戯曲販売はじめました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、全国に緊急事態宣言が出され、小生の住む愛知県は特別警戒都道府県となっています。今年はより力を入れていこうと思っていた演劇活動が一切できません。
外出自粛の状況下でも演劇を続けようと、沢山の演劇関係者が新しい試みをしています。ZOOMなどを利用したオンライン演劇や稽古、動画作成やトーク企画など。素晴らしいことだと思います。
でも、小生にはできません。
小生は舞台が好きです。駆け出しですが、それなりの美学もあります。小生にとって、生で上演するということ、役者とお客様が同じ空間を共有することは絶大な意味を持っています。オンライン演劇では、小生が表現したいことが表現できないのです。
それに、前を向けないのです。演劇ができないつらさも勿論ありますが、現在の社会状況や荒んだ人々の様子やSNSでの鋭い言葉がすべてストレスに感じます。最近、テレビもラジオも新聞もネットニュースもほぼ見なくなりました。コロナ関連の情報に触れていると泣いてしまうからです。普段は元気に人と話したり笑ったりお酒を飲んだり本を読んだりして楽しく過ごしています。それでもたまに、不安から眠れなくなり、過呼吸ぎみになったりします。突然パニックになってODしてしまったこともあります。小生の心はとても虚弱です。新しいことに挑戦できるほど心の体力がありません。
それでもやっぱり、何かしたいと思いました。何もせずに腐るのはプライドが許さなかったからです。それと、劇作家であることを忘れたくなかったからです。
小生は劇作家です。外出自粛で上演はできなくても、戯曲は読めます。
なので、戯曲販売をはじめます。
販売する戯曲は主に在り処で上演したものになります。なお、在り処の公演の戯曲をすべて販売するわけではありませんのでご了承ください。
いずれも有料販売ですが、冒頭部分を無料で公開いたします。読んでいただいて、「おっ、これは」「続きが気になるな」と思ったらご購入いただけると嬉しいです。
まずは4作品を掲載しますが、他の作品も随時追加していけたらと思います。
戯曲を使用したいという方は、橋本個人か在り処までご連絡ください。なお、返答には時間がかかる場合もございます。申し訳ありませんが、ご了承ください。
しばらく公演はありませんが、新作も執筆したいと思っています。幸い、材料は沢山あります。あとは心の体力だけです。
また舞台でお会いできることを祈っています。
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