「なりたいもの探し」と「やりたいこと探し」の違い。
みなさんこんにちは。
今日は、「なりたいもの探し」と「やりたいこと探し」の違いというテーマで話していきたいと思います。
小さい子供とかに「将来何になりたいですか?」と聞くと「警察官」「消防士さん」「宇宙飛行士」と言った返答が返ってくると思います。
この答えに共通しているものは「職業」ということです。
それに対して「やりたいこと」の答えは職業ではありません。
例えば…
「◯◯の素晴らしさを広めたい。」とか「〇〇で困っている人の力になりたい。」など、「〇〇したいこと」とも言えると思います。
この「なりたいもの探し」と「やりたいこと探し」について深堀していきたいと思います。
結論は…
「なりたいもの探し」=手段
「やりたいこと探し」=目的
の違いがあると思います。
なりたいもの
小学生等に聞くとなりたいものは職業名で答えることが多いです。
これは、仕事のイメージ=職業となっているためだと考えます。
2022年12月1日「進研ゼミ小学生講座」などの通信教育講座を展開するベネッセコーポレーションが、2022年の出来事や将来に関する小学生への意識調査の結果を発表しました。
その結果がこちら。
1位 ユーチューバー
2位 漫画家・イラストレーター・アニメーター
3位 芸能人
4位 ゲームクリエイター・プログラマー
5位 パティシエ・パティシエール
6位 学校の先生
7位 保育士・幼稚園の先生
8位 作家・小説家・ライター
9位 医師
10位 動物園や水族館の飼育員
あなたの職業は何位ですか?
当たり前ですが、子供達に馴染みのある職業が多くランクインいていることがわかります。
その職業で何がしたいのか?
子供が答えるには難しいかもしれませんが、大学生や大人が自分の将来を考える上で、ここは重要になってきます。
先ほどのランキング1位だったユーチューバーで考えてみましょう。
考えることは、ユーチューバーになって何がしたいのか?
「みんなを笑わせたい。」
「有名になりたい。」
色々あると思います。
その仕事でなければいけないのか?
次に、その仕事でなければいけないのか?ということについて考えてみましょう。
例えば、
「ユーチューバーになってみんなを笑わせたい。」として、
みんなを笑わせるのにユーチューバーでなければならない理由は何ですか?
お笑い芸人でも、映画監督でも、漫画家でも、人を笑わせることはできます。
「ユーチューバー」でなければならない理由を考えなければ成りません。
例えば、
「動画を自分で作るのが好きだから。」
「次々と浮かんでくるアイデアを形にできるから。」
などなど。
手段と目的
つまり、職業は「手段」であって「目的」ではないのです。
やりたいこととは
やりたいこととは、仕事をする目的です。
どんな仕事をしたいのか?
「体を張って、人の命を助けたい。」
「自分の知識や経験を若い世代に伝えたい。」
「サッカーで活躍したい。」
このようなことが目的です。
仕事において手段と目的を整理して考えると、自己理解が進みやすいです。
ただ、この目的を考えることが難しいので、手段を目的化してしまいがちです。
例えば、資格もそうです。
資格を取ることが目的となっていませんか?
資格を取ることが目的と割り切って考えれていれば良いと思います。
しかし…
「なんだかよくわからないけれど、現状に不満。」
↓
「とりあえず資格を取ろう。」
これでは資格を取っただけです。
その資格をとって何を成し遂げたいのか?が重要だと思っています。
私の場合
私の場合についてお話しします。
ケアマネージャー
私がケアマネージャーの資格をとったのは、ケアプランに提言したかったから。施設でケアについて口出しできるためにはどうしたら良いか…を考えた結果、介護福祉士も考えましたがケアマネの方が良いと思ってケアマネの取得に取り組みました。
しかし、結局その資格を活かすことができていなかったなあと思います。
資格を取る前からケアについて口出ししていましたし、取ったからといって発言が浸透した感じも皆無でした。
自分が何をしたかったのか、なんのために資格を取るのかが明確ではなかったのです。
まあ、「偉くなってやる。」とムキになっていただけなのかもしれません。
資格を取ったことはマイナスではないかもしれないですが、大したプラスにもなりませんでした。
キャリアコンサルタントの資格については、ものすごく長くなりそうなので機会があればまた。
本質化思考
つまり、手段か目的かを考えることは本質を考えることだと思います。哲学とも言えるのではないでしょうか。
現状に不満を感じている人・モヤモヤしている人にとって、「何がしたいのか?」を考えることは、決してあなたの人生においてマイナスにはなりません。
自分の仕事の目的はなんなのか、一回振り返ってみませんか?
私は割と、そういったことを考えるのが好きみたいです。
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