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私のジェンダーと言語はカレイドスコープ

こんにちは。松川です。
今回結構センシティブなことを書きますので、お気を悪くしてしまう方がいましたら、先にお伝えしておきます。申し訳ないです。少しジェンダーについて話してみたいなと思います。興味ない方、もしくは、そういうセンシティブな内容を避けたい人は、本記事を避けてください。

自分のジェンダーについて書いてみようと思ったのは…。そうだな、実は結構昔から、友人たちと会話が噛み合わないのです(これ、シマウマ(HSP, ASD, ギフテッド的?)だからだと思っていましたが)。が、最近「ASD ASHD」と検索すると「ノンバイナリー」という単語がでてくるので。
【要注意】「私はノンバイナリーである!」と主張したいわけではありません。こんな感じに考えの人もいますよーってぐらいで。

私が人を好きになるとき。

今の所、彼氏とかは男性が続いています(当方女性)。なので、パートナーは一応「男性=彼氏」がつづいているかな(彼氏と表現しますね。彼らは、He/His/Him で呼ばれることを想定しているでしょうあから)。なので、あんまり説得力が無いかもしれませんが。ただ、相手が男性(異性)だから好きになるという感覚が全くありません。好きになった相手が、男性だったというだけ。なので、今後私が女性に対してそういう感情を持ったとしても「そう、だって好きになったわけだし、そういうもんでしょ?」というぐらいにしか思わないと思うのです。好きになるという行為が先にあって、その次に性別があるというか…。人を好きになる気持ちというのは、こういうものだと思っていたので…。これ、どうしても他の人にっても「そりゃ、女子だから男子を好きになるは普通じゃない?」と言われるので、「ま、そうね」としか思わないのですが…。私は、パートナーにしたい相手の性別なんてほとんど考えたことないんですわ。(ま、それもまた自然なことで、特別なことではないかもね)

学生の頃、私が友人だと思っていた女子とキスしたことがあります。正しくは、友人だと思っていた女子からキスされたことがある。という話。だけど、これ彼氏ではない男子のキスと同じような感覚。ちょっとくすぐったいような(良いい意味で)。そんな感じがしたかな。嫌悪感とかぜーんぜん無い。私のことが好きで思わずキスしちゃったという感じなので、なんか、ちょっとだけ嬉しいような。だけど、私がその子を友達としてみているから、思いがけない、ちょっとくすぐったいような。ふんわりした気持ちというか。その子にときめかなかったのは、女子だからじゃなくて、性的な行為の対象(欲望?熱情?ときに破滅?の相手)としてみていなかったから。

私がその子のことを友達だと思っていたので、友達のキス。もしも、私が彼女のこと好きだったら、好きな人とのキスだったと思うし、たぶし、もっと他のこともして欲しくなったと思うし、私もその子に対して、もっと何か、例えば首筋を触るとか、そういうことをしたかったはず。だけど、そうは思わなかったわけだから、その子とは友達だったんだよね。で、その時、少なくとも、私の中で男女でキスの感覚が変わるとは思えないかな。友達か、友達よりも自分の体の一部になってもらいたいほどの好きな人のキス。この違いなんだけど…。これ、なかなかわかってもらえない。(なので、普段は言わない。note でなら、ちょっとだけ、本当の私のことを言ってみたいなって気分)

私の表現体は? ー その1

んー。女性なのかな。「She/Her/Her」でいいかなと思います。強いて言うと、本名は、実は1文字変えれば中性的な名前だったから、そっちだったら、さらに嬉しかったかな。例えるなら、ヒカリさんだと女性かな?と思うかもしれないけど、ヒカルさんだと中性的かな?ぐらい。あと、せっかく候補に上がっていた名前がいずれも中性的だったから、そっちだったらさらに嬉しかったかな?それこそ「アキラ」とかだったら良かったなーって、時々思うぐらい。ただ、今の本名はすごく気に入っています。なので、めっちゃ男性的な名前に変更したいとか、表現体を変えたいとまでは思っていません。だから、性同一性障害とかでもないんだよね。表現体と自認している性が乖離しているという状態でもない。一人称も「私」であって、「俺」にしたいとか「僕」にしたいとは思ったことないかな。それこそ、私にとって、ジェンダーとは、スペクトラムみたいな感じ。うまく言えないんだけど…。

私の表現体は? ー その2

一度ぐらい坊主にしてみたいと思っています。エイリアン3の主人公って坊主なんですよ。カッコイイなと思って、あんな感じの雰囲気になれるなら一度ぐらいやってみたいと思ったこともあります。(今、サラリーマンだからあんまり突飛な髪型はできない。)ただ、似合わないのよ。たぶん(笑)
ショートも、ロングも好き。ただ、結果として、ちょっと変わった髪型が多いかな。ただし、仕事するときは普通に見えるようにしています。サラリーマンだから、職場や仕事中に同僚や顧客に違和感(威圧感)を与えるような髪型にはしません。仕事するときには、普通に見えるようにしてます。
(まぁ、髪の毛自分で切るしなー。他人に髪の毛さられるの苦手なんですよ。ついでに、美容師さんには、私の意図はまるで伝わらないので、最終的に自分できることにしました。こういうところが、シマウマっぽいのかしら(笑))

服装も、ボーイッシュなときもありますし、おもりっきりフェミニンなときもあります。タイトなミニスカートも好きだし、スキニーパンツにブーツインスタイルも好き。メンズのカーゴパンツを愛用するときもあるよ。とにかく、一番気にしているのが「肌触りの良さ」と「シルエット」。この両方を満たす服があると、ちょっとお高くても買ってしまう。そして、同じ服を永遠と…。もう、ビンテージというか、アンティーク?ってレベルで同じトレーナー着てたりすることもあります(気がつけば、20年もののパーカーとかありまして。ユーズド加工なのか、本当にボロいのか判定が難しいレベル)。服選ぶときは、レディース、メンズ、キッズというカテゴリでは選ばないかな。好きなシルエット、好きな色(色んな色が好きなのですが、色味というか、例えば同じ赤でも、好みがありまして…このあたり微妙にこだわりが強い)、そして肌触り。よって、あんまり流行りの格好にはならない。(もしかしたら、すごく、ダサいかもしれない)

私にとって、ジェンダーとは「スペクトラムみたいな感じ」で「やや気分的なものもある」というと怒られそうですが…。

私の頭の中における、自認しているジェンダーと言語は、その時の私の心境というか…。うまく言えないけど、その時の私がそれって感じ。

女子を強調されるのが、とにかく苦手

もう、お気づきだと思いますが、女子校、女子大出身の人が極めて苦手です。あの彼女たち独特の「私達、女子はー」というのが苦手です。「女子校だから、共学出身の人よりも」とか言う人いますが、本気で喧嘩売ってんの?って思うぐらい嫌いです。あれ、一種のコンプレックスなんでしょうね。女子の中でしかイニシアチブ取れないんだろうなぁ。あと、最近聞いた「私、いわゆる動物園系女子校出身ですー」ってのも意味がわかりません。シマウマな私は、本当に上野駅のそばにある女子校出身なのかな?(上野動物園のすぐそば)?って思っちゃうので、なんの女子校あるある自虐ネタだかわかりませんが、妙に隠すぐらいなら、普通に「歴史あるお嬢様学校ですよ」と言ってくれたほうがマシです。

誤解のないようにお伝えしますと、女子校出身の友達もいます。それこそ、ハイパーお嬢様学校出身の友人もいます。ただ、彼女たちは大学は普通に共学だったり、どこかでちゃんと「女子」を卒業してきた人たち。つまり、女子校独特のあの感じ(表現不能)は、どこかでちゃんと卒業してきて、大人の女性になっている方々。これは、全然違うと思います。

さて、私がいた学校ってちょっと変わっていまして。自称進校ぐらいの学校なんですが…。設立当初から、男子女子で名前分けたりしないんですよ(男女混合の名前順か成績順)。入学式のとき結構驚きましたが「最高だ」とも思いました。よって、何かするにしても「女子何名、男子何名」って考えは一切なく「やりたいやつがやれ」。一方で、体力差があるような体育はうまく分けていたのですが、体育祭とかは、これまたうまく混合競技が多いのです。個人的に思ったのは「あ、頭悪くない集団って、こういう感じで物事うまく進めるんだな」と思いました。体躯における区別はするし、うまいハンデはつけるかもしれないけど、差別はしないんだよね。

私の学年は、比較的女子が「私がやりたい!」ってキャラが多かったみたい(生徒会長女性だった)。よって、そういう環境に3年もいると「女子校のほうが、リーダーをやれる」とか言われると、「はぁ?」って思っちゃうんですよね。男子がいようが、女子がいようが、誰がいようが(留学生とか帰国子女も多かったので)、やりたいやつがやりゃーいいんだよ。ただし、実力が伴えばな。入学生代表も卒業生代表もその時の成績トップがやる。よって、性別とかそんなのカンケーねー。完全に成績が正義。という、完全実力主義の学校に3年もいると、より一層、ジェンダーを気にしないという考えが加速しちゃうのです。私にはフィットしていた学校だね。あ、ちなみに、本当に成績のいい子、頭のいい子って、だいたい性格もいい子が多かった。余裕があるからなんでしょうね。

よって、社会人になって、他人から唐突に「アキラって、女子じゃん?」って言われると、「ま、そうだね」とは答えますが「だから何?」と思うのです。だから、次に何を言ってほしいのかわからないのです。女子特有の話?例えばおすすめの生理用品の話がしたいの?と思うのですが、それ以外で女子だからどうって話って、特ににないですよね?

女子だからという理由で、何が劣っていたこともないし、何か優れいていたこともない。私自信が無能で成績が悪いこともあれば、頑張った結果、それなりの順位を取ったこともあります。今まで、幸いにもずっと、共学で男子が多めのところで生活をしてて「女子」が理由で優遇されたことも、不当な扱いを受けたこともないので。

だけど、ひな祭りとか。そういうのは普通にお祝いしてもらっていましたし、嫌な気持ちになったことは、1回もありません。ここがね、説明の難しいところなんだよねー。自認する性別が「男性」とか、そうじゃなくて、医学的に必要な情報ではあるだろうけど、その程度にしか考えたことがないんだよね。

最も苦手な話。ガールズパワー、ウーマンズ〇〇

「ガールズパワー」とか、正直最も苦手なこと。例えば、なにかのワークショップがあったとして「女子向け」とかは、参加したくない。一方で「未経験者向け」「初心者向け」には是非参加したい。なんで「女子」に限定したいのか、わからない。男子いると、言いたいことも言えないの?なんでだろう…。同じ初心者なんだから普通に話せばいいし、男子だってスイーツ食べながら、初心者特有の質問したいかもしれないのに。なんで、そういう意地悪したいのかわからない。逆されたら嫌じゃない?(例えばだけど、今のご時世、男子限定のプログラミングのイベントです。とか言ったら、女子が猛烈にキレるでしょ?でも、逆は存在しているよね?変なの)

ま、こういう考え方ができるのも、発言できるのも、21世紀の平和な日本に住んでいるからであって、幸せなことなんだと思います。

何かができないのは、初心者だから。未経験者だから。女性だからできないってことはないよ。そりゃー。中には、男性ぐらい筋力や体力があったほうがいいなということもありますが、それって結構特殊なことで(アスリートとか、一部のお仕事だとそういうのもあるかもしれないけど)、21世紀の日本において「女子だからできなかった」なんてこと、基本的には無いよ。それは、単に未経験なだけ。だから「初級クラス」に入ればことたるよね?そして、それって、男性も同じじゃない?よって「女子限定」とかのワークショップとかは苦手。何度説明文を読んだところで、趣旨がわからない。

そういう意味だと、巷の「レディース○○」みたいなサービスみたいのも苦手。なんでそういう名前にするんだろうって思う。とあるチェーン店で、レディースセットとメンズセットがあるんだけど(今でもあるかは不明)、今まで付き合ってきたことのある彼氏は、大抵「逆」を選ぶから面白い。そう、私はメンズセットを選びたい。だけど、彼氏のほうはレディースセットを選びたい。ね、面白いよね。「女子=いろんなものをちょっとずつ+サラダが好き」「男子=ガッツリ同じものを食べたい」と思っているのかな?私みたいな凸凹のある人は、偏食が多いとまではいわないけど、同じ食感のものを食べ続けたい!って人多いと思うんだよね。(私は好きな食感のものをいっぱい食べたい派かな)

化粧品とか興味ないの?

いえいえ、ありますよ。私は、大好き。むしろ色や匂いに強烈なこだわりがあるから、好きだった色や香水が廃盤とかになるとショックすぎる。彼氏曰く「アキラの場合、好きなものがある場合、少なくとも、2つは買っとけ」。これは、名言だと思う。

あと、ブランドの背景がすごく気になる。どうしてそのブランドがあるのか?どういう思いでそのメゾンを立ち上げたのか?そういうの知ると、そのブランドものを買いたくなるかな。逆にブランドコンセプトが合わないときは、どんなに好きな物であっても欲しくなくなっちゃう。なので、ブランドコンセプトはすごく重要。

ちなみに、男性がメイクしてもいいと思いますよ。

例えば、メンズのヘアワックスとか、メンズのハンドクリームとか、それこそ、For men の香水とか、気分でめっちゃう使います。そもそも、メンズの服を普通に着るので。その時の気分で、メンズの方が「フィットする」ということありまして。例えば、香水だったら、Unisex のものを好むときもあるけど、For women の香りが好きなときもあれば、やっぱり For men とというか、Masqulin 的な香りを欲することもあるし。その他にも「メンズ」のほうがいいなと思うことも。選ぶ基準は、テクスチャーとか匂いとかそういうのが、フィットするかしないかかな。そういうのを好きに組み合わせたいかな。(ま、もっといえば、メンズとかそういう枠なくてもいいのいにね。

だから、逆に男性が For women の何かを使ってもいいと思う。フローラル系の香りにしたいとき、すこし柔らかいテクスチャーのものを使いたいとき、全然ありだと思うんですよねー。

こうやって書いていると、私は、やっぱりシマウマ(HSP, ASD, ギフテッド的)なんだろうな…。ま、この妙なこだわりも悪いことばかりじゃないよ。

人を好きになるということ、そこに性別はあんまり関係ないかな。というのと、自認する私の性別とか言語はその時の私で、スペクトラムみたいに微妙にグラデーションなんですわ。今の所、この性別と言語については、日本では、特別宣言しないと困る!というほどではないかな。ただ、ちょっと他人に言ってみたいときもあるかなってぐらい。(驚かれるから、限られている人にしか言わないけど)

なんだろう、カレイドスコープみたいな?万華鏡。いいでしょ?そこには、毎朝違う私がいるよ。

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