大学入試だけ特別??

どなたか知っていれば教えてください。

先日、高三生に千葉大の後期試験の添削を頼まれました。前期試験が終わったばかりなのに、ちゃんと切り替えられていてすごいな、と思いつつ問題を覗くと…

そこには、1問ずつに(60点)などの文字が

これまで様々な国公立・私立大学の前期過去問をやってきました。
私の知る限りでは、大問全体で(70点)など示している大学はありましたが、各問題の配点を示している大学はありませんでした。千葉大も前期は配点表示なかったように記憶しています。

たしかに、生徒からの相談でも、合格最低点や平均点は赤本や各大学のHPに載っているものの、配点が載っていないので自分の点数がわからない、と相談はあります。

こんなときは、合格最低点(平均点)の得点率を自分の正答率が上回っているか確認しよう、と声をかけてきました。
そして舌の根も乾かぬうちに、記述問題を10点満点で部分点をつけて添削指導したり。
でもこれらはやはり正確な情報ではないですよね。

一方で解答提示の時点で、センター試験も共通テストも各問題の配点を表示しています。これがないと国公立の出願は決められないですもんね。
ん?厳密には解答提示の前に予備校が速報で配点も含めて出してませんでしたっけ?気になるけどちょいとここは置いておきます。

そこで、本題です。

テストの各問題の配点表示の有無は、受験生のパフォーマンスに影響を与えるのでしょうか

得点調整が入るため表示できないのかな?とも思いましたが、
センター試験もと共通テストも科目間での得点調整があるため、この説は棄却されるでしょう。

入試において「今年の受験生、平均点低いなー。よーし、配点変えて少し救ってあげるか。」みたいなことはありえないと思います。
であるならば、最初から配点を示した方が受験生も安心するし、大学側のメッセージにもなるのではないでしょうか?

例えば英語の試験で100点配点で25問ある場合。
1問4点の均等配点であれば、文法も読解も満遍なくやってね。
文法は2点、読解は6点であれば、読解重視しているよ。のように。

そういえば、定期考査でも配点表示の有無は担当者や教科によっても様々です。私は必ず表示する派ですし、なんだったらテスト範囲の発表時に、おおよその配点も公表しています。

文法は、〇〇・△△・◇◇について出題(20点程度) 
初見読解問題出題(30点程度)    こんな感じに。

毎回の定期考査の配点や出題形式も似たようなものだし、新たな出題形式の際には、授業で紹介や練習(記述問題は特に)もしてからテストに臨んでもらいます。

あれ?そういえば、高校入試や私立の中学入試はどうなんでしょう?
今、ネットで確認すると、正答発表の時には配点も公表してそうですね。
そうなるとますます大学入試で配点を表示しない謎が深まるような…。

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