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TK「HIT FACTORY #2」~2023年に小室哲哉にハマっていいの!?~(前編)

にわか!令和5年にFANKSデビューする。

ひょんなことから、1994年のTM NETWORKのライブ
TMN final live LAST GROOVE 5.18・5.19」を見てしまい、Twitterアカウントまで作りました。しょーもねーツイートで始めたところ、あり得んほど拡散されました。(3/10、ライブ年修正)

小室哲哉、顔が良すぎて全俺が泣いた。
もはや実在が疑わしい。理想がここにある。嘘かもしれない。

1992年の私が生まれてない時にこんなに輝いているバンドがあった。音楽を認識できる前に、TM NETWORKは一度終了してしまった。最も古い邦楽の記憶はSPEEDで、その頃小室哲哉はglobeを始めていた。一度も、小室哲哉を私の中の特別に置いたことはなかった。それでもTKサウンドと他の区別はついた。小室哲哉は素晴らしい音楽家だと、知っていた。

悔しかった。自分の音楽センスにはまあまあ自信があって、最強のデッキを組み音楽を楽しんでいると思っていたのに。こんなに素晴らしいバンドを、作曲家を見逃していた。
しかし、なんとTM NETWORKの40周年には間に合うのだ! Queenのフレディ・マーキュリーを生で拝めなかった私の悲しみが晴れた。TMも、小室哲哉も、今からでも間に合う!(なんなら大チャンスのタイミング!)

もしいらっしゃるならば、1日でも早く推すために、1日でも長く推すために。

よっしゃライブ行くぞ!!!!!!!!

とりあえず出てるものならオーケー!!!メインならばなおのこと最高!!!!とチケットを取ったのがこちら。
『Tetsuya Komuro「HIT FACTORY #2」guest Beverly』in 東京ビルボード。

やったー楽しみ^^ ん?^^

以下引用
「ファンコミュニティ「TETSUYA KOMURO STUDIO」内でも、小室さんご自身、"TKマニアほど楽しめる"、とメッセージしていた本公演。」

はい 終わりました。

出題範囲、全部、じゃん………マニアじゃなくてすみませんでした……

予想される出題範囲…TM NETWORK、小室哲哉ソロ、globe、TRF、プロデュース楽曲全て、サウンドトラックetc
この人、「現代のモーツアルト」と言っても過言ではない
とまで言われているし、(「TK BOX ~TETSUYA KOMURO HIT HISTORY~」紹介文より)
総作曲数1600曲以上
「同じ演奏は2度とない」
というように、その日その場のグルーヴでの即興の要素が強い演奏 をするとも言われてる。(小室哲哉 Tetsuya Komuro 「HIT FACTORY #1 」イベント詳細より)
(3/10 フォロワーさんよりご指摘いただき加筆)

「GET WILD」だけのアルバム『GET WILD SONG MAFIA』(総曲数36て。36て。4枚組て。)が出たことは、TM NETWORKファン以外をも驚かせただろう(ファンは逆に驚かなかっただろう)
知ってる曲もまるで目新しいアレンジがされたとしたら、…もはや、履修は不可能…素晴らしいけれど分からない曲を口を開けて放られるしかなくなる…そんなのは嫌だ…もったいない…振り返ることもできないじゃないか…

先日話題になった一橋大学の世界史かってーの。受験生の気持ち考えて下さい…。

…だがししかし世にはインターネットがある。これは一発試験じゃないのだ…

ということでネタバレを漁らせていただきました。あとはTMアカウントにて繋がっていただいた先輩方にも教えを乞い、完璧なカンニングリストを作って夜な夜な聞き込んだのだ!全部よすぎてアルバムごと聞いた。

へへ!なんと言われようとこれが令和デビューのオタクのやり方さ!!!!!!!!!!!!!

specital thanks 藤沢了様

いざ3/9の2部、推参。撃沈。(以下公演のネタバレあり感想)

そもそもセットリストを覚えてない。頭が爆発してしまった。

ので、カンニングリストそのままだったと、…仮定する。
アンコールのメドレー以外、「ほほう勉強しておいた曲だぞ…」と大きな驚きはなかったはずなので、多分このまんま。多分。違ってもどうしようもない。学びのないnoteですみません。

1.Pure
2.Yuki's Songs

出展はテレビドラマ「二十歳の約束」サウンドトラック。牧瀬里穂、稲垣吾郎、深津絵里がメインのフジ月9。超すごいドラマだったと予想できる。が、まったく知らない。
「ヒューヒューだよ!」「カキーン!」
といった名フレーズもいまいちピンとこない。

またしても私の年齢の話をしてしまったが、決してマウントじゃない。今回、負けてるのは私だ。間に合ってればあのお美しい男がショルキーをぶっ壊し、キーボードにのしかかり、暴れ回る姿が拝めたんだ!!!

のだが。このサントラ、ひじょーーーーーーーにいい!
そして生演奏で大変よかったのが、シンセサイザーとグランドピアノの行き来。
Pureは、「ああこんなドラマのメロディありそう」かつ「聞きなじみある気がする」フレーズで始まる。ストーリーは知らないのに、男女の群像がぼんやりと見える。そして小室さんがグランドピアノに向かうと、主旋律を奏でる打鍵は、かなり強かった。ピンと張った音が空間を走る。
この人の指は(手首をひねるような独特の演奏だから?)こんなに強く鍵盤を打つのかと驚いた。
Yuki's Songは、まだ落ち着かない心臓を一度落ち着けてくれる優しいメロディ。
この辺りで呼吸を落ち着け、ジャックダニエルのハイボールをぐいと飲んだ。(もちろん宇都宮隆を意識してのオーダーである)

3.RESISTANCE

キーボードを使った弾き語り。
これは会場に来てる“マニア”以外の人へのサービスだったように感じた。みんなのために、TM NETWORKを僕なりに歌ってみるよ、というメッセージを勝手に感じた。
思い付きを挟んでしまいますが、別途見たNHKの「CAROL」についてのドキュメンタリーで宇都宮さんが復活後のライブについて、TMを聞きたいファンがこんなにいるんだと思った、といった話をしていた。確かに若いファンも多かった。なかには子供もいた。サブスクにも対応しているし、活動終了後、それぞれのソロ活動などをきっかけに新規でファンになった人は大勢いるんだろう。

そんなファンにも向けて歌われたRESISTANCEは、切なくてやさしかった。
宇都宮さんの歌い方は個人的には「君が好きだから」に代表される、LOVEに重点を置いた情熱を感じる。

小室さんのピアノ音とささやくような声で紡がれたのは「どんなに離れていても ひとりきりで くじけないで I am beside you」という歌詞…そして今の現状。変わってきてはいても、まだ人と会う機会を遠慮しなきゃいけないことがあったり、世界の災害や情勢で引き裂かれてしまった関係があったり…

宇都宮さんが「対抗」「負けない気持ち」を歌っているとしたら、小室さんは「辛抱」「諦めない気持ち」あるいは「好きな人を救う気持ち」が込められているのかな、と勝手に感じました。

4.LOVE IS ALL MUSIC  with Beverly

LOVE IS ALL MUSIC LOVE IS ALL PEOPLE
この歌詞だけで「今伝えたいメッセージの一つかな?」と勝手に合点が行っています。諍いの多い、断絶ばかりの世の中だから。

しっかしまー…とってもいいタイトルですよね。すごく深いことを言ってるのに、内容は「不機嫌な顔で別れちゃった」って話。あるあるですよね、家族に行ってきますが言えなかったり、友達の恋バナを喜べなかったりさ。
「あー分かる分かる…」ってエピソードはそれぞれの歌手からきてるのでしょうか。曲全体をマクロで共感させて、ミクロでメッセージを伝える。小室哲哉は……歌詞作りが上手だ……(深夜1:41、眠くなってきた)

5.Don't need to say good bye with Beverly

これは季節柄卒業シーズンだから選んだ、とご本人が言ってました。
「学生さんは…さすがにいないよね?」と会場を見渡しておられました。悔しい。少女でありたかった。

4曲目でも思ったけど、ビバちゃんは一音の音圧…? なんだ、力が、強い…4曲目なんか、「不機嫌な顔で別れても後悔してなさそう」とか思っちゃった。(けなしてるわけじゃありません!声色から感じる雰囲気の話)
このDon't need~も、変わらず私を見つめててほしいから、このままそばにいてくれるよね?と信じてる強さを感じる。それがビバちゃんの強さ。鈴木亜美の方からは、少し不安がありませんかね? というのが私の感想。

当日中に書ける限界が来たので今回はここまで。

「昨日の思い出」になってしまう前になるべく書きたかった。一番素直なうちに書きたかった。

あーーーーーーでも「I WANT YOU BACK」にだけ少し触れさせて!!!!!

私が座ってた上手(しかも超端っこ)からはなかなか表情が見えなかったんですが(シンセサイザーだと遠く、ピアノだと隠れてしまう)

なんと東京公演では「マインドコントロール」の登場!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

……マインドコントロールって何?(ショルキーって呼んでた)

世界に一台しかなくて大阪のFANKSさんが直してくれた…とは言ってたがめっちゃすごいものだったんですね!!!????????

大阪には持ってくの忘れちゃったんだってさ!!!まったくかわいいわ…

いきなり「こっち行きますね(^o^)」っててちてちステージ真ん中から歩いて、スタッフさんからマインドコントロールくんを受け取ったから思わずハンカチを喉奥まで飲み込みました。

その歌声がね、のびやかで…小室さんが歌いやすいのかな、っていう音程がひくーく響いて(RESISTANCEと比べると低い)、

I WANT TO BACK…いや、まだ私はあなたから離れたことはないんですけれど、「浮気しないでね?」って言われてるみたいで…そして時折マイクを引き寄せる手が、シンセサイザーの前より少し強引に男らしく映り…

ああ、恋だ……と思いながら空になったハイボールのグラスから氷を飲み込み、連れの酒をひったくってあおったのでした……。

これだけは言語化しておきたかった。私は、あなたのファンで居続けたい。これまでメンバーはもちろんFANKSさん達もが守ってきたTM NETWORKという居場所を守っていたい。ステージに立ったら全力で一緒に音楽になりたい。

自分の拍手の音が聞こえるのがもったいなくて、祈るように手を重ねながら聞き入ったのでした。

続きはまた必ず

こうして言語化していくと、選曲の意味合いや歌詞についても考えられて良いな。
音についてはめちゃくちゃ集中して聞きました。すごい、タイミングを外さない。こちらの欲しい間合いに入り込んでくる。隙を狙われるというか、ほしいと手を伸ばす、前に信号を伝達した瞬間ふわっと飛び込んでくる。逃さないセンスが抜群で、衰えないのが本当にすごい。

見る度涙ぐむくらい好きな小室さんの言葉のひとつなんですけど、これが嘘偽り無い本当だとよく分かりました。

ずっと頑張ってる。ずっと全力で走り続けて、厳しい目線で自分の音楽と戦っているんだと思います。

2023年の自らのソロ、「I WANT YOU BACK」は本当に格好良かった。

それだけ吐き出して心を沈めて、金色の夢を見にベッドへいきます。
明日の公演も素晴らしいものになりますように。

今日の席からの光景を上書きしたくなくて、配信を見るか直前まで悩むと思います。


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虜ルール
食べると気が晴れるので、ケーキを買わせてください(半分無職)