなど。TSUTAYAに行ってCDを借りて、MDに取り込んだ。

特によく聞いたのがボブ・ディランだった気がする。その中でもBlowin' In The Windはアルバムの一番目の曲だったからか何度も聞いた。

ギターの音色がとても心地よく、ディランのあの独特な声。そしてブルースハープが哀愁を漂わせる。かっこよかった。

兄が持っていたギターを何度か借りて練習したことがある。ボブ・ディランのBlowin' In The WindとクラプトンのTears In Heavenを弾けるようになりたかった。あれらを弾けたら絶対モテると思ってた。

あいにく僕のギター人生は、Fコードがおさえられないという誰もがつまづくところで見事につまづき、三日坊主で幕を閉じた。あの時にFさえ乗り越えられたら人生変わってはずだ。兄を恨むぞ。

そんなBlowin' In The Windだが、曲や歌詞も素晴らし過ぎるのは全世界が承知の上だが、僕はBlowin' In The Windが収録されているアルバムThe Freewheelin’ Bob Dylanのジャケット写真がたまらなく好きだ。

寒い寒いニューヨークのウェスト・ヴィレッジ・ストリートを腕を組んで幸せそうに歩くふたり。街の雰囲気、ディランのジャケットとリーバイスのかっこよさ。あの一枚にたくさんの物語がみえる。いつ見てもかっこいい。

いつかニューヨークに行ってみたい。ウェスト・ヴィレッジ・ストリートでジャケットと同じ写真を撮りたい。残念ながら、一人ではあのジャケット写真は完成しないので隣で腕を組んでくれる人を見つける必要がありそうだ。

その為にも、一人前の男と呼ばれるようにならないと。

どうやったらそうなれるのだろうか。

その答えは、風に吹かれている。

★こちらは友人のShoichi Hidaka さんのカバーversionです!!かっこいいよー!
 ↓ ↓ ↓
https://youtu.be/ngWwu9l_4qY

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集