海外で成長する人としない人には違いがあった!?海外で働く前にやっておくべき3つのこと
タイで働き始めてもうすぐ3年経ちます。
自分がタイに来たときはタイ語はもちろん英語もほとんど話せませんでした。
今では、事業として整体サロンを3店舗経営し、在タイ日本人のイベントを主催したりしています。
3年の間にはいろいろなトラブルや障害がありました。それを乗り越えることができたのは海外にくる前に「海外で働くということについて自分なりに考えていた」ことが大きかったのでシェアしたいと思います。
※このnoteはタイに赴任したばかりの自分にあてたメッセージのようなものです。海外に赴任するときに知っておけばよかった、ということをまとめものです。言葉が話せなくても大丈夫。誰にも当てはまるというわけではありませんが、参考にしていただけると幸いです。
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1、海外にくる目的
まず、あなたが海外にくる「目的」を明確にすることから考えていきましょう。というかここが1番大切なポイントになります。
例えば、海外で働きたいという人を面接したときに海外で働きたい理由を聞くとだいたい次の答えが返って来ます。
・語学力を磨きたい
・海外で働く経験がしてみたい
・○○という国が好きだから
どれもいいことだと思います。ただ、大切なのは「目的」が明確にあるかどうかということです。
海外で働くと思うようにいかないことばかりです。
時間をかけて育てていたスタッフが急に辞める・・・
法律がコロコロ変わって手続きが煩雑になる・・・
食事が合わなかったり、住居の設備がすぐ壊れたり・・・
そういう辛さが出て来たときに立ち返ることができる「原点」が必要になってきます。それが海外にきた「目的」です。ここでその目的がないと、別にこの国でなくてもいいか、、、となってしまいます。
自分の人生の中で今、このタイミングで海外に出ていく意味、理由について考えてみましょう。言葉ができるかどうか、経験があるかよりも、「なぜ?」ということに答えることができるかどうかが最も大切です。
そして、「なぜ?」について考えるときには「具体性」が必要です。例えば、語学であれば何語を学びたいのか、いつまでに学びたいのか、どうやって学ぶ予定なのか、そこまでしっかり考えておくべきです。
2、自分が住む国について調べる
これから行く国や働く会社について時間をとってしっかり調べましょう。
自分が住むことになる国について歴史、人口、政治、文化、宗教・・・などなどその国について知っておくことはとても大切なことです。
自分は「タイのことがマンガで3時間でわかる本」を繰り返し読みました。
まとめ方でおすすめなのは「PEST分析」という方法。
これはコンサル業界で企業分析を行うときに外部環境を整理しやすくするために使う方法です。
PEST分析のPESTとは、「Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)」の4つの頭文字を取ったものです。この4つの視点で整理します。
このようにして自分なりの視点で国の情報をまとめておくと、その国に対して「予想」が立ちます。その予想を持つことで実際と比較することができるようになります。
海外に限らず、初めてのことに挑戦するときに仮説があって、仮説検証をするものと闇雲にやっていくのでは成長角度に差が出ます。
しっかり準備していきましょう。
3、やりたいことをやり尽くしておく
海外にくる前に日本でやりたいことをやり尽くしておきましょう。
海外にくるとビザの関係もあり、自分が思ったタイミングで日本に帰れないこともあります。最初のうちから頻繁に日本に帰っていたら現地スタッフとの関係性を築くことも遅れてしまいます。
また国によりますが、食べもの、レジャー、医療などが日本のように揃わない国もあります。(タイは日本のもので困ることはほぼありませんが)
最初の1年間は日本に戻らないくらいの気持ちでいたほうが現地に溶け込みやすくなります。そのつもりでやり残しがないようにやりたいことは先にやっておきましょう。日本に帰る時の言い訳(これができていなかったから早く日本に帰りたい)を先に潰しておきます。
いかがでしたでしょうか。
・海外にくる目的の明確化
・自分が住む国について調べる
・やりたいことをやり尽くしておく
自分の経験からこの3つをやっておくと海外で働くときにスタートダッシュが切れるだけでなく、辛いことがあったときにも乗り切りやすくなります。
辛いこともありますが、海外で働くことで自分を大きく成長する機会を得ることもできます。
ただ、イメージと違ったということで引きこもったり辞めたり、帰国したりしてしまう人がいることも事実。
せっかくの海外ライフをより良いものにしていきましょう!
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