リデンプションリーパーズ 200時間遊んだガチ勢によるガチガチレビュー(ストーリーのネタバレなし)

※2023/2/25に投稿したレビューにその後のアップデートによる改善点&変更点を反映して追記・修正しました。追記箇所は【追記】と表記しています。
※パッケージ版発売時点で私が確認している不具合について追記しました(2023/7/14)

2023年2月23日0時発売、2023年2月25日深夜1時にクリア。
あまりにも語りたいゲームだったのでまずはネタバレ控えめのレビューを書いてみた。
ストーリーのネタバレはないけど、攻略のヒントになるような情報はあるのでご注意を。
【追記】
クリア後から今までずっと遊んでた。
・ハードモード1周(Ver.1.0.4)
・ノーマルモード2周(Ver.1.3.0、Ver.1.4.0)
・イージーモード1周(Ver.1.4.0)
・New Game+は5章まで
・RTAチャート構築&練習中でノーマルモードをたくさん
いつの間にかプレイ時間が200時間を越えていた……。

1. 購入のきっかけ、期待していたこと

Binary Haze Interactiveの前作"ENDER LLIES"が非常に質の高いゲームだったので新作にも期待していた。
トレーラーの退廃的な世界観と雰囲気、歯応えありそうな難易度にますます惹かれて購入。

2. プレイ環境

・steam版 ver1.0.2
・最低スペックをギリギリ満たしていないPC
動作は特に問題なし。
ムービーが勝手にスキップされるバグに2度遭遇したが、ムービーは後から見直せるので大きなダメージは受けず。
その他のバグは遭遇せず、動作も安定していた。
【追記】
ムービースキップバグは修正済み。
その他、自分は遭遇しなかったバグがいくつかあったらしいが、ほぼ修正済みと思われる。
【追記2】
Ver.1.4.0以降、マップに落ちている遺物から得られるアイテムが、ゲーム内表記は1個なのに実際は2個取得できてしまう不具合が生じている。資金や武器の強化が楽になっているのだが、開発が狙った難易度にできているか心配。

<補足:レビュー者のSRPG歴>
SRPG経験の有無で印象が変わりそうなゲームなので自己紹介。
SRPGは古めのFEのみ(紋章、聖戦、トラキア、封印、烈火、蒼炎、暁)。
各タイトルの最高難易度もクリア。ちなみに一番好きなのは蒼炎。
最後に遊んだのが理不尽不親切の権化トラキアで、ここ10年くらいSRPGを遊んでいないため、現代SRPGの水準は把握していない。
敵ターンスキップとかあるらしいね(ってぐらいには知らない)。

3. 結論

夢中になってプレイを続けてしまった。初見クリアまでのプレイ時間は約30時間。ゲームの密度が濃くてすごく満足している。
難易度も歯応えありありで、程良い緊張感が終始続く。
ただ、SRPG未経験で遊ぶと難しすぎるかもという印象あり。
何よりもストーリーに心を奪われて空っぽになった。その勢いでレビューを書いている。
【追記】
アプデにより全体的に難易度は緩和。イージーモード(詳細は後述)も追加されたので、SRPG未経験でもとっつきやすくなったと思われる。

以下、ストーリーのネタバレはないが攻略のヒントになる情報はたくさんあるので避けたい人はお気をつけを。

4. ゲームシステム・バランスの特徴

①キャラは5人固定
FEのように多種多様なキャラクターはおらず5人でずっと固定。しかし、レベルと共にスキルが解放されてできることが増えていくから意外と飽きは感じなかった。あと、誰を育てるとか育てないとか、誰がいる子で誰がいらない子とか考えなくて良いのは楽。5人全員をしっかり活かさないと厳しい戦いばかり。全員できることが違うから、特徴をよく理解する必要あり。
一番のお気に入りは1人だけ2マス先にも連携できるルグ。でもルグはすぐ死ぬからやっぱり火力も防御力も頼りになるウルス。遠距離から一方的に敵を撃ち抜くカレンも捨てがたい。手数の鬼のサラも良いよね。グレンは壁。
【追記】
レベルアップ時に入手できるスキルポイントを割り振って各キャラのスキルを組んでいく要素はあるものの、あらかじめ設定されたキャラクターの役割(壁役、アタッカー役等)の範囲を超えるものではなく、攻略や育成の自由度はない。この点は期待しないこと。
自由度と引き換えにゲームバランスはよく作り込まれているので、最後まで気が抜けない戦闘を味わえると思う。
あと、グレンのことをイマイチな奴だと思ってたけど、アプデで防御力の成長率が強化&スキルが強化されて使いやすくなった。あと、グレンのポテンシャルを活かしきれていなかったことにやり込んでから気づいた。グレンもできる子。つまり5人全員超重要キャラ。
②連携攻撃
他のキャラの攻撃に合わせて待機しているキャラも連携して攻撃する。自キャラは攻撃した後に再移動ができるので、それを利用してキャラクターの配置をうまく調整すると、自ターンに莫大な手数が産まれて複数の強敵も殲滅可能。さらに、敵の反撃はこちらの連携攻撃が終わってからなので、連携を使って先んじて倒せば反撃を受けずに済む。ってかペラペラ紙装甲のせいで反撃受けてる場合じゃないので連携でどんどん倒さないと厳しくなる。
このゲームの根幹をなすシステム。
カットシーンでも灰鷹旅団は互いを助けるような連携で多勢に無勢を戦っているので世界観ともマッチしていてGOOD。
③キャラロストなし
5人しかいないから当たり前ではあるけども、HPが尽きるとそのマップからは撤退するが次の章では復帰する。しかし、1人減ると章のクリア自体が厳しくなる場合もあるので、序盤でやられたら基本的にはリトライを推奨。
逆に、クリア直前でうっかりミスした時はそのまま続行してクリアできるので気が楽(ただし、クリア時の評価が落ちてボーナス経験値が若干減る)。
④攻撃、防御のAP制
攻撃するにも防御するにもAPというポイントが必要。毎ターン7回復して、上限は戦闘開始時には10、最大13まで増える。
おもしろい点は1ターンに1回攻撃したら行動終わりではなく、APがある限り何度でも行動できること。なので、攻撃+防御、攻撃+攻撃など1キャラが1ターン中に複数のスキルを組み合わせて使うことができる。中盤でサラとカレンが覚えるAP消費の少ない攻撃スキルは連携攻撃と組み合わせると、4人での連携攻撃を3回起動して超火力を出せたりする。楽しい。
ただ、ペラペラ紙装甲の影響で、防御にもAPを割く必要があるので頭が疲れる。防御するAPが足りなくてルグがよく死ぬ。サラも。
⑤ペラペラ紙装甲
高難易度の最たる原因。防御力は一応レベルアップ時にも成長するが、そこまで上がらないので、敵の攻撃は2,3発(下手したら1発)くらうと死ぬ状況が終始続く。ウルスとグレンはダメージ軽減のパッシブスキルを覚えるからいくらかマシだけどそれでも死ぬ。5人共通で、「ガード」という受けるダメージを半減するスキルを使えるのでこれを使って敵のターンを凌ぐことが重要になる。また、ウルスとグレンはそれぞれ特徴的なガードスキルを、ルグは隣接キャラのダメージを軽減するスキルを覚えるのでこれらも活用する。
そんな感じでペラペラ紙装甲ゆえ、敵のターンはガードで凌いで、自ターンに連携で反撃ってのが基本的な流れになる。ガードしていれば防御力はそんなに高くなくても生き残りやすい。
これもまあ攻撃時に計算をミスって敵を倒しきれず、APも使い果たしてガードできずにルグが死ぬ。他のキャラもあっさり死ぬ。怖い。
【追記】
アプデによるバランス調整を経てもペラペラ紙装甲なのは変わらないので、安心してお亡くなりになってください。
⑥回数制限ありの回復
各キャラ、各章1〜2個だけ回復薬を使用できる。序盤は回復手段がこれだけなので、敵の攻撃を受けない又はガードで最小限のダメージに抑える戦法が重要になる。
逆に言うと各章で必ず1回は使えるので、回復薬の節約について章をまたいで気にする必要はない。回復スキルは中盤から一部のキャラが使えるようになるが、AP消費が重く、前述の通り攻撃にも防御にもAPは使うため敵との交戦中に使う余裕はない。
とはいえ、ゆっくりとダメージを抑えるように慎重に進めば回復薬は意外と余るのでそこまでキツくはない。序盤と、ゆっくりできないタイプのマップで効いてくるシステム。あと、高評価を狙う時にも。
⑦資金カツカツ
お金を稼ぐ手段が限定的。収入はマップに落ちてる換金アイテムを拾うぐらい。なのに武器は高えし、修理費はもっと高え。無駄遣いは本当にできない。
強力な高級武器を使っているとあっという間に資金が尽きるので、可能な限り安物で節制しなければならない。でもそうすると敵を殲滅しきれなくてルグが死ぬ。
【追記】
敵からの換金アイテムのドロップが多数追加されてかなり緩くなった(特に序盤)。よっぽど無駄遣いしない限りは資金難に泣かされることはないかも。でも、クリアする度に自分のプレイが効率化されていってるから正直もうわかんない。
⑧遊撃戦
攻略済みエリアを再攻略できる。攻略中に泣く泣くアイテムを取り逃がしても安心な設計。自分はターン数をかけまくってアイテム全回収していたので、全編通して遊撃戦は一度も行かなかった。
レベリング、資金稼ぎ目的のシステムではないと思った方が良さそう。武器の消耗で赤字になって財政難が悪化する可能性が高い。
初心者救済に見せかけて財政難に陥らせる罠かも。たぶんぼったくり武器屋の陰謀と思われる。
【追記】
獲得アイテムに調整が入り、普通に黒字が出るようになった(当たり前じゃね???)。救済としてきちんと機能するようになっているので安心して利用して良い。
でも、基本的に遊撃戦はやらなくてもクリアできる。

5.良かった点

①理不尽&運ゲーのない高難易度
敵の命中がかなり高いので回避はほとんど期待できなかった。一方、敵の回避率も著しく高い個体がいたりはしないので、命中が不安な攻撃をしかける場面はかなり限定されていた(この辺りは各キャラのスキル振りによって違うかも)。
また、敵側に必殺率も設定されていないので、不運な事故死は起きない。
戦闘におけるランダム要素をかなり排除している(あるいはプレイヤーの工夫次第で排除できる)ので運ゲーに陥らないし、低確率を連続で引いて理不尽に死ぬこともない。ルグがすぐ死ぬのはただただプレイヤーのミス。
5キャラに絞って自由度を減らした分、理不尽のない高難易度を実現できている点は高く評価したい。
あと、敵個体のステータスは各章固定でランダム変動なし。トラキアみたいに不意に移動力が伸びてたりなんてしないから安心。
一方、運ゲー&理不尽がない分、型にはめてしまえば安定するので、ターン数評価さえ無視すれば作業的にクリアできるマップも多かった。
ただ、難易度の高さへの悲鳴もそこそこ見かけるので、単一難易度のゲームでは限界か。
【追記】
安定して攻略できるなと感じ始めたら、各章クリア時の評価A(短いターン数&キャラクターの撤退0名)を目指して遊ぶのがおすすめ。程よく攻めた進軍が必要になるので良いスパイスになる。
なお、ハードの第1章だけは回避が2回発生することを祈る必要がある運ゲー仕様になっている。
②連携の配置パズルが楽しい
連携攻撃がね、最高。中盤あたりから4,5体の強敵が突撃してくるのを捌くシチュエーションもあり、壁キャラで敵を足止めした後に、配置を工夫して連携攻撃で殲滅し切った時の爽快感は格別。
さらに、各キャラのスキルで隣接・非隣接時の強化やアクセサリーで行動順による強化もあるからもういろいろ管理したり計算したりするのが大変で楽しい。
③資金管理が楽しい
節制しないと多分資金が尽きて詰む。
強武器使い放題はできないから、いかに弱い武器で戦うかっていう点でも頭を使う必要があって楽しい。自分はかなり節約志向のプレイだった(+後述のとおりパーティが筋肉モリモリだった)からそこまで資金難にはならなかったけど、要注意な点であり楽しいところでもあった。
1点だけアドバイス。修理は新品買うよりも高いっていうぼったくりなので、店売り武器は新品を買い直すべし。修理は強化した武器や1点ものの非売品に使うことが想定されている。
【追記】
アプデで金策面は大幅に緩和されたため、資金管理はそこまで気にかける必要がなくなった。さすがに高級武器をずーっと使っていたら資金不足になるかもしれないが……。初期Ver.の貧乏旅団っぷりをもう味わえないのはちょっと残念。
④引き込まれるストーリー、キャラクター
序盤はあまり盛り上がらない感じだったが、中盤から一気に盛り上がり、最後はもう結末が気になってプレイを止められなかった。5人全員で戦ってるからキャラクターへの愛着もすごく湧いた。ルグとか、トレーラー見た時は「中二病!w」って感じだったのにめっちゃ好きになっちゃった。強いし。
んで、もうエンディング、なんというかエンディングがね、めちゃくちゃ刺さった。ネタバレになるので詳細はもちろん書かないんだけど、ぜひ灰鷹旅団の戦いの行き着く先を自分の目で見届けて欲しい。
プレイを通じたキャラクターへの愛着がストーリーをより味わい深くするから、動画でネタバレ見ちゃうのはもったいないと思う!!!ほんとに!!!!!!!!

6.気になった点

①ストーリーの進展が遅い
ストーリー全体としては良かったが、なんせ進展が遅い。遅すぎる。亀の歩み。2,3章クリアしてようやく話が進む感じで、1章クリアするのに約1時間かかってるのに、全然話進まねーじゃねーか!ってもどかしくなった。ゲームしてて会話シーンやカットシーンを心から待ち望んでいたのは初めてですよホントにもう。
中盤までは話の盛り上がりどころにも欠けるから、飽きてやめてしまう人が出そうで心配。とりあえず15章までは遊ぼうね(ここからが本当のリデンプションリーパーズだ)。
②味方NPCが無能
連携攻撃を使わないとまともな戦闘が成立しないゲームなので、それに参加することができない各種NPCはほとんど役に立たない。こちらの陣形を邪魔するだけだし、無謀に突っ込んでいって勝手に死んでしまう。
市民救出や護衛のミッションを除けば、NPCは倒れてもデメリットがないから気にする必要はないが後味は悪い。
しかし、とある章の護衛対象は動き方が完全に頭おかしいので全プレイヤーが発狂するはず(クリアした今となっては良い思い出かも)。
【追記】
とある章の頭がおかしい護衛対象はアプデで動きがまともになった。
ゲームとしてはアプデ後が正しい姿だと思うけど、二度とあのアホに会えないと思うとちょっと寂しい。
③ランダム成長が怖すぎる
素の成長率が低めなのでヘタれる時はとことんヘタレそう。ある程度のブレはアクセサリー、パッシブスキル、高級武器、ドーピングアイテムで吸収できそうだけど、資金的にも限界はある。
特に筋力がヘタれたら殲滅が全く間に合わなくなってものすごく辛くなる気がする。
出撃前の拠点でボーナス経験値を割り振れて、この際のレベルアップはセーブ&ロードで厳選可能。章クリア時に調整できるキャラはレベルアップ直前で止めておくと少量のボーナス経験値で厳選できる。
途中でランダム成長の恐ろしさに気づいたので、キャラによって不足するとやばそうなステータスを補う形で厳選を利用した。そのせいでみんな筋肉モリモリのムキムキマッチョマン&マッチョウーマンになってしまった。
ランダム成長に関してはもう一歩工夫が欲しかったところ。
【追記】
アプデにより出撃前の拠点でのレベルアップ厳選はできなくなったので注意(遊撃戦を挟む手順を使えば一応可能)。
初見時は上記のとおりランダム成長をマイナスに捉えていたが、やり込んだ後ではプレイヤー側の工夫でどうにでもできる要素であり、むしろおもしろい要素だと感じている。
攻撃力は武器の種類、パッシブスキル、武器の強化、アクセサリーで容易に盛れるので、ランダム成長のブレを十分に吸収できる範囲だと認識を改めた。防御力は盛りづらいが、HPはほぼ確実に上がるから耐久面はレベルに応じて順当に伸びるし、そもそも上手く配置すれば敵に殴られるシーンをかなり減らせるゲームなので、防御力は全然上がらなくてもそんなに困らない(もちろんあればあるだけ楽になるが)。
少なくとも「ランダム成長の結果次第でゲームが途中で詰まる、クリアできなくなる」なんてことはないと言い切れる(遊撃戦での稼ぎもきちんと救済として機能するようになっているし)。
ただ、初見時の自分を含め他の方のレビューを見てもランダム成長にマイナスな印象や不安を抱いていた人はかなり多い。
ランダム成長の結果に対してパッシブスキル・武器・アクセサリーで不足を補って調整していく、というデザインがプレイヤーに十分伝わらなかった点が問題なのかも。資金難が解消されていくらか伝わりやすくなっているのかな?

【追記】
④ゲームテンポ
初見時はほとんど気にしていなかったが、やり込むうちに気になってきた。
というのも、初見時はかなり慎重にキャラクターを動かしていたので、味方ターン5分に対して敵ターン30秒ぐらいのバランスだった(具体的な数値は適当)。
即断即決でキャラを動かしたい性格の人の場合、味方ターン1分に対して敵ターン30秒ぐらいのバランスになって「敵ターン長いな」って感じる可能性が高い。一部の敵の移動・攻撃モーションがもっさりしているので、そこが嫌になる可能性もある。
自分も最近はRTAの練習していて、味方ターンはもちろんサクサク動かすので敵ターンが長いなって感じている。倍速機能が欲しい気はするが、敵ターン中に次ターンの動きを思い出している節もあるので敵ターンが短くなったらガバが増えそう。

7.どちらとも言えない点

①UIとか
ツイッターやSteamで感想を見ると、最近のSRPGで搭載されているような便利機能が欠けていたり、UIに不便を感じる人もいる様子。自分が遊んだ範囲ではそこら辺はあまり不自由感じなかったけど化石SRPGゲーマーだからわかんない。
【追記】
アプデで以下の機能が追加された。
・カーソルの高速移動
・敵攻撃範囲の一括表示
以下の機能はあったら嬉しいけど現状実装されていない。
・マップの拡大、縮小
・敵ターンの早送り
②お値段
約6,000円は高いと感じる人もいるかも。
自分はゲームの価格をあまり気にしない質なので、今回書いているレビューでは評価に勘案していない。
クリアまで30時間弱でその後にハードモード解放ってぐらいで、FEみたいに他のキャラ育ててみようとかのリプレイ性は薄め。
でも、ゲーム体験は間違いなく濃い。

8.イージーモード、NewGame+について(項目追記)

①イージーモード
初回プレイ時はイージーorノーマルから難易度を選択することになる。難易度選択後、プレイ途中での変更はできないので注意。
ノーマルモードとの比較を以下に示す。
・敵のHP、攻撃力、防御力が減少。
・敵の命中率、回避率は変更なし(全難易度共通っぽい)。
・敵の配置、増援の数やタイミング、入手できるアイテム、経験値の量、敵の行動AIは変更なし。
というわけで、自分が1周して調べた限りでは敵のHP、攻撃力、防御力の減少以外の変更がない。
ただ、これだけでも戦闘が全体的に安全になり、特に序盤はかなり楽になっている。コツをつかむ前にボコボコにされて投げ出す、みたいなことはイージーモードなら起きないと思う(ノーマルモードでもなんとかなるのかな、わかんない)。
ノーマルモードで始めて第5章~第10章を越えられるならその後の章も大丈夫だと思われる。逆に第1章~第4章までで「難しすぎて無理!」と感じるようだったらイージーモードでやり直した方が良いかも……。難易度選択は難しいなあ。
でも、終盤は敵のステータス減少の影響が小さくなるので、正直ノーマルと比べて難易度はそこまで変わらないという印象。
ストーリーだけ見たい人が終始サクサク進められるという難易度ではなく、戦闘の厳しさも十分に味わうことになる難易度だと思われる。
②NewGame+
クリアデータを引き継いで第1章から遊び直せる。自分はまだ第5章までしか遊んでいないが、戦闘はかなり楽な印象。
回収し忘れたアーカイブを埋める作業とか、トロコンのためのレベル上げとかが気楽にできる。
アプデ前はクリアデータでできることが何もなかったので、使い道ができただけでも十分かなって印象。
ただ個人的にはあんまり興味をそそられていない(ダクソやエルデンリングでも同一キャラでの周回じゃなくて新キャラを作り直して遊ぶ派)。

9.総評(全体的に追記・修正)

刺さる人には刺さるタイプのゲーム。自分にとっては神ゲー。
しかし、システムもストーリーも人を選ぶところがあるので全人類買えとはなかなか言いづらい。
ってかまあ、一番はエンディング。あまりにも語りたかったのでネタバレ込みのお気持ち感想を書いたりした。
Binary Haze Interactiveは「世界観や雰囲気を重視」を標榜してるので、ゲームプレイ部分が難しいのはあくまでもモース蔓延る世界の過酷さを物語るためなんだなと思ったり。
なので、トレーラーを見て雰囲気が気に入った人はSteamストアの商品説明を読んでもらって、なんかおもしろそうって思ったら買って損はしないはず。
ゲームプレイ部分は質実剛健といった感じで、ENDER LILIES同様に高品質。今後のタイトルも期待できるなという印象(だったのだが、世間的には賛否両論みたいで悲しい)。
すでに続編を待機中。はよ。

10.動画の宣伝

リデンプションリーパーズのノーマルモードRTAの解説動画を投稿中。
見てくれると嬉しい。

おわり

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