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【仕事観】「人に感謝される仕事に就きたい」は志望動機として有効か?

みなさん、こんにちは。あきらまことです。

志望動機で聞くことがある「人に感謝される仕事に就きたいと思いまして…」。

私なりの考えを述べていきたいと思います。

結論から言うと、
「感謝されない仕事はない。」
「何をして感謝されたいのかを考えよう。」

です。

それでは、今日もお願いします。

仕事とは…

一般的に使用する意味では、
①「生計を立てるために従事する職業」のことを指します。
他には、
②「何かを成し遂げるための行動」
③「結果や業績」
を意味する場合もあります。

今回の記事では①を意味します。

社会貢献

「仕事は社会貢献」

『なぜ君は働くのか』小宮一慶

仕事は社会貢献と言われます。

社会貢献とは社会を作るために行動することです。

そして、社会とは人間が集まって生活を営む、その集団のことです。

以上のことから、仕事とは…
「人間が集まり生活するために、行動すること」
とも言えると思います。

人のためになることをすることが仕事。
つまり、人に感謝されない仕事はない…と言えると思うのです。

直接感謝の言葉を頂く仕事とそうでない仕事に違いはあるかも知れませんが、基本的には仕事は人に感謝されるものです。

なので、「人に感謝される仕事がしたくて」と聞くと…
「では、逆に人に感謝されない仕事とはどのような仕事のことだと思いますか?」と聞きたくなってしまいます。

感謝されたことに対して満足感があるか。

確かに「ありがとう」と言って頂けることに嫌な気持ちはないのですが、感謝していただいたことに対して、自分自身の満足感が低い場合と高い場合があります。

これは私の経験ですが、高齢者の中にはリハビリ=マッサージと思われている方も少なくありません。
しかも、説明すればわかってもらえるかというとそうでもありません。
「リハビリはマッサージとは違うんだけどなあ」と思いつつ不本意にもマッサージをすることもあります。
そんな時は、「ありがとう」と言われても満足感は低いです。

逆の場合。
例えば、「リハビリって運動するイメージが強いと思いますけど、趣味ができるように物を調整したりするのもリハビリですよ。」と説明して、「実は前していた塗り絵ができなくなってしまって…。」と言われたとして。
机の高さや持ち手にグリップをつけたり、手を固定できるようなものを作って、趣味ができるように環境調整した時の「ありがとう」。
これは、満足度が高いです。

つまり、あなたは何をして「ありがとう」と言ってもらいたいですか?ということです。

ここがwill,can,must,でいう「やりたいこと」にもなると思います。「やりがい」にも繋がりますよね。

「will,can,must,」「やりがい」については過去の記事で説明していますので興味がありましたらご覧ください。

志望動機は何を話すべきか

そこで志望動機として何を話すべきかというところを考えてみると…
「何をして、人から感謝されたいか。」について話してみるのも一つではないでしょうか。

ちなみに、志望動機で話したらいいことには、「得意なこと」も有効です。また機会があれば解説します。

話を戻して、「何をして、感謝されたいか。」を話してみるとします。
より具体的に話すと尚良いと思います。

先ほどの例で言うと…

「私は、利用者の方に対して、運動だけでなく趣味などを再獲得することも大切なリハビリということを説明して、それらの再獲得を支援していくことで、利用者の方々の生活が楽しくなるようなリハビリをしていきたいと思っています。」

ちょっと長い気もしますがこんな感じです。

「人に感謝される仕事に就きたい」よりも具体的で、解像度が高い答えになっていると思いませんか。

就職の場合は、自分のやりたいことがここならできると思った理由をつけ加えれば良いです。

志望動機や自己PRはなぜ悩むのか。

模擬面接や自己PRの作成を請け負っていましたが、これらで悩んでいる方は多いと思います。
その多くの原因は、抽象的なことがある思います。

例えば、就職面接の際、ある学生が長所を聞かれた時に
「私の長所は優しいところです。」
と答えを準備していたとしましょう。

しかし、心の中では
「自分より優しい人なんていっぱいいるんだけどな…。」
と自分の長所に自信を持てなかったりします。

具体的に考えてみることで自信がつきます。
それに得意とは上手い下手ではないのです。
過去に解説していますのでよかったらご覧ください。

誰に優しいのか?どんな時に優しいのか?どんなふうに優しいのか?などなど、考えるポイントはたくさんあります。

例えば…
「私は、学生の頃、困っている人を見つけるのが得意でした。「どうしたの?」との声をかけると忘れ物をしたり、授業がわからなかったりと色々でしたが、一緒に問題が解決できるように行動しました。そのせいか、クラスでは頼りになる、優しいと言われることが多かったっです。なので就職後は患者さんはもちろん、同じ職場の人たちが困っていることがあったら積極的に声をかけて一緒に解決できるようにしていきたいと思っています。」

こんな感じです。

実際に就職した後どのように活かしたいかを盛り込んでいくことも良いですね。「長所はなんですか?就職した場合にどのように活かしていきたいですか?」と聞かれることも多いですね。

まとめ

今日は「人に感謝されたいと思って…」は志望動機に有効か。といった内容で話をしていきました。
結論としては、人に感謝されない仕事はないので、自分は何をして感謝されたいのかを具体的に考えてみましょう。ということでした。
志望動機も自己PRも具体的にがポイントです。

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最後までご覧くださりありがとうございました。

私「あきらまこと」は、老人保健施設、特別養護老人ホーム、総合病院、訪問看護ステーションで作業療法士として勤務し、キャリアコンサルタントの資格取得後、ココナラで自己理解、就職・転職相談などのサービスを実施しています。

医療従事者や介護従事者の方はもちろん、それ以外の方でも、

  • 「やりたいことが何なのかわからない」

  • 「自分の強みがわからない。」

  • 「働き方に関してモヤモヤしている。」

そういった悩みのある方は是非ご相談ください。

キャリアコンサルタントとしてと挑戦したいことについて記事にしていますのでよろしければご覧ください。

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