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算数の過去問あと5点アップ術

計算ミスも減ってきた、一行題も見たことがある問題はだいたい解けるようになってきた。でもまだ合格点には届きそうにない。では、どうすればよいか? というテーマでお話しします。


①今までの勉強を続ける

毎日のルーティンを続けたからこそ、計算の精度が上がったり、解ける一行題が増えてきたはずです。よい習慣はラストまで続けましょう。さらに精度とスピードを上げれば後半の問題を解く時間が確保できます。

過去問と比べて、毎日の計算が簡単だなと感じるときは、銀本や前期日特テキストから計算問題を選んでやってみるのもよいでしょう。負荷が増える分、問題数を減らすなど調整してみてください。複雑になるとミスが増えるようでは、入試の時点では不安が残ります。塾で習った通りにやってみましょう。

2024年鴎友学園②の計算問題 普段の計算や模試の計算よりも難しく感じます。分配法則を使って工夫します。(100点満点で計算2問。17点もあります。)

2024年鴎友学園②の計算問題

6年生の計算ミスで多いのが、

①先に処理する部分のある逆算
先に処理しないで迷子になる。
②約分の拾い忘れ
約分した後の数字を小さく書きすぎて見落としてしまう。
③÷分数の逆算
本来かけ算すべきところをなぜか、ひっくり返してかけ算、つまりわり算してしまう。÷の記号を丸で囲んで意識すべし。
④自分の計算力を過信している
この数字おかしいなと思ったら、確認する謙虚さを持つ。1点勝負になるのが入試。
⑤帯分数を仮分数にするときの暗算ミス
ミスする自覚があるなら筆算する。あとで見直したり、直したりの方がロスする。

6年生の計算ミス

この数字おかしいなと思ったら、確認する謙虚さを持ちましょう。1点勝負になるのが入試です。自分の勘を信じてみてください。「この数字やだな、計算しにくいなあ」は計算ミスの合図です。 突っ走る前に周囲を確認しましょう。今、気づけばまだ間に合います。

計算ミスも減ってきたというだけで、ゼロにはなっていません。先日の公開模試だと私の教室の場合、最上位クラスは9割が全問正解、だいぶ仕上がってきています。2番手、3番手クラスだと6割くらいが全問正解、まだまだミスがあります。「伸びしろしかないじゃん」状態です。残りのクラスは2割から3割、やはり毎日の計算と一行題を丁寧にやるべきです。

わからなければ解説を見て理解しましょう。この時期ですから、まずは自分で何とかするべきです。中には難しい問題もあるかもしれません。印をつけたり、付箋をつけておいて授業後先生に質問してみましょう。この時期の6年生であれば質問の質を上げるべきです。全部わかりませんという質問ではなく「(1)まではできた」、「授業中の解説でここまではわかったので、この続きを教えてほしい」などの質問にしてみましょう。質問して終わりだとまた、間違えます。夜の一日のふり返りの10分間(⑦で説明)で質問した問題をもう一度見返しておきましょう。

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