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移住するということ

移住するなんて勇気あるね!
怖くなかった?心配事なかった?
と、よく言われます。

そりゃ心配がゼロなんてことはありませんでした。だって都会の中で引越すのだって、それなりに勇気が必要だもの。
でも思い返せば、割とサラリと移住してしまったのかも。川崎→山梨へ移住した頃の気持ちを振り返ってみます。


双子育児での苦労がきっかけ

当時は、我が家の双子が1歳半になった頃。
外を歩くのが楽しくなって来たと同時に、イヤイヤ期の芽が出始め、
どんなところだって歩きたい!
手を繋ぐなんて絶対にイヤ!

交差点の真ん中に走って行った1人を捕まえて端に連れ戻してる間に、端にいたはずのもう1人が交差点に走って突っ込んで行く....本人達は鬼ごっこだと思いキャッキャとハイテンションで繰り返す。

仕方なく両腕に2人を抱えベビーカーに縛り付けるけれど、今度は「降ろせ!」とギャン泣きの大合唱。周りの目を気にしながら、大音量のベビーカーを押して帰る。
....あぁ思い出したくもない。

じゃあ出かけなければいいと思うかもしれないけれど、まだ話もできない双子と24時間マンションに籠っていたら、私の気が狂っていたと思う。
結末はわかっていても、散歩へ出て深呼吸する、それが日課でした。

そんな日々の中で、
好奇心剥き出しの子供達を自由に歩かせられない、、母である私はストレスフル、、
何でこんな苦労してるんだっけ?環境を変えたらどうなるんだろう?と疑問が。

当時は待機児童も多く、保育園に入れるかわからない=復職できないかもしれない、そんな背景も相まって、移住という選択肢が浮かび上がりました。


思いついたら止まらない

今度はオットの話。うちのオットは、思いついたら止まらない人。即行動。タラレバで悶々とただ考えることは無駄だと思ってる人。(本人の名誉のために。最後は綿密に計算するタイプです。)
結婚して10年経ちますが、未だにこの行動力には脱帽です。

そんなオットの行動力に連れられて、移住という選択肢を思いついたその週末から、さっそく移住先探しへ。その後も毎週末、条件にハマりそうなところをあちらこちら見に行きました。そして、思いついてから数ヶ月の間に土地を決め、家を建て始めました。

勢いよく家まで建てた我が家は、さすがにちょっと特殊かもしれませんが、一つ言えるのは移住って勢いが必要です。心配事なんて言い出したらキリがないですから。


そもそも素地もあった?

私は東京近郊のニュータウン出身です。今やショッピングモールも徒歩圏で、生活に必要なものは揃う街。
でも私が過ごした少女期はまだ開発当初で、道はあるけれど、見渡す限り野っ原の広がる状態。新たに開発している町だから、昔ながらの店もなければ、新しい店もまだない。買い物は週末に隣町へ。

さらに毎年夏休みの1ヶ月は、祖母のいる長崎の片田舎で過ごしていました。祖母宅から道を挟んだところは海。駅もないような田舎。そんな場所で、従姉妹とワイワイ過ごした夏は私の宝物です。

東京近郊で育った割には田舎の不便さを経験済み。田舎の楽しい記憶が心の片隅に。
だから、移住も、心配ごとより楽しみの方が優ってたのかもしれません。


途中でも書きましたが、移住にある程度の勢いは必要です。
もしどうしても勢いづかない何かが引っ掛かっているなら、一旦移住計画は保留にしてもいいかもしれません。移住後にその引っ掛かりが大きなわだかまりになるかもしれないから。あと勢いだけでは危険なので、計画や下調べはよくすることをお勧めします。

もし移住を考えている方がいらっしゃれば、1つの体験談としてお読みいただければ嬉しいです!

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