まなび

「学び」尽くす人生 #ベンチャー採用 Advent Calender 2018

初めまして、Sansan株式会社の人事部でシニアマネージャーをしています、西村晃です。マインドフルネスアキラという別名もあります。よろしくお願いします。ベンチャー採用 Advent Calender 2018へのお誘い光栄です!

自己紹介

・神奈川県川崎市出身
・Sansan株式会社には2015年11月に入社。その後、人事部⇒Eight事業部⇒人事部とキャリアを積む。人事と事業の両側面から会社の急成長を経験。
・入社時150人から450人を超えるまでの人員増を果たしました。
【今までのキャリア】※兼務期間多数あり
営業 4年
事業主 7年(内5年は人事コンサル)
人事 6年
事業責任者 3年

※詳細な自己紹介は下記の記事を参照ください

何を書くのか

本企画において先達が骨太い記事を書いている中で、自分自身が提供できる価値は何かと考えました。死ぬほど現場でリクルーターの経験をしている自分ならではの「リクルーターとして大切にしていること」をより具体的に描きたいなと思いましたので、それをテーマに書くこととします。

私がリクルーターをする中で意識していること。それは

「学ぶ」

ことです。それも、「経験から学ぶ」といった受動的な学びではなく、能動的に「何を学ぶかを選ぶ」ということです。私は毎月30冊の本を読むことを自身に課しているのですが、それも「学ばなければ成果を出すことができない」という危機感からきているものだと思っています。

本記事では、私がリクルーターをしている全ての人(人事に限らず、経営者の方なども)にこれを学ぶと仕事が楽しくなるよというポイントをお教えしたいと思います。もちろん、私も学んでいる最中の人間ですので、みなさんと一緒に学んでいきたいという期待も込めています。

内定承諾率80%を超えるために学んだこと

リクルーターの皆さんは日々忙しく仕事をされている方が多いと思います。面接、日程調整、スカウト業務、JDの作成、エージェント対応、入社者対応 etc どうしてもオペレーションで日々が飽和しがちで、パツパツな毎日を過ごされていると思います。

そもそも、その日々の業務は何のためにしているかというと、究極的にシンプルに言えば、

「自社がジョインしてほしいと考える人に対して、自社を選んでもらう」

という一点に尽きると思います。ですので、その日々の活動はそのためにあるべきです。ここでは、議論をシンプルにするために、上記の目標を図るKPIを「内定承諾率」とさせてください。自社のラブコールである「内定」に対して、候補者の方が「承諾!!御社に行きます!」という割合ですね。

Sansanにおいてもそうですし、過去の人事としての経験を通じて、自分自身はこの率が80%を超えています。これが高いのか低いのかは業界特性やポジションなどの採用難易度という変数によりますが、一般的には高い承諾率といって差し支えないかと思います。

もちろん、私の力だけで会社を選んでもらえないですし、企業やプロダクトが優れているという点や、自社の社員に魅力的な人が多いなどのアドバンテージもあります。それは否定しません。

しかしながら、リクルーターとしての個人的な圧倒的努力の先にしかこの内定承諾率は無いと断言しても良いかと思います。ですので、自分自身がどのような努力をしているのかを共有することで皆さんの学びになったら嬉しいなと。

(自分の採用スタンスなどを記事にして頂きました。よければ参考にされてください)

何を学ぶのか

私が最前線のリクルーターをする上で、特に大切にしている2つの学びは

・リベラルアーツ
・マインドフルネス

世を知るためのリベラルアーツと自身を知るためのマインドフルネスです。詳しく見ていきましょう。

1、リベラルアーツを学ぶ

個人的にプロボノとして、15社ほどの採用や人事のサポートに入っているのですが、その中でリクルーターの方と接していて生意気ながら指摘させて頂くポイントの一つに「リベラルアーツへの造詣の低さ」が挙げられます。

本質的にはリベラルアーツとは、「一般教養」を指す言葉ではないのですが、分かりやすくするために「一般教養」として理解頂いても大丈夫です。

リベラルアーツについて本質的な内容が気になる方はこちらの記事がおススメです。

何故、リベラルアーツを学ぶことが必要かというと、「考える素地」となるものだからです。その素地が無いと下記のような状況に追い込まれます。

考えることなく反射的に何かに対して反応する
(例:「大手は裁量権はないよ!」と知りもしないのに断言する)
知らないことを恥ずかしくて知らないと言えない
(例:なんとなく分かっているふりをして、SNSの他人の投稿に「まさにこれが言いたかったこと!」などとコメントする)

こういった、一般的にダサいと言われてしまうような対応をするリクルーターがあまりに多い印象です。その要因の一つが「リベラルアーツへの造詣が無い」ことだと考えているということです。

①「知らない」ので考える材料がない
②「考える材料がない」ので考える習慣がつかない
③「考える習慣がない」のでその場しのぎの対応を連発する
④「その場しのぎの対応を連発する」ので一向に成長しない

という負のループに入っていると思っています。なんとかそこを抜け出すきっかけが掴めたらいいなと思います。

何から学ぶべきか

かといって、リベラルアーツを学ぼうといっても、幅広すぎて辟易してしまうと思います。なので、すぐに業務にインパクトがあって、学びやすいことを二つ上げましょう。

「歴史」と「時事」

です。実は、これは二つに分かれているようでシンプルに言えば「世の中」を知り、考えるということです。歴史とは「過去の集積と分析」であり、時事とは「現在進行形の歴史」を指すと考えます。

どうやって学ぶか

歴史を学ぶおススメの方法を一つ。それは「好きな歴史上の偉人」を見つけることです。誰でもいいんです。日本人でも海外の人でも。まずは誰か一人を好きになることから始めてみてはいかがでしょうか?その人の周りには必ず「歴史」があります。その歴史を丹念に眺めることができれば、必ず現代に適応することがあると考えています。まんが日本の歴史などで学ぶのもよいかもしれません。

その際に、「どうやって見つけんねん!」という突っ込みがあると思いますので、「名言」から入ってみることもおススメです。何の気なしに、下記のようなサイトを眺めてみて、心にピンとくる名言を話している人をWikipediaなどで調べてみるとよいかもしれませんね。

ちなみに、自分は吉田松陰さんが大好きです。

時事については、まずはSmatnewsやYahooニュースで良いのではないかと思います。特にSmatnewsは自分でタブのカスタマイズができるので「国内」「海外」などのジェネラルな情報と「BI Japan」や「プレジデント」などのビジネスの情報を定期的に追うだけでも時事に対しての恐怖心は減るはずです。

歴史と時事が自分の中で蓄積していくと、ある日きちんと現実の業務にリンクし始めます。何かを意思決定する際や候補者の人生に寄り添う際。自分なりの正しさをもって、事に当たることが出来るようになってきます。

自分の場合はちと気持ち悪いですが「この瞬間、吉田松陰さんならどんな判断と行動するだろうなー」とか考えます。また、自分の脳みその中にはスティーブ・ジョブスさんやリー・クアンユーさんなどもいて、何かの決断をする際にはあまり迷うことがありません。

歴史について学び始めたい人はこちらの記事と著作もおススメです。
http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1603/02/news140.html

2、マインドフルネスについて学び

かなり長くなってきてしまったので、マインドフルネスについてはサッと書きます(下記の記事以外にも、色々とまとめたものがあるので、興味ある方はメッセージくださいませ)

何故、マインドフルネスを学ぶ必要があるのか。シンプルには下記。

「自分自身を知り、自分自身をコントロールし、成果に向き合うため」

です。それまでの自分はテンションで仕事の成果にムラがあることが多かったのですが、マインドフルネスやその前身として瞑想を学び始めることで、自分自身をコントロールする能力を身につけることが出来ました。なので、毎日大変穏やかに(キャラは相当濃く、熱量は多い方なので、あくまで内面の穏やかさを言っていますww)過ごすことが出来るようになったのです。

その結果、自身のKPIの達成はもちろんのこと、候補者の方の人生に寄り添うことが出来るようになりました。具体的には、自分自身の行動や感情をコントロールできるお陰で

「余裕」

というかけがえのない財産を得ることが出来るようになったのです。その余裕は「この目の前の候補者の方の人生にとって一番の幸せとは何だろう」という本質的なことに向き合うために必要なものであるし、「今ここで自社に入社してもらうことが目的ではなく、目の前の候補者の方と人間同士として触れ合うことが大切」という人として大切なことに気付かせてくれるものです。

短期的な成果ではなく、中長期的な正しさを目的にするということですね。不思議なもので、そうすると自然と短期的な成果もついてくるものなのです。

マインドフルネスについては、下記の荻野さんに学んでいます。個人としても会社としても興味がある方はお繋ぎしますので、声をかけてくださいませ!

ではでは、私の記事は以上です!何か参考になれば嬉しいです。



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