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<眼鏡店とコロナ.11>安心感を生むスタッフページ2/2

前回の続き。
美容師がヘアスタイルをアップすることで集客していたブログ時代からヘアスタイル+ライフスタイルで集客するSNS時代に変化した話の続きです。

眼鏡業界はこのまだブログ時代と同じような情報発信をSNSでしている。ヘアスタイルではなく眼鏡フレームで。でもこれではオンラインショップとの差別化が出来ていない。カタログを更新し続けても面白くない。消費者にはどれも同じに見えてしまう。では次のステップはといえば、やはり商品にライフスタイルをプラスすること。つまりパーソナルな情報が必要となる。

眼鏡はプロダクトであるがそれ以上に日用品だ。もっといえば半完成品だ。売り手の技量で商品の魅力を倍増することも出来るし、逆に激減させることだってある。だから誰から買うのかは非常に重要なファクターになる。そのためには、こんなお店ですよ。こんなスタッフですよ。といった情報を伝える必要がある。そしてそれは買い手にとって安心感に繋がる。

この安心感が今の時代に、とっても重要になっている。それはコロナと共存しながら、または新たなウィルスと共存しながら生きていく時代だからだ。

今、この瞬間、消費者は安心してお買い物が出来る空間を探している。ステイホームと言って家にいなければいけないのはわかっているが、やっぱり外に出たいし、リアルでコミュニケーションしたい。匂いや温度、音といったバーチャルではなくリアルな体験がワクワクすることはみんな忘れていない。また数ヶ月前の世の中に戻りたいと誰もが思っている。楽しいから。

でもすぐには戻らないかもしれない。この状況が長く続く時、ずっとこのままでいれる筈がない。そのためには安心出来る環境が必要になる。では安心とは何か?それは人が作る環境だと思う。だからこそ、商品の説明はそこそこに、こんなお店なんだという紹介や、スタッフの趣味やこだわり、最近のブームなど、パーソナルな情報を発信することでより身近に感じてもらい、この人から買いたいと思わせることが重要だ。

そしてもう一つ、眼鏡店はこれまで眼鏡フレームの情報発信ばかりしてきた。レンズに関しては弱かった。でも売上でいうとフレームと同じくらいレンズの売上がある。でもうまく可視化できず伝えてこなかった。文字に起こしたりもしたが、ロジカルで難しい説明が多く伝えきれずにいた。でも今なら動画がある。このロジカルでわかりにくい文面も、動画にして言葉に温度を乗せることで、これまで伝えきれなかったことが伝えられるかもしれない。

話がだいぶズレたがちょっとこれはこれで面白いな。
次回はこの話をレンズメーカーの営業さんに話して、何かできないかと模索してみる。

とりあえずこれから、SNSでは僕の個人的な情報や眼鏡の試着画像などを入れながら更新していく。それとホームページではすでにやっているがスタッフページの充実をしていたいと思う。

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