感染、発症、重症化

AKIRAです。
今日は、気になったことがありましたので、ここではっきりとさせておきたいと考えています。


感染の評価

これは、かなり難しい話になります。
そも、「感染」というのは、細胞内にウイルスや病原体が侵入してくる現象をいいます。

PCRであれば、ゲノムを検出することで感染の有無を評価できそうですが、それは非常に小規模な感染も拾ってしまうので、適格とは言えません。
つまり、人間を対象とした検査や評価において「感染」を扱うことは現実的ではないと言えるでしょう

発症の評価

これについては比較的簡単だと思います。
咳や発熱等の症状を確認すればよい。(まあ、咳に関しては感染後期に出てくることが多いため、評価のタイミングとしては遅いと言えなくもないのですが)

ですので、発症を予防することは現実的な範囲の話であると言えるでしょう。

重症化の評価

これについても容易です。
リスクファクター軍や既往歴などで予測することはできますし、中等症になった時点で重症化した場合を考えることができます。

では、医療の限界はどのラインなのか

まず、感染は医療の範囲で評価できるものではありません。
無症候キャリアなんていう概念は考えるだけ無駄です。
病態が目に見える形でない限り、何百という種類のウイルスを特定することは不可能です。…というより、そんなことをしている間に患者は回復していきます。

その点、発症は何かしらの形で評価は可能でしょう。場合によっては、その対処までスムーズに行えます。
既知のものであれば、対処は早いうちからしておいたほうが無難です。

最後に重症化についてですが、こうなると逆に医療とっては非常に難しい話になってきます。悲しい話になってしまいますが、すべての症例を寛解・治癒に持っていくことは難しいです。
ヘルペスウイルスなんて神経細胞に潜伏しますからね。

これらを踏まえたうえで

さて。とりとめのない話を続けていますが、ようやく本記事のメインです。

皆さんは、「感染」「発症」「重症化」のどれを防止することができればワクチンのデザインとして合格だと思いますか?
私は「発症」の時点で止められることが理想だと考えています。

皆さんの意見はどうでしょうか?
私の意見の理由については、気が向いたら記事にするかもしれません。

短いですが、以上になります。
それでは。

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