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1社目は日本企業をおすすめする理由。

[誤字脱字があまりに多いので、少し修正しました]
こんにちは。松川です。今日でGWもおしまい。明日とのギャップが怖いのです、少し仕事して、明日に備えました。さて…。今日は「新卒のみなさん、最初の1社は日本企業がオススメです」的な内容で書いてみたいと思います。GWの最終日ということもあり、申し訳ない。愚痴が多いです。ただ、今就活をしている学生さんや、転職活動をしている方が「外資はこうなのでは?」という妙なイメージを持っていただきたくなくて…。実際はこんな感じ。ということを伝えたいのが目的です。

外資系企業への憧れ

あまり細かく書くと身バレしちゃうので、少々ぼんやりにしますが、私が就職するときは「就職氷河期」の一番ひどい時でしたが、私は「外資の製造業」を受けていました。自動車業界でいえば、トヨタを受けるのではなくて、アルファロメオとBMWを受けていた。そんなイメージで。

たぶん10社も受けてないと思います。数社受けて「あ、さすがにこの業界、今狙うのはダメだ。分が悪すぎる」と思って、IT企業で3つ受けて、最終的に日本のIT企業に入社しました。

今の就活生からすると「人生なめてる?」と思われるかもしれませんが、こんな感じでした。当時はインターンもなんもないので、とにかく「◯◯ってどうよ」と情報収集するのが関の山(Openwork もないしね。当時は)。就職氷河期でしたが【短期決戦】を当初から考えていたので、松竹梅で受けるようにしました。当時の履歴書は、基本手書きなので、実際何社も出すというのは、あまり現実的ではなかったんですよね(当然ですがコピー使えませんし)。外資企業への憧れは、すごくシンプルに「外国で働きたかった」もしくは「海外出張の機会が増えるのでは?」的な、本当にそんな感じのいい加減な理由でしたが、まぁ、学生の考えることなんてこんなもん。とりあえず「外資系企業」への憧れは強いまま「日本企業」へ入社。

今思えば、日本企業いいところだよ。

まず、新卒に外資は全くおすすめしません。特に外資ベンダとかは、まったくもっておすすめしません。絶対におすすめできない。まずは、日本企業を【強く】おすすめします。正直外資のほうが金額がいいとかありますが、そんなの差っ引いても、日本企業がいいです。日本企業で3年か4年経験してから、どうしても外資がよければ、外資に行くのがおすすめです。実際、私は、外資系企業に転職したおかげで、憧れの「海外出張」も「外国人とお仕事する」もできました。日本企業に勤め続けていたら、これは、絶対にといってもいいぐらい叶わなかったと思います(私、TOEIC/LR 未受験だし、今後も受ける予定ないから。ちなみにSW は悪くないぐらいの点だけど、日本企業だとまず評価対象じゃないしね)。ただし、昨今のリモートワークのおかげで、海外出張はほとんど不要(オンラインで十分)、外国人の方の日本語力が素晴らしく、何も日本人のヘッタクソな英語もきれいな英語も不要。よって、コロナ前だから、私の憧れも叶ったと言えますが、2020年以降だった場合、外資系企業でも、叶わなかったことだと思います。

一方で、最初の数年の間で「日本企業、思っているよりも悪くない」と思えば、そのまま、同じ日本企業に続けるほうが幸せです。企業における正義は「勤続年数」であって、自頭の良さ、多様性、稼げる、稼げないなんて、たかが知れています。正しいことなんて「勤続年数」の前には、塵と同じ。長くいてこその説得力。自分の意見を通したければ「長くいられる企業」に、文字通り「長くいる」ことをおすすめします。

日本企業にいたことを思い出すと、なんだかんだで、面倒見のいい先輩もいましたし。どこにでもいる馬鹿みたいな先輩もいました。ただ、「変」の方向性は多々有るかもしれませんが、日本企業だけあって、今思えば「たかが知れている」レベルかなと。とはいえ、ブラックだと感じたら即転職をおすすめします。ワンマンっぽいところがブラック化しやすいので、最初は頑張って、可能な限り日系の大きめのところの関連企業をおすすめします。外資には、それなりに優秀な人も多いのですが、結局、日系企業からの脱落者、もしくは文句があって抜けてきた「アクの強いヤツ」が集まっています(これは、当然ですが私も含めます)。良く言えば「ギラギラ」、悪く言えば「俺が俺が」。もう少し言えば「他人の面倒なんて興味ない。自分大好き」的なキャラが多いので、そこに最初から、入るのは結構キツイと思います。もしくは、自分自身が相当そういうタイプ出ない限り(自分大好きタイプ)、おすすめしません。ちなみに、外資系企業は、IT系企業であれば【簡単】に転職できます。英語力もほぼ不要。なので、最初の1社目は日本企業で確実に成長することをおすすめします。

新卒入社に外資をおすすめしない理由

上記理由に加え、日本企業でも「放置」かもしれませんが、それでも「放置」の度合いが違います。これは、本社を受けたら違うのかもしれませんが、本社からみて、日本というのは、しょせん「日本支店」なんですね。新人さんに対する予算なんて潤沢でもありませんし、上記のように「俺が、俺が」タイプが多いので。よって、よほど気合入れていかない限りは、3年もしないうちに「もう、なんで?」という状態になりかねません。一般的な日本企業であれば、新人教育期間もあるでしょうし。最初の3ヶ月はゆっくり、半年経過、1年経過と、見守りつつという企業が多いのではないでしょうか。その上、大体3年から5年は「プロモーション(昇進)」はされないので、周りの友人(日系大手とか日系企業)の友人の名刺見ては「(ため息)」になるでしょう。「放置プレイ+昇進なし」。これに5年耐えられた人だけが「プロモーション」されるわけですね。

一方で、日系企業は新卒取ることの経験は豊富なので(歴史的に見ても)、1年目、2年目、3年目と、うまいポイントで研修なりを挟んでくれるはずです(私がいたところではそんな感じでした)。一方外資の新人さんに対しては、あまりそういうことをしているようには見受けません。最初の数ヶ月それっぽい研修をしたら、あとは完全放置。会社のことだけではなく、20代のいろんなことを学び得るときに、こういう状態だと「精神的に歪んじゃう」のではないかな?と思っています。こういったところは、日系企業の方が圧倒的に「知見」があります。最初は、ある程度「知見」があるとこで、研修多めの日本企業をおすすめします。「研修が多い=お金かけて育てる」というところなので。外資日本支店は、基本的に「まずは、谷から蹴落とす、テメーで上がってこい」という、ちょっと精神歪んしゃってるけど大丈夫?というところが多い印象ですね。

給料が安いには理由がある。

理由がないところもありますが、基本的には新卒で何ができるのでしょうか?私は学生の頃の専門分野を少しは活かせる分野に就職しましたが、そんなのはほとんど役に立ちません。理由は簡単で、まずは「その企業でのやり方」が最重要だから。下手に妙なことできる子より、なんもできない子の方がよかったりします。ちょっとずつ成長する。これしかないんですね。そして重要なことは、その間の新卒の人の稼働は、ほぼ先輩方が稼いでるわけです。新卒の「あの子できる」というのは、自頭がいいとかそういことかもしれませんが、企業において「できる人=稼げる」であり、ここが新卒新人さんの「あれ?」という違和感なのかな?と思います。ここ結構勘違いポイント。もっとキツイこと言えば、その企業における文化に沿った形で稼げなければ、評価してもらえません。もっといえば、頭のいい人なんていらないんですよ。上司が気持ちよくなれる部下がほしいわけです。

このあたりは、転職者も同じで、すごく経験豊富であっても「あいつ使えねー」となっちゃうのは、その文化の形ではないからなんでしょうね。ついでに、転職者は完全放置なので、精神的に結構参ってしまうんだけど、このあたりはどうしても企業・先輩方とコミュニケーションミスが多々…。よって、外資系企業は出入りが多いんだと思います。

上司と意向(プレイスタイルとでも言う方がわかりやすいかな)が合わない場合、その人が「退職します」というまで、まず評価してもらえません。そもそも、評価してない人なんだから、退職されても困らないはずなんですが。これにはちゃんと理由があって、彼らは「誰かが退職する=自分のタスクが増える(もしくは自分にペナルティなり注意が入る、場合によっては再度採用をしなければならない)=自分が困る=退職しないで!」であって、その人のことを思って「会話・評価する」なんてことは、ほぼないです。こんなもんです。(極まれにあるので、そういう人に出会ったら、その出会いは大切にしたほうがいいです)

いずれにせよ、最初の2年ぐらいはどうしたって給料が上がらない。理由は、先輩方が稼いでくれているから。これは、日系も外資も同じ。ただし、外資よりも日本企業のほうが理にかなっているなと思うのが、その分ちゃんと新人を教育していると思うから。外資は本当に放置ですよ。精神病んじゃってもおかしくないし、出入りが多いにはちゃんと理由がある。よって、20代、30代の人として成長する時代に外資系企業にいることは、基本的におすすめしません。

研修は重要

私の印象ですが、日系企業のほうが研修が充実。外資系企業はそのあたりは「いい加減」。適当にオンラインコンテンツで「自主学習に励んでください。自分で勉強できないなんてことありませんよね!!!(高圧)」という企業が多いので、どう考えても、この人なんでマネージャになれたのかな?みたいな人がマネージャだったりします。おそらくですが、その比率は、日系と外資だと、外資のほうが適正がない上に、変な人がマネージャになっている率が高い。理由は簡単で…。

  1. すぐやめる(精神的に参りやすい構造になっているのを改善しないので、出入りが激しい。

  2. マネージャになるための研修などは、オンラインの適当コンテンツに任せっぱなし(日本にある外資というのは、あくまでも日本支店というあつかいでしかないことを忘れちゃいけない)

  3. 「長くいること=正義」であり、プロモーションの基準なども、能力よりもまずは「勤続年数」。

これ、日本人にすごく勘違いされやすいのですが、外資は【年功序列】です。上記のような構造になっているので、外資はとにかく出入りが激しい。そんな外資企業において、「勤続年数が長い」というだけで、正義です。これだけでも、覚えておきましょう。

入社して4年もしくは5年の間に…。相当優秀な人は、簡単に転職済み。残った人がプロモーションの対象に。そこから、プロモーションできる「人数」に当てはまること。なので、長くいても、上司からあまり印象に残らない(普通はプロモーションの数には制限ありなので)場合は、次のプロモーションを待つしかないです。

そして、こんなの待ってられない!と思えば「転職」。つまり、自頭のいい人、地味かもしれないけどいい仕事する人、優しい人、その人がいないと、実はチームがうまくまとまらない!みたいな人は、5年以内に転職済み。その中から残った人が上にあがります。つまり、すでに他の企業には転職できない、少々問題があるか、変な人、よほどその企業のブランドが好き、そうでなければ、マネージャになんてなれません。「外資のマネージャはすごいな」と思うのがまさにここ。良い意味でも悪い意味でも変な人が多いです。

残るのはどういう人?簡単です。上司に気に入られた人。そしてこの人たちが、リーダーであったり、マネージャになるわけで、彼らに「資質がある」わけでもなく「研修でその能力を向上させた」わけでもないです。少なくとも、私が今までいた外資企業では、そんなシステムはありませんでした(しつこいようですが、オンラインコンテンツがあるので、それを「リーダー研修」と言っているだけで、あんなのは、適当に数分経過すれば、誰だってやったことになります)。逆にちゃんと有人の研修があるところは、ぜひおすすめします。

ただし、この上司に気に入られるということは、本当に素晴らしい能力(これは本当に重要)。まずは「勤続年数を長くする」これが、上司に気に入ってもらえることの最低条件。「私はあなたを裏切りませんよ」という意味なんですね。そして「上司のお手間を掛けないこと(つまり、お互いに距離を取ること)」が重要です。いろんなビジネス書とか啓発本にきれいなこと書いてありますが、なんでこの重要な2点を書かないのか不思議。普通に考えて、上司は「日本人」です(外資の場合、外国人になることもありますが、ほとんどのロールで外国人が上司になるには、それなりに上のロールにならない限りありえないです)。よって「滅私奉公」することが何よりも大切。たぶんだけど、これ、外国人でも同じだと思うんですよね。というのも、外国人(米国、欧州、一部のアジア人という、ざっくりで恐縮ですが)って、日本人が思っているよりも転職しません。

「滅私奉公」ができない人は、残念ながら転職を繰り返すしかないんですね。はい。私がそうです。このタイプの人は、残念ですが、うまいタイミングで転職繰り返すしかないです。一方で、日系企業だと、実は部署異動なども可能なので、本当は日系企業のほうが柔軟だと思います(日本企業はなんだかんだで、優しいところがあると思う)。

日本にある外資系企業とは、ただの「日本支店」

ただの「支店」のうちの1つでしかありません。日本にありつつ、上司が外国人の企業であったり「レポートラインが本国」でない限りはあくまでも「日本支店」であることに注意してください。だいたい新卒新人さんに「レポートラインが本国」の部署やロールに入れることは、まれだと思います。しかも、上司が外国人だからうまく行くとは限らないので、ご注意を。

最初は可能な限り日本企業をおすすめします。

変な人の割合、度合いが全然違います。日本企業のほうが全体的に「おおらか」。よって、ポジティブな面もネガティブな面も、外資から比べれば「おおらかだなぁ」と思います。最初の社会人数年ぐらいは、おおらかな中で生活をして、社会人に慣れることをおすすめします。

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