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成長するための「負荷」とは?
前回は、成長するために「負荷」をかけることを考え始めました。今回は「負荷とは?」をさらに深掘りして考えてみます。
「負荷」をかけるとは、どのような種類や分類ができるでしょうか。広義で捉えると、「ストレス」や「リスク」も負荷がかかっていると言えます。
ざっくり分類してみると、内面と外面に大きく二分できます。さらに内面は、肉体的負荷とストレスのような精神的負荷に分けられます。外側は、お金や道具などが消耗する、消費する、紛失するなどの物質的負荷と、時間を使う、長時間か短時間かといった物質外負荷に分けられます。こちらは一言で言うと「コスト」と表現される分野です
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成長とは、できないことができるようになる、知らないことを知る、といった意味合いで話を進めますが、具体的にわかりやすい事例に絞ると「運動能力」について考えてみると理解しやすいでしょう。
早く走るようになるためには、肉体的負荷をかけます。その際、長時間ジョギングをするトレーニングと、インターバルトレーニングのように短時間で負荷を上げてスピードを上げて走り、一旦休息を入れて再び走る方法があります。どちらもタイプは異なりますが、体を追い込み鍛えていく過程で、過度に行うと筋肉痛を患うなどの痛みが出て、乗り越えることで強い肉体が手に入ります。前半の長時間ジョギングは持久力を高めるために向いており、インターバルトレーニングは速く走れるようになるのに適しています。そして、過度に負荷をかけると怪我をすることや、回復にかなりの時間がかかることになります。
精神的負荷は、苦手なものに立ち向かう際の嫌な気持ちを振り絞って向き合う、一歩踏み出すような気持ちや感情によるもので、メンタルトレーニングなどでより大きな負荷に立ち向かえるようになります。長時間のジョギングトレーニング中も、徐々に疲労が溜まってきて足を止めようと思っても、まだ頑張るぞ!と自分に気合を入れてもう1キロ伸ばす、といった気持ちの強さがトレーニングを通じて鍛えられます。
物質的負荷とは、怪我をしてしまって病院代などのお金を消費することや、走っている最中に靴が消耗して壊れるなどのリスクが伴うことが考えられます。走り続けると靴が磨耗するため、どのような靴を購入するか、耐久性がどれくらいあるのか、消耗して買い換えるのはどれくらいのスパンかといったコストもかかります。質の高い靴なのか、安物なのかでも違いがあります。また、トレーニングする時間を確保するため、その分他のことができなくなるといった時間のトレードオフも生じます。
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この負荷の種類の組み合わせや量、その質などが影響して、成長が異なってくると整理できるでしょう。外面については、特にコストを負担できるかどうかという余裕によるため、貧困格差が顕著に出やすいと考えられます。
さて、今回は「運動能力」、特に走力に絞って考えてみましたが、同じように受験勉強の知識の獲得、何かの技能の習得、競技スポーツ、趣味や仕事上のスキルの獲得などに応用して整理分析すると、よりよく学ぶことができ、成長の効率が確実に高まると考えられます。