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二拠点生活はじめます。(仕事編)

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伊豆と東京の仕事

僕は今、仕事を主に2つしています。
一つは父から引き継いだ眼鏡店『KOUMEIDOU』。
1974年創業のいわゆる町の眼鏡屋です。
2008年に東京から帰ってきてからずっと地元で眼鏡店を営んでます。

そしてもう一つが眼鏡ブランド。
こちらは眼鏡アクセサリーブランド『EYFe』、眼鏡メンテナンスブランド『emw / eyewear maintenance works』、そして眼鏡フレームブランド『AKIRA & SONS』と3つを展開しています。
といっても実質今動かしているのは主にemwとAKIRA&SONSの2つ。
EYFeはコロナ禍になってからは生産を一旦お休みしています。

このブランド事業に関しては2015年頃から少しずつ動かしてきました。
おかげさまでなんとか軌道に乗りはじめ、ここ2~3年は店舗の売上以上に規模が拡大してきました。

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なぜ眼鏡ブランドをやるのか

なぜこのブランド事業を行っているかというと、好きもありますが、それ以上にお金です。
日本全国、高齢化と過疎化の問題は深刻です。
僕が生まれ育った街も同様というか、それ以上に深刻です。
眼鏡店はローカルビジネスです。
眼鏡店のある地域に人がいて初めて成立する仕事です。
でも年々人口は当たり前のように減っていきます。
人口が減れば当然売上も減っていきます。
ちなみに僕の住む松崎町は2021/03/01で5,932人です。
隣町の西伊豆町は7,040人。
商圏である2町合わせても12,972人しかいません。

単純に仕事を続けていく中で、年々お給料が下がっていくのは辛いですよね。
ではお客さんを増やせば良いと思うのが当然ですが、そのお客さんがいません。
ネットで売れるほど、眼鏡は簡単にはいかないですし。。。(←ちなみにこれはチャレンジしました。)
インスタなどのSNSも活用していますが、それでも売上を伸ばすほどまではいかず、人口減少の中で売上を維持していくのがやっとの現状です。

僕も結婚して子供も2人います。
小学生の子供が成長して大学に行く頃、眼鏡店だけの収入では生活するだけでいっぱいいっぱいという状況がすぐに想像できます。
だからこそまだ体力のあるうちにチャレンジしたいと思っていました。


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東京はブランド、伊豆は眼鏡店。

とりあえずコロナが収まるまでは東京に行くことは極力控えますが、ワクチン接種が全国的に広がり、国内移動の安全性が保たれれば、毎週東京と伊豆を行き来する予定です。
火曜から土曜までは伊豆で眼鏡店を営み、日曜は東京で家族を過ごし、月曜はブランドの営業や打ち合わせなどの仕事を。
来年なのか再来年なのかはわかりませんが。。。

ブランドの方は人と会わなくてもやれることは多くあります。
実際に昨年はどこにも行っていませんが、海外の取引も出来ています。
英語もまともに喋れませんが、必死になんとかすれば、なんとかなるものです。


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これから

きっと眼鏡店を伊豆で後20年続けることは難しいと思っています。
高齢化や過疎化は個人レベルではどうにもなりません。
だから僕は眼鏡を軸に、眼鏡店という地域に限定されるビジネスから広げるために、ブランドという事業をやっています。
軸だけしっかり持っていれば、あとはいろんなスタイルに置き換えれる時代です。
マーケットも見方を変えれば可能性は広がります。
これから東京と伊豆の2拠点になるわけですが、どちらもこだわった二拠点ではありません。
もしかしたら10年後には上海かもしれないしハワイかもしれないです。
どこにいても、自分らしく楽しく仕事ができたらと思っています。

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