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転職のメリット・デメリット

こんにちは。
あきらです。

今日は『転職のメリット・デメリット』について話したいと思います。
私自身も2回の転職活動、またこれまで転職広告市場での営業や、キャリアアドバイザーなど転職者支援を通して、採用側とも転職者側とも多く話をしてきました。

なので、採用をする側のリアルな話、採用される側、中途社員としての気持ちの話も含めて話をしたいと思います。

【目次】
1.転職は悪か
2.採用側の悩み
3.転職者の悩み
4.転職のデメリット
5.転職のメリット
6.まとめ

1.転職は悪か
転職しようかと悩んでいる方は多くいると思います。
僕自身も最初の会社に入社して2年半、転職を初めてするときはかなり悩みました。
「果たして自分に市場価値があるのだろうか」
「次の会社でも同じことになるのではないだろうか」
「今の会社ほどいい人がいるところなんてあるんだろうか」

そんなことを毎日考えては不安と戦っていました。

しかも今の日本は転職が活発になったとはいえ、
まだ転職にはネガティブな印象が多くあります。

結論からお話すると、転職は悪かどうか。それは半分正解で半分不正解です。どういうことかというと、
単なるネガティブなだけの退職はNG、それ以外の理由があるのであればOKだと思っています。

特に若いうちは、自分でも気づかないくらい環境や周りの人の責任にしてしまう、「他責能力」があります。
それは、情報量が大学の比じゃなく膨大になり、
整理させてもらう時間すらなく、自己防衛の為に他責にしてしまう。

この行為は実は心理学の世界ではメジャーなのです。
※ピッチャーが暴投したときに、地面を蹴ったりグローブをたたいたりするあれと変わりません

ただ転職が簡単にできてしまい、しかも市場的にも売り手市場と言われているこの転職市場では、他責を軸に転職に踏み切ってしまう人が後を絶ちません。

僕自身も1社目を辞める時はネガティブが多かったです。
しかし幸いなことに転職活動時に、自責の大切さに気付いたおかげで、
2社目では活躍し、次のポジティブな転職につながりました。

転職をしてしまう前に、
「今の自分にもできることがあるのではないか」
「あの失敗は変えれないけど、この仕事は変えれるんじゃないか」

と、1度しっかり振り返ってみてください。

その先に、まだどうしても納得できないことなど、
変化を自分自身で及ぼせないことが多くなってきたら転職を再度考えましょう。

2.採用側の悩み
採用する側の人は、実は転職者以上に多くの悩みを抱えています。
考えてもみてください。会社からは自社の利益になる人を連れてこい!と言われるだけで、答えの無い正解探しを強いられるわけですから。

しかも1度雇ってしまえば、その人が成果を出すまで給与は払い続けるわけです。会社の責任者、現場の責任者、はたまた入社した人からも板挟みにされ、泣き言も言えない状況です。人事は本当に大変な仕事なんです。

しかもこれは確実に言えることですが、
新卒も中途も、採用に正解なんて一生かかってもでてきません。
むしろ正解の道が出てきてしまったら、もうロボットが会社を経営する時代になってしまいます。

ただ、僕の持論ですが、
採用成功確率、採用後成功確率、辞職率軽減率は、
極限まで減らすことは可能です。

それは決してツールで解決するわけではありません。
”想い”です。

「自分たちの会社はこういう会社だ。」
「自分はこういう人を採用する。」
「採用された人はこうやれば活躍できる。」

という断固たるメッセージをいつも持っておくことです。
失敗はするでしょう。ですが、失敗した先に改善がみれるのは、
確固たる思いを持って活動した後にあります。

3.転職者の悩み
僕は1社目を次の仕事が決まる前に退職をしています。
あの時の不安感はすごかったです。

1社目では関西で1番評価の高い内定者、
だなんて調子にのっていましたが、いざ、転職市場にでてしまえば、
3年目そこそこの何のとりえもない小男でした。

だからこそ、僕は就職活動の時以上に自分の人生について振り返りました。
原体験はなんだったのか、会社ではどんなことに価値を発揮したのか、逆にどんなことが自分の弱いところなのか。徹底して考えました。

 最後にたどり着いた答え、さらに、今後転職する方にずっと持っていてほしい考えが1つあります。

それは、
『覚悟を持つこと』
です。

死ぬこと以外かすり傷、なんて本もありますが、
あれだって覚悟を持つ為の言葉です。

やれるかやれないかじゃない、やるしかない、やれないんだったらやれるまで頑張るしかない。という覚悟を持つことです。

覚悟を持つことは簡単ではありません。
本気の覚悟にはそれ相応の決意するきっかけが必要になります。

僕は当時お金がありませんでした。
お金が今より稼げるなら、どんな仕事でもやってやる
おれにはまだチャンスがある。
そんな覚悟を持っただけで、転職後の気持ちは楽になりました。

4.転職のデメリット
まずはデメリットのほうから上げていきたいと思います。
いつも僕は物事を考えるときには最悪の事態から考えるからです。

これまで転職者の方を多く見てきて、また、転職者を受け入れた企業を多く見てきて、思う転職のデメリットは、
「軽はずみな決断により戻ることが出来ない負のスパイラルに突入する」
ということです。

前職でどんなに優秀だったとしても、
何の覚悟も持たずに転職して、そこで続かなくて辞めたとしましょう。

どんなにやむを得ない理由があったとしても、
僕が人事なら基本的にはほかの人よりも疑ってかかります。
だってうちでもすぐ辞めるんじゃないかって思いますよ。

選べる幅が少なくなる。
そうすれば何かを捨てて何かを得るって部分の、
捨てるものが多くなる。

そこでマインドチェンジができなければ、
ずるずると答えの無い答え探しをしてしまい、挙句の果てには抜け出すことができない泥沼にはまってしまう可能性はあります。

そんな人を多くみてきました。
転職は決して軽はずみにはすべきではありません。

5.転職のメリット
一方で、得られるものかなり多くある。というのも事実です。

新しい環境にしかもそこそこの年齢になってから飛び込むのは、
かなりの負荷がかかります。新しい人と1から関係構築をする。業界が違えば使える知識やノウハウも少ない。勉強のし直し。なかなか結果が出ないことによる焦りや不安。

でもその負荷が、「人間力」を高めると思っています。
自分が間違っているんだ。と気づく力が付きます。PDCAを回すための総合力を身に着けることができるのは、
よっぽど自責能力が高い新卒か、中途社員だけだと思います。

また幅広い業界知識は、業務に直接かかわりが無くてもおおいに活かすことが可能です。ビジネスなんてあくまで人間が営んでいる行為ですから。共通する考え方や対処の仕方なんてたくさんあります。

僕も1年目のときに師匠と呼んでいた人は中途社員でした。
また2社目で師匠と呼んでいた人、その人の師匠にあたる人は中途の人だったみたいです。

6.まとめ
かっこいい大人になる
かっこいいビジネスマンになる
為には、外の世界をみることは必須です。

やりたいことがある。やれない理由がある。
そんな人は、まずその思いをもっと燃やしましょう。
行動を早まる必要はありません。

まずは今の環境で本当にできないか探してみてください。
次に転職する前に外の人の話を聞いてみてください。

聞けば聞くほど心の中にフラストレーションが溜まるはず。
そのフラストレーションの量が多ければ多いほど、
そこから抜けたあとの飛躍は大きくなるはず。

別に転職しなくても外の世界はみえます。
でも行動したくて、自分を変えたい人は、数ある選択肢の1つとして、
転職があるのは決して悪いことではありません。

外に飛び込む覚悟がもてたら、
まずは動いてみるのはいかがでしょうか。

いつでも相談にのります。

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